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大切なパートナーと共有したい!大好きな趣味!〜『ゾンビ』の場合〜・・・玉田オブ・ザ・デッド太

 大切なパートナーとは"少し"でイイので、趣味を共有したいですよね。かと言ってパートナーに対して、「僕はゾンビが大好きなんだ!!」と突然カミングアウトしてしまうと、「ゾンビ?この人破滅願望でもあるのかしら。将来が不安だし、早いうちに別れた方がいいかも…」とパートナーに思われしまうかもしれません。
 趣味嗜好は千差万別、これが俺の生きる道!と強気で生きるのもいいかもしれませんが、少し寂しいですよね。

 なので、今回は男性趣味として”非常に好きな人が多い”【ゾンビ】についてパートナーに好きになってもらう為のプロセスを書いて行きたいと想います。もちろん【ゾンビ】以外の趣味でも当て嵌められる筈ですよ!話の最後に”オススメ”しやすいゾンビ映画一覧もざっくり紹介したいと思います。

 ”趣味の共有”これは男の夢であり、なかなか叶わない事の方が多いです。夢が叶いにくい理由としては、価値観の違いが男女間で多少なりともあると僕は思います。もちろん違う人もいるけれども、女性は男性より、現実的な人が多く、反対に男性は妄想にフケたり、夢をみている時間が長い人が多いですよね。
 基本的によく言われる役に立つ(生産的)趣味『マラソン、読書、BBQ(アウトドア)、料理、ヨガ』などと対象に無駄な趣味の『ゲーム、アニメ、マンガ、プラモデル(フィギア集め)など』は、共有する難しさのスタート地点が違います。【ゾンビ】に至っては何処に位置するのかも、誰もわからないはずです。

 無駄な趣味への風当たりについては、何年か前に実際に、こんな事がありました。子供もいて、家も建てた立派な友人の家に、”お庭BBQ”でお呼ばれした時の事です。集まった友人達に対して僕が、「ねーねー!新しい妖怪ウォッチおもしれーから、みんなで買おーぜ!!」と呼びかけた所、友達奥さん集団から、「20代も後半だよ…まだそんな無駄な事やってるの?時間が勿体無い…」といい放たれました。そう、あの心配した様な顔をされて。
 言われた直後は「確かに…おれって人生サボってアニメみたり、ゲームやったり、なんて価値の無い人間なのか」とショックを受けてしまいましたが、友達の息子くんに目をやると、俺のDSを覗きこみ『すげぇ、めっちゃレアな妖怪持ってる(興奮して早口になる息子くん)」と僕のレア妖怪達を見ては目を輝かせていることに気が付き。「よし!大人の力を使って、後で妖怪メダル落としといてやるよ!」(ネットダウンロード)と伝えると、「太くん!まじすげー!ありがとうー!」と超本気で感謝をされたので、無駄が生きた!と肯定感を覚えました。これだから素直なガキは好きです。彼には今でも感謝しています。

 なので僕は開き直って、娯楽消化を今も続けていますが、ゲームやらアニメみたいな娯楽に関しては、無駄なものと言うのが世間一般の”普通”の価値観だと僕は思いますし、それで良いと思います。
 要は無駄な程、共有するハードルが高いと言う事実をしっかり認識することです。まずは興味を持ってもらう所からです。『【ゾンビ】はハードルが高い』必ず長期戦に持ち込みましょうね!つまり「おもしれーから、ゾンビみてー!!うあああ!脳みそ喰ってやるー!」じゃあ、だめなんです。それぐらい趣味の共有はデリケートな問題です。

 では、どうやって自分の【ゾンビ】をパートナーに興味を持ってもらうかーオススメしていくのか。それにはまず最初に噛み砕いて、何故【ゾンビ】が良いのか分かり易く”利点”を伝える事が大事です。そして、諦めない情熱が必要であり、その【趣味】を自分が大好きである事が大前提となります!
「そもそもホラー映画をみないんですけどー!」
 そんなあなたも、もちろん大丈夫!
 まず最初にジャンルをわけた、大前提としてのホラー(その手の)映画のわかりやすい”利点”を、”Q&A形式+自宅(ホテル)に誘う前のようなテンション”で説明したいと思います。始めます。

●上映時間!
Q、「ホラーって内容が無いのに、大事な時間を2時間半も消費するんでしょ…。」
A、ちょっと待ってください!!ホラー映画の上映時間は短ければ90分~100分前後!短い!実は普通の映画よりも短いんです!
 グリーンマイルは3時間タイタニックは3時間30分はありましたよーー!おしっこ我慢して膀胱炎にならなくて済みますし、没入体感であっというま、ヘビースモーカーな方もタバコ休憩無しでもイライラせず最後まで楽しめます!内容がないかも知れませんが、チャラチャラした大学生や絶対悪そうな奴がぶっ殺される所は大体みれますから、目的は果されますので安心ですね。僕の家で一緒にナチョスでも食べながら、気楽にみませんかー?

●人が必ず死ぬ!
Q、「ホラーのやつって人が死ぬじゃないですか…こわいなぁ」
A、はい、ほぼ100%で人が死にます。
 しかし、よく考えてみてください…”人が死ぬという事”を。それは簡単に言えば、一生のドラマがそこにはあるって事じゃあ無いですか?これは安心できますよ!一時期流行っていた、病気の彼氏彼女やらを殺したり、身内をアルツハイマーにしたりするタイトルの長い感動大作映画はTVCMの時点で人が死ぬのが僕にも分かりました。何なら盛大にタイトルで余命をネタバレしている映画もありましたね。(※)
 あの超有名映画の『タイタニック』が何故人気なのでしょうか。ここだけの話、実はですね…色んな方法で人がたくさん死ぬからなんですよ!これは本当ですよ!大丈夫!
コンビニでアイスでも買っていって、観ながら食べましょう!大丈夫!あ、家に歯ブラシはありますよ。

 (※『余命一ヶ月の花嫁』(2009)地元のギャルな友達に「ふとし感動する映画があるらしいから観に行こうぜぇ~っっ超泣けるらしいww」と誘われ映画館へ観に行きました。)

●話題性がある(もう既にホラーは流行ってる)
Q、「そもそも、野蛮な映画はタイプじゃないんです…そういう映画ってマイナーで流行ってないから話題にもならないし」
A、わかります。僕も野蛮な人は大嫌いだし、暴力には大反対です。
 しかし…っ!…不安な世の中ですから、責めて、映画館を出た時に、”自分は生きていて良かった。"そんな風に安堵しても、それは罪ではないはずですよ…。自然な事です。
 もとから戦争や経済などの影響を受け易い映画業界です。僕の大好きな映画で、『マチネー/土曜の午後はキッスで始まる』と言う、ジョーダンテ監督の気持ちのいい青春コメディ映画がありますが、その映画ではキューバ危機の真っ只中、核に対する恐怖から刺激的な映画が満員になるお話です。ホラー映画としてのくくりで行けばこちらが、とてもオススメなのでコラムの最後に「これ紹介したかっただけだろお前!」って熱量で紹介したいと思います!
 そう、世界の戦争や経済状況などとヒット作を見比べれば、不況が続くとホラー映画が世界的にヒットする傾向があるので、もう既にですがこれからもしばらく”残酷”がトレンドなのです!巷のアダルト達が熱狂してるのは【ジョーカー、パラサイトにミッドサマー、ハウスジャックビルド】ですよ!割とシネコンでも巨大ワニや巨大サメの映画やLSDとかトリップ系映画が体験できる様な良い時代です。こんな世の中なので、みんな知らない間に刺激物に飢えてますね。今から予習してホラーに精通しておけば、人気者になれますよ!
 とにかく今!!nowデスヨ!
「あ、そう言えば、うちでトイプードル飼ってるんですけどーチラッ  お腹空くと「ごはん!」って吠えるんですよ…本当ですよ見にきます?そろそろ時間もっすね!とりあえず行きましょうか!」…「とりあえずっすね。大丈夫、大丈夫だから!」

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