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霊能者が語る 妻とのあの世日記 第150回 「死んだ人は義理の付き合いがわかるのか?」

「このnoteも最近週一ペースになってしまったけど、これは現実面で最近忙しいからなんだけど、あの世の人からすると生きてる人が忙しい時に会いにきてくれないのはどうなん?」
「別に、いつも言ってるけどこちらは時間とか関係ないし」
「たとえば、現実世界では義理の世界があるじゃん。関係性を保っておくと人生有利になるとか、親戚関係だからとか、そんな感じで亡くなった人にも義理な感じはあった方がいいのかね?」
「それやってたら大変でしょう。減った人のことは忘れて現実で生きてる人に対して義理を持ってればいいと思うわ」
「じゃあ、家族みんなが死んだ人のことを考えろっていうから考えて、なんか墓参りしたり仏壇前に来てみた、みたいなギリギリアウトな義理みたいな感じで接してきた場合はあの世的にはどうなん?」
「何それギリギリアウトな義理って」
「義理人情のいい方の義理じゃなくて、なんというか、仕方ないのでやっておくか、的な雰囲気のアウトな義理」
「子供の頃はそんな感じでしょ」
「まぁね、誰かわからない人の墓とか連れて行かれても、って感覚にはなるよね」
「大人になっても、すでに関係性が薄くなった相手に対して「義理があるから」と死後の人のことを思い出す努力するとかいらないわよ。子供の時と同じ感じで死んだ方からは特に気にしてないし」
「大人になって、生前関係があったから死後もたまに思い出してあげてないと成仏できないから思い出してあげるみたいな、そんなこと考えてるとそのまま伝わるのかね?」
「そうね。何を目的としてるかもわかるわ」
「受験合格したいのでなんか知らんけど縁のありそうな死んだ人に頼む。というのはその縁のある人たち全てに伝わるんだよね」
「見境なくお願いしたら、その分ちゃんと相手に伝わってるわ」
「身内だから、墓参りでもしておくか、みたいな義理で来てる場合も伝わるんかね」
「伝わるわね」
「その、なんだかよくわからんけど死んだ人全体に頼む見境ないパターンと、義理で来てみた人と、お願い事を叶えてくれる場合はどっちの方が叶いやすいとかあるん?」
「本人の真剣度よ。義理とかついでに来た人の話を真面目に聞く?それは生きてる時も同じよ」
「生きてる時は義理なのか本気なのか、わかりにくい場合でも死んだ後は、その感じがわかるから的確に対応できるんかね」
「生きてる時と同じように対応するわよ」
「そうなると、義理の相手にはそこそこって感じ?」
「義理には義理で返す程度よ。本気には本気でするだけ」
「本気で「困った助けて」と言っても助けてくれん時あるやん」
「まぁ運命なら仕方ないわね」
「その場合はどう足掻いても助からんと」
「それ以外ならいつも手を貸せるわよ」
「あまり実感湧かん人多いと思うよ」
「自主性を活かすから、自分で気づいて自分で解決してる気分になってることも多いし」
「死んだ人は「私の手柄」みたいにしゃしゃり出てこないんかね?それがあるとみんな「死んだ人から助けてもらった実感」が湧いて感謝の気持ちも出ると思うし、そうなると義理で詣る人もいなくなるやろ」
「それ、自由になんでもできる人が望むと思う?なんで人から感謝されると嬉しいのよ。義理でお墓にきてもらっても私は全然構わないし」
「生きてるうちは制限があるので、感謝とかされたり自己満足、承認欲求を満たしたいとか経済的に安定したいとかあるんで感謝される心地よさがあるとかなんかね」
「死んだ人間は無敵よ」
「そりゃそれ以上死なんからね」


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