私はあの日、母のおなかを選んだ
※これから続く話は
過去に母親に「私の生まれ方」を聞いたときの記憶をもとに
現在の私の視点から書いてみたものです。
(胎児記憶とかはありません。)
私が母のお腹に来る時にはすでに
母のお腹は「帝王切開済み」だった。
よって次のお産も帝王切開と決まっていた。
私はそんな母のお腹を選んだのだ。
産まれる場所は「病院」の「手術台」の上と決まっていたのだな。
「病院」や「手術台」とは
産まれた時からのご縁でしたか。
えらく長い間お世話になりました。笑
はなから、「自分で生まれるぞ!」ではなく、
「誰かにこの世に出してもらうぞ〜!」
って感じだったんでしょう。笑
今もそうでしょう。
「自分でなんとかする!」という時にはあんまり上手くいかず。
周りの方々に委ねた方が、物事が上手く進んでいく。
ずっと“チームスポーツ”をしてきたというのもあり、
常に周りには「仲間」がいてくれたり、と
以前から多くの方々に支えられてきたが、
ここ最近更に『周りの方々の支え』を強く感じている。
私の誕生日は7月9日
私は「帝王切開での誕生」なので、
現実的には「母(家族)」と「医師(病院)」によって決められる。
母は「七夕を誕生日に!」なんて思ってたらしいが、
残念ながらその日は主治医の手術日ではなかったそうだ。
(織姫にはなれず…笑)
結果的に手術日は七夕から2日ずれた
9日となった。
『生年月日からみるあなたの性格と運勢!』
みたいなサイト。
皆さんも一度は使用したことがあるのではないでしょうか?
何かを占う際にほとんどで「生年月日」を使う。
算命学やら、星座占いやら、色々あるし、
私もネットで検索してみたり、実際の先生に見てもらったりもしたことがある。
その際言われる「生年月日からみた特性」とかって何かと当たってたりする。
「不思議なものだな。」といつも私は思っていた。
自分で生まれてきたなら「誕生日も自分で決めた」とも言えるが
私は「病院の都合で」誕生日が決まった。と思っていたから。
でもたまに、
母の希望だった七夕の7月7日に変更して検索をかけてみることがある。
面白いことに「これは私“っぽく”ないなぁ」的なことが綴られている。
現実世界的には
私を取り上げる産婦人科の医師や病院のスケジュールによって
私の誕生日が決められたようだが
その偶然は必然であったのだと
今の私は思っている。
あの日、あの場所で生まれたくて
私は母のお腹を選んだ。
そんな感じで自分の「生まれ方」を
「私」から捉えなおす。
【追伸】
「またお腹を切ることになる」とわかっていながらも
子ども(私)を迎え入れ
「10ヶ月」と「生まれてから今まで」を
育ててくれた母には
感謝してもしきれない。
心からありがとう。
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