台湾旅行
妻と台湾に行った。結婚3年目で初めての夫婦での海外旅行になる。
「台湾はご飯が美味しい、日本語が至る所にあるので困ることもない」 出発前に色んな人にそう言われた。それだと日本とさほど変わらないのではないか、出費と距離は大きい方が得れる感動が大きいのではないか。苦労が経験をより思い出深くするのではないのか。みんなが台湾を褒めるのは居心地に対するコスパの良さなのではないか。
それに暑く虫が多いと聞くがゴキブリどうだろうか、潔癖症気味の妻でもご飯を食べられるのか。それでも同僚に「しかも、千と千尋の舞台の国だよね」とこたえる。実際には違うだろけど。
幼い頃。父親に連れられて「サッカーのショーに行くよ」と言われた。 その言葉を受けて「自分がショーに出るんだ」と勘違いして、どうしても行きたくなくて泣き喚いて拒否したことを思い出す。子供の抵抗も虚しくショーに行ったが、すぐに自分の勘違いに気づいた。そしてショーが終わる頃にはすっかり感動していた。台湾旅行もゴギブリがいるのかとか、日本と同じなのかはいかなければ分からないのだ。
そして、台湾から日本に帰ってきてからはルーローハンを3日連続で作っている。 つまり台湾旅行ははサッカーのショーだった。素晴らしかったのだ。 台湾の写真を見返してはまた絶対に行くことを心に決めている。妻はルーローハンは苦手だったらしい。
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