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霊能者が語る 妻とのあの世日記 第177回 「犬のあの世は? その2」

犬の星なのか犬の公園なのかよくわかりませんが、見渡す限り芝生広場のドッグランが無限に続いてるような土地、という雰囲気で。
大型犬がひたすら走り回ってるところとか、
途中には水浴びにちょうどいい浅い小川とか、なんか獲物が逃げ回る遊び場とか、小型犬が無限に走り回ってる柔らかい地面のところとか。
割と種類別というか犬の大きさ別に分かれて遊び回ってるように見えます。

一方、ひたすら寝てるような犬とか
ゆっくりのんびりしてる大型犬とかもいて、その間をコテツ(昔実家にいた犬)について歩いていきます。

割とみんな僕には興味示さないようで「あ、人間だ」くらいの目線であとは自由に楽しんでる感じ。

ここの犬たちは、人間に対しての気持ちとか忘れてしまったのかね?

そんなことを考えていると、横に人の気配が
「犬の国について話を聞きたいのだろう?」
と言ってボルゾイを擬人化したような白髪の髪の長いおじさんが横にいつの間にかやってきてます。おじいさんという感じではなく僕と同じくらいの年齢に見えるゲルマン人みたいな感じ。体格も良く身につけてるシャツとズボンがパンパンです。

えらいマッチョな人が案内の出てきたな
と思って。そもそも誰?という話なのでその人の素性を聞いてみると。
犬のガイド、つまりコテツのスピリチュアルガイドとして存在してた人だとか。

こんなマッチョが付いてたのかいな。

と感心しましたが、なんでゲルマン系のバンドでもやってそうな男なのか、と謎に思いつつ。
確かに、依頼されてペットガイドも見てますが、色々な人が出てきてたなと思ってたとこですが。でも大体はその子に近いというか似たような人が出てたように思えて意外性があります。

人間が飼うペットにはスピリチュアルガイドがついてて、家畜や野良は少し異なる感じで人間と獣の集合無意識につながってて。
野生動物は完全に人間のようなガイドが存在せず自然の中のものとして存在してる。そういう雰囲気があります。
今犬の国にいるこの見渡す限りの犬たちには、基本的にはスピリチュアルガイドが存在していルはずなので、よく目を凝らすとなんかその辺にガイドが屯っているのが見えてきます。

とりあえず、そこにいるゲルマンバンドマンみたいなガイドに挨拶することに
「コテツのガイドさんですか」
「ええ、お初にお目にかかる」
と言って握手しますが、ゴツい掌で握りつぶされそうな感じ。
「ここは犬たちが死後に集まる世界、だから世界中の犬たちがここにいるんだ」
と言って周りを示します。この時コテツは大人しくガイドの横にちょこんと座ってる感じ。
「世界中の犬と言っても、いつの時代から?縄文時代?旧石器時代?」
「人間が関わり始めてからだから数万年前からの犬たちがここにいるよ」
「生まれ変わったらいなくなるのではないですか?」
「生まれ変わったとしても元の魂はここにあるからね」
と言って、何か古い犬っぽい何かを呼んできます。
赤っぽいボサボサした毛並みに野生的な目つき。
「ほら、これなんか君の過去の時代に一緒にいた子だよ」
と言ってますが、全く記憶にもないし、こんな犬種知らんがな、という犬ですが。
「8000年前くらいだから、だいぶ昔だけど、何か懐かしい感じしないかい?」
「いや、過去生に関係する犬とか連れてこられても良くわかりませんが」
「ははは、そんなものか冷たいね」
「いやーそう言われても」

なんか妙にフランクなおっさんですが、いきなり過去生で縁のある犬連れてこられても、という感じもしますが。
これから、妻との対話と書いておきながら妻が犬と関係ない生活をしてたため、今回はこのコテツのガイドおっさんと話しながら犬の国の情報を集めていくことになりそうです。


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