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2024年10月19日-10月25日

2024/10/19
土曜日。ゆっくり寝るぞと決めていたので9時過ぎまで眠った。私がゆっくり眠っている日に限って彼は早起きで、台所でせかせかしている。「ホットケーキだぞ」という。今月ホットケーキが多いのは、牛乳を消費しなければいけないからだと思う。ホットケーキを食べるたびに、ホットケーキが与えてくる凄まじい幸福感について考えている。なんだこの愛くるしい食べ物は!蜂蜜をゆらゆらとホットケーキの上で踊らせている時が幸福の頂点。前回よりもふわふわだった。生地を作って少し時間を置いたからかもしれないと彼はいう。

ホットケーキな朝ごはん

午前中は、病院へ行って顎の調子が悪いと伝えるが、レントゲンをみても異常はなく、CT検査を一応しておこうといわれ7千円近くとられた。CT検査の結果をまた後日見に行かなければならないとは面倒で仕方がない。病院って好きじゃない。

家で仮眠をとって、夕方頃に大阪へ行き、立ち飲みで一杯ひっかけてから青葉市子のライブへ。奏でる音から、何かが見えた気がしたのは初めての体験だった。鈴虫が鳴いているのが聞いているときのような、風の音を聞いているときのような、そんな感じ。うつくしい音たちだった。

ライブを終えて大阪駅前ビル内を歩く。どの居酒屋もいっぱいで安い酒を飲んで顔を赤め、おおきな声で話す人たちを少し蔑んだ目で見てしまう。この場所の空気を吸いたくないと思ってしまう。青葉市子の声を、音を余韻をたっぷり含んだままでいたかったので寄り道せず帰宅し、家で温かいそばを食べた。

私の中に森の静けさのようなものもあるけれど、頭をぶんまわすような荒々しさもある。とか思う。何が言いたいか自分でもわからないが、そう思った。

久しぶりに初めましてのお店に入って、ゆっくり彼と話しながら過ごしたのは良かった。お酒を飲むとたくさん話せる。


2024/10/20
日曜日。朝ごはんを食べるには遅い時間に目覚めたので朝ごはんは我慢しようと決めて家を出る。今日は友人と濱田英明さんの展示を見に行く日。朝ごはんを我慢したはずなのに、駅前の鬼平コロッケの前で足を止め、おにぎりとかぼちゃコロッケを買ってしまう。全く我慢できなかった。

展示をみて、昼食をとって、また展示へ戻る。

展示

なんだか疲弊して帰宅した。


2024/10/21
月曜日。くしゃみと鼻水が止まらない。昨日、急に気温が下がったせいなのか、花粉なのか。冷えるのでフリースを着て、雪山用の靴下を履く。彼がデスクに電気毛布を出してきてくれた。「寒いね寒いね。でも、もう11月やもんね。」と、目玉焼きをのせた食パンにかぶりつく。彼は、目玉焼きがほんとうに上手なのだけれど、これをいうと「目玉焼きで褒められてもなぁ」と、いつも同じ返事をするので、今日は褒めなかった。

完璧な目玉焼き

彼は朝から仕事で出かけるので、今日はわたしが洗濯係。本当は洗濯物を干すのが大好きなのだけれど、彼と住むようになってからは私が仕事をしている間に彼が干し終えてしまう。久しぶりの洗濯干しにご機嫌だった。特に、小物を干すピンチハンガー(洗濯バサミがたくさんついてるやつ)に、パズルみたくバランスよく靴下やら下着やらタオルやらを干すのが好き。これは結構難易度の高い家事だと思ってる。重心が片方によらないように左右均等の重さを保たなければいけないし、小物類がどんな種類どれだけあるか、あらかじめ把握した上で干し進めないと最後の一枚が干せなくて、一度洗濯バサミに挟んだ衣類をバラさなくてはいけなくなる。今日も最後の一枚がピッタリ収まらのを目指して干した。完璧!庭で洗濯物を干しながら、光の射し方がかなり変わったなと思う。冬が来てる。

午前中、重めの制作を終えることができたので昼休みにかぼちゃケーキをつくる。かぼちゃを冷凍していたせいか、水分がなかなか飛ばない。昼休憩のタイムリミットがあったので、水分が心配だったがそのまま生地と混ぜてやった。案の定、あまり膨らまなくてべっとりしてしまったが楽しかったので◎とする。

かぼちゃケーキ(失敗)

夜ご飯は、かます、里芋と牛蒡の味噌汁、大根梅サラダ、キムチ。早めに布団に入ってハンガンの「回復する人間」を読む(2周目)。


2024/10/22
火曜日。少し前まで、毎日洗濯をまわしていたのだけれど、これから冬になって湯船に浸かるようになるし、少し節約しようと彼と決めた。洗濯回数を減らすようにできるだけ衣類を汚さないように努めている。3ヶ月目にしてなんだか、共同生活って感じがしてきた。

朝ごはんは、オムレツ、ナッツヨーグルト、食パン。

朝ごはん

仕事は割とゆったりしているので、今のうちに片付けておきたいアレコレに取り掛かる。異動してから、年下の若い上司なのだけれど、控えめによく褒めてくれる。いつもどういう返しが正しいのか分からなくて「いや…全然大したことしてないです」とか「すみません、ありがとうございます…」などと返す。正しい返答がわからないのでやめてくれの気持ちと、背伸びして振る舞っているつもりはないのだけれど、本当は大したことないことがバレるのを恐れたりする。でも、誰かの役に立ててると分かると頑張れてしまう性質であるのは間違いないので、上司はそれを見抜いているのかもしれない。まんまと手のひらで転がされてて少し悔しくおもう。

昼ごはんには、味噌汁とバジル餃子、明太子ごはん。夜ご飯には、味噌汁と蓮根のきんぴら、鯵、ポテトサラダ、キムチ。最高!


2024/10/23
水曜日。天気が悪い。夕食後、過去2008年から2024年までの間、スマホで撮られた写真データを整理する。自分の趣味思考の変化が撮る写真で分かる。やたらとスクショがたくさん入ってた年は、かなり勤勉な時期だったのだろうし、あんなこともあったこんなこともあったと振り返っては少し恥ずかしくなることも多々あった。残っている視覚的な記録と、記憶の狭間を行ったり来たりする夜だった。


2024/10/24
木曜日。彼が散髪に行ってすっきりしてきた。切ってから数週間は首元が柔らかいタワシみたいで触り心地がよいので、暇さえあれば首付近を触る。そんなことしか記憶にない日。朝は、ワッフル、昼は、納豆ご飯、夜は、鍋を食べた気がする。たぶん。


2024/10/25
金曜日。昨夜は2時くらいに目を閉じたはずだけれど、6時半の目覚ましで、一晩中起きていたかのような脳の状態だった。私、眠ってたよね?と確認した。友人が借金を抱えていて知り合いの家を点々とし、ヤクザから逃げている夢を見た。身体も気持ちも重いまま、無理矢理身体を起こす。

今週末に選挙があるけれど、色んな情報が飛び交っていて不安になる。自分で真実を確かめる術も見当たらずXで流れ来る言葉に疲弊する。選挙マッチングと、それぞれの党の政策に全て目を通していると眠れなかった。自分で確かめた情報だけを確かに選挙に行こうと思う。

会社へ行って、かわいい同僚の女の子と昼を食べたり、飲み会に参加したり、「OLごっこ」な日を過ごす。駅で待っていた彼と帰宅し、すぐ眠る。

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