夜の散歩は電車を目指す
春に転職して今までの生活が一変した。清く正しく美しく、朝起きて日付が変わる前に寝る生活を好んでいたのに、今では日付が変わるくらいに帰宅する。
このご時世で、しかもIT会社というアドバンテージがありつつも在宅ではなく出社である。田舎の母も聞いて呆れる具合である。
これを夜型の生活と言うには大袈裟だけれど、帰りの駅のホームの酔っぱらいの多さはまさに夜だし、訳のわからない小言を言うサラリーマンや肩を組んで大名行列する大学生一行を見ていると、「やっぱり夜だ」と思う。
夜の住人を前に真