海外事業を成功させるには
Sai&です。私は現在会社員ですが、新しい目標として「経営者になる」という目標に向けて日々、営業活動に邁進しています。
今回は私の過去の経験から、日本企業が海外事業を成功させるために必要な5つのポイントを紹介します。
より具体的な対応策・事例などについて知りたい、意見交換したいなどあればお気軽にご連絡ください。
saian.co.jp@gmail.com
1.法人登記・ビザ発行ができないなら進出は無理
外国で働いたことのない人でこの感覚を持っている人は少ないですが、現地で金銭の授受が発生する場合、特にその人に適切な労働ビザがあるかは、必ず問われます。申請には給与水準や年齢などの条件がありますので、パスポートを取るように簡単な手続きだと考えるのは誤解です。
私の意見では、ビザの取得可否も進出国検討時の検討項目に入れるべきだと思います。ビザが取れないかつ現地パートナーがいないなら進出できない、と言える程の重要項目です。
2.スケジュールはある点を抑えるとコントロールできる
よく海外事業は遅延すると言われますが、実際ある程度はコントロールできます。主な要因は、現地の従業員や取引先がどういったサイクルで動くのかを十分に把握していないことにあります。(例えばヨーロッパの夏2ヶ月は動かない、という前提に立った方が良いなど)
現地のサイクルを踏まえて、しっかりスケジュールを握るのが肝要です。(なお、スケジュールを握ったとしても、守られないのは当たり前です)
3.日本人メンバーとローカルに情報格差を生まない
よく日本人の経営層で、「阿吽の呼吸で進められるから」というような理由で、日本人メンバーにしか重要な情報共有をしない人がいます。
これは逆効果です。
結局その後実務者は、ローカルスタッフに指示を出すが、ローカルは何の意図があってこれが起きているのかがわからない、
その結果、意図した方向と逆に走り始めたり、重要な幹部が「社内の意思決定プロセスがわからん」といってやめていったりとそのマイナスをカバーする方が大変になる場合が多いです。
4.必要経費をケチらない
「海外に進出して成功するかわからないので、最小限の投資で進めたい」という声がありますが、一方で、踏み込むべき時に費用を出し惜しむと、思いもよらないツケが回ってきたり、結果的に大幅遅延に伴う費用増加につながったりします。例えば事業立ち上げ初期に、実務メンバーを送り込まないなど。
これは国内事業においても同じかもしれませんが、特に海外は高い物価や人件費に応じて、この費用水準が高くなるため二の足を踏みがちです。
5.ローカルをキーマンに登用する
当たり前ですが、現地の人材を重要なポジション(キーマンとして)活用することが成功の鍵となります。
先ほどの「阿吽の呼吸」を前提とすると最初はハードルがあるかもしれませんが、出向者同士の情報交換なんてたかが知れています。
ローカルを採用することで、市場が何を重要視しているのか、思いもよらない関連規制の存在など、
知りたい情報1に対してローカルメンバーと議論を進めると、それが3にも4にも膨らんでいくことがよくあります。
また、同じ国から雇用された人が、要職についていると、
必要な相談事項もあげやすく、また従業員自身のモチベーションにも繋がり、従業員の定着率も格段に上がります。
以上5点のより具体的な対応策・事例などについて知りたい人はお気軽にご連絡ください。
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