ここ最近の箇条書き
書く習慣をつけようという気持ち、何度も何度も芽を出しては枯れ、「知らず己で崩しちゃってる賽の河原」のようだ。鬼は私でした。
日々の出来事や思った事なんかはもっとフットワーク軽く書いちゃえばいいんだけど、最近は太極拳の大会に向けての準備が忙しいので自然と筆無精となる。おおらかな気持ちでやる太極拳が手間隙かかって余裕無くなるということに、やや矛盾を感じているけど、そこは大胆に目を瞑っていきたい。
ということで、もう書いて出しの箇条書きだ!という決意で書き出したら結局2週間かかりました、本末転倒もいいところ。
書いたり思い出したり書き足したりしていたら長ーくなりましたんで、暇な人だけ読んでください。暇な人も休み休み読んでください。約6000文字あります。
7月下旬
・暑い。馬鹿げた暑さ。
・風鈴、打ち水、扇風機、スイカで乗り切れた供の頃の夏って相当過ごしやすかったんだと思う。高地の田舎ではあったけども。
・「涼しい所で太極拳をする会」を催す。楽しい会となった。自由参加かつ不定期かつふんわりとした時間でまたやりますので、タイミングと興味の波が合えばお気軽にご参加下さい。月に1度どっかの日曜日に中野~高円寺あたりで開催してます。
・今更ながら『1日外出録~ハンチョウ~』にハマる。良く出来ている、いや、良く出来すぎているかもしれない。側近の沼川が可愛くて仕方がない。しかしハンチョウ達が作中で地下労働生活を楽しめば楽しむほど「じゃあ本編のカイジの苦しみってなんだったの.…」というジレンマが。だがしかし.…!結局そんなことは….!面白ければ.…!関係ない.…!!
・ゲリラ豪雨に伴う雷(今年は既に平年の2倍近く落ちているそうな、現時点で!)を、電気を消し部屋のカーテンを全開にしてソファに寝そべってドリンク片手に眺める、という遊びを最近よくする。近所に落ちれば落ちるほどアガる。頻発する積乱雲や線状降水帯は怖いけれど、気象は変えようがないし逃れようもないので、ここはひとつ今しか味わえない「季節物」として楽しむことにした。雷が苦手でなければ是非一度お試しを。人間の非力さを感じられます。
・『三体』を読んだ。血液が逆流するくらい面白かった。
・自分は、自分と関係性のない間柄の人からの突然のタメ口というのが大変に苦手である、と知らない年配男性からタメ口きかれて再確認。思わず寄る、眉間に、シワが。
・焼き海苔よりも韓国海苔の方が圧倒的に美味い。ただ干された海藻と、胡麻油で揚げられ塩をまとった調味品を比べるのもフェアではないと思いつつ、でも韓国海苔は美味すぎ。
・7月末がやっぱり一番暑い。備忘。
8月初旬~中旬
・大会用の套路が決まらず焦る。3分~6分の套路を自選で編集して決めるのだけど、これが自由なようでいて「コートを広く使えた方がいい」「技の高低差があるとよい」「強弱メリハリをつけた方がよい」「同じ技の複数回使用はない方がよい」「跌叉(てっさ、ダンスでいう"ゲッダン"を手を使わないでやる高難易度技)は加点対象」など、意外と気をつけるポイントが多い。先人の大会動画などみつつ、あーでもないこーでもないと考えて早2週間が経つ。焦る。
・お盆に帰省する予定だけど、帰ったらどうせ毎晩お酒を飲むのだろうからと酒を控えてみる。すると睡眠の質は向上するは疲労感は少ないはで良いことずくめ。困ってしまう。年々飲む理由は減っていく。
・揚げたての揚げもの、未だ美味い。個人差はあれど、私はまだまだ揚げものが好き。
・ポテトフライが大好きだ。
・茄子の素揚げも美味しいです。
・友人に勧められ(ほぼ無理矢理、嬉しいけど)中国語の学習アプリを入れた。ズボラな私(我)に続けられるだろうか。
・一応完成した套路を、先生及び、助言を下さるという方に披露してアドバイスを貰った。大変参考になりました。が、ここでめんどくさい事が起こった。この披露した場所というのが私が所属する協会の合同練習会の会場で、その一画をお借りして指導をして貰ったのだけど、指導の最中に、面識のない男性の会員が「そこはもっとこう.…」と聞いてもないアドバイスをしてきた。教えたがりオジだ。まぁ確かに私はまだまだ下手っぴだしさ、会場内で恐らく一番歴が浅かったろうけど、誰彼構わず教授していいってもんじゃないでしょう?っていうか誰ですか貴方は。親切は我欲を覆う万能なオブラートじゃないし、そもそもオブラートに包まれてたって飲み下したくないですよ、貴方からは何も。つっても無視も無下にも出来なかったから、とりあえず「あぁ~なるほどですね~」と言いながらアルカイックな表情と打ちっぱなしのコンクリートみたいな心で過ごした。他にも"教えたい.…"というオーラを醸した先輩達がチラホラ居たけれど、気がつかないフリでなんとか逃げおおせた。そういった意味ではこの界隈は魔境なのかもしれない。明確な引退ってないし、【激しく動けなくても出来る】が魅力だし、組手とか腕力で組伏される場面とかないし。しかし今後も協会の人と会う機会はどうせあるしなぁ、人見知りになってしまいそうだ。
・↑これは演劇界においてもまんまそうか。今までこういう局面多々あったし、なんなら自分だって教えたがった時はあったと思う、ってかあった、振り返れば申し訳無いことあり、後悔と教訓は先に立たない。まぁそれでも、したorされただったら、全然された方が多いけど。この話に限った事ではないけれど、こういった事を含めた、もっと大きく括ればハラスメントという事に関して、同世代の役者と「私たちは谷間の世代なのでは」という話をよくする。先人が当然とした世界観と、現在30歳前後の人達以降の世界観の、どちらも分かるけど、どちらとも半歩違うちょうど塀の上に立っているような感じ。箇条書きで済ませちゃいけない気がする。また今度しっかりまとめたい。
・帰省。長野県も昔に比べたら夏暑い、が、それでもやはり過ごしやすい。
・実家に友人が遊びに来る。来客ということで、両親(主に母)が色々と張り切って下さる。
・友人来信(信州ってことで)。朝イチの電車。実家に荷物を置き、早速登山に向かう。そう、なんと登山をすることになった。といっても入門者向けの爽やかトレッキングコースなので、半日もかからず戻ってこれてしまうのだけど。車を走らせることおよそ30分、登山口に到着する。標高約1400m。車で30分で登山口に辿り着ける場所に自分は暮らしていたのか.…という妙な感慨にふける。登山自体が20数年間ぶりということで、いささかの緊張と、熊、蜂、ヒルへの圧倒的恐怖はあったのだけど、いざ登りだしたらアラ~これは気持ちの良い有酸素運動です。20分も喋りつつ登っていると知らず知らずハイになっていた。パリピ修験者状態のまま山頂へ。岩場をヒョイヒョイと登り「ねぇねぇ!カモシカみたい!」とはしゃいだりして素敵体験だった。これは豆知識ですが、山の上で食べるラムネは猛烈に美味しいです、ブドウ糖が直で脳に効きます。完全な晴天ではなかったけど所々雲の切れ目から下界を眺められ、煩雑な日常とか胸のモヤモヤとか気がつけば忘れていた。しばし山頂を楽しみお腹も空いてきたので下山開始、すると雲行きが徐々に怪しくなってくる、まだ大丈夫だよね.…と根拠のない目算をしつつちょっと早足で帰路をゆく、そしてもう間もなく登山口という所でスコールが来た、即座に車に乗り文字通りのギリギリセーフ、山の神は我らに微笑んだのだろう、分からないけど。その後も友人とラーメン食べたり高原ドライブしたりソフトクリーム食べたり芝生に寝そべったり山羊を撫でたり温泉に入ったりするなど、これぞ山の夏休みのフルコースといった趣でありました。
・両親に速攻気に入られた友人の「友人力」に感服した。すごい。世界選手権あったら良いとこまでいってる。
・翌日友人とまた色々と地元を回りお土産なんかを買って駅にお見送り。来てくれてありがとう友。またおいでください。
・友人と入れ替りで姪っ子たちがやって来た。ずーーーっと遊び相手になる、いや、してもらっているだな。
・可愛い姪っ子たち、寝てる時以外「遊ぼう!」と言ってくれている姪っ子たちにも、あと数年もすれば思春期が訪れて今のようには遊んでくれなくなるだろう。それは喜ぶべき成長なのは良く良く分かるけれど、きっとその時が来たら寂しくなるんだろうと今から考えたりする。トイ・ストーリーの玩具たちってきっとこんな気持ちだ。ウッディに感情移入する日も近い。
・スマホの調子が芳しくない。まだ替えて2年経ってないのに。決して安くない本体と月額の利用料に数年おきにやってくる寿命、これらと付き合わなければ実質生活が成り立たない現代ってのは何なのか。過ぎたる便利は剥き身の呪いにとても良く似ている。
・両親と姉と姪っ子たちに別れを告げ台風迫る東京に戻る。次は秋の収穫シーズン。
・高地から東京に戻ると暑さは3倍増しに感じます。備忘。
・YouTubeにアップロードされている空耳アワーを延々みてしまう。初期の「農協牛乳」「パン、茶、宿直」「お客さんに嫌われるぞ」「あんたがた、ほれみいや、車ないか、こりゃまずいよ」、中期の「ど、ど、ど、ど、童貞ちゃうわ!」「見上げた蟹、毛がでとーる」「アホな放尿犯」「ババァ、ババァ、飛んで高田馬場」「兄が疲労、アホに殴るヒロちゃんに遠慮がない」「うな重、うな重、うな重、うめ~!6000円」後期~最後期「ナゲット割って父ちゃん」「おっちゃんの風呂、おっちゃんの屁、おっちゃんの頬、おっちゃんのキス」「はみ出る坊さん」「りんごジュース、めっちゃ酸っぱ」「午後、紅茶にいこう」ごくごく一部を思い出しただけでこれだけの傑作が鮮やかに思い浮かぶ。1992年からおよそ30年間、毎週5分程度のコーナーの為に2、3本の空耳VTRを休まず作っていたハウフルスは偉大だ、超えて畏怖的ですらある。外国の曲の脈絡なく偶然日本語に聞こえた歌詞にだけ合う映像という、いわば「無用の為の用」をコンスタントに生み出し続けるというナンセンス。ナンセンスの継続は難しい、それゆえ、当初はナンセンスや攻めの姿勢が売りだったコンテンツたちは往々にして感動路線に乗る。若手主体のコント番組も、法律相談でスタートした番組も、世界を回る番組も、継続年数が延びる程感動要素が増えていく、感動はツブしがきく。そういった点で空耳アワー及びタモリ倶楽部の、変遷はあれどあくまでも当初から変わらぬタモリ倶楽部然とした姿勢は、毎年その存在を問われる24時間テレビや近年フォームを崩し続けている紅白歌合戦よりも遥かに腰が据わっていて少し皮肉を言えばよほど「文化的」だったと思う。タモリ倶楽部のその永い歴史を締め括る最終回は案外スルッとカラッと呆気なく終了した、去り際も実にタモリ倶楽部らしかったのかもしれない。タモリ倶楽部の終了が2023年3月31日、その9ヶ月後の2023年末の徹子の部屋にゲスト出演したタモリは例の「新しい戦前」発言をした。1991年から採用された番組のサブタイトルは「FOR THE SOPHISTICATED PEOPLE(洗練された人々のために)」だった、そして、冗談とも本気ともそのどちらともとれるそれを標榜した番組の歴史に幕が下りた。洗練された人々の時代が終わり、ナンセンスが世の中から減り、「無用の用」にとっては受難といえる未来が、案外すぐそこまで来ているのかもしれない。
・私はガンダムが好きなんですが、作中に出てくるモビルスーツの性能をネット上で云々議論したり、それを作った作中オリジナルの企業の歴史をどうこういうのが苦手である。そんなことしてどうするの。私はガンダムが好きだけど、ガンダムを見るなら世界の古典名作を見た方が良いと思っている派、つまり富野シンパであります。
8月中旬~下旬
・暑い。品性に欠ける暑さ。
・もう流石にいないと思うけど、まだ気候の違和を「令和ちゃん」的ジョークで消化しようって人いるのだろうか。産業革命以降の明確な答えでしょう、今とこれから先の環境。
・セミが絶命手前で叫ぶやつを「セミファイナル」って呼ぶの全然上手いと思ってないし納得もしていない。かかってないから。
・暑くて↑のようなどうでもいいことにイライラしてしまう。夏に心の安寧を保てる気がしない。そうじゃございません?
・無自覚に男性然とした男性でいる人がとても苦手である。私(男)たちはガラスの下駄を履きガラスの防弾チョッキを着ていることをまずは自覚せねば。
・太極拳の大会に向け、週4で稽古をしている。私のやってる太極拳はゆったりした動作に加え跳躍や蹴り技や突然の激しい動きが入ってくるので、10分もやれば滝のような汗をかく。連日稽古したりすると最後の方は明確に身体のキレが悪くなる。キレの悪い自分というのは何かそこはかとなく悲しいものだ。ちなみに私が何かを評するときの最大賛辞句は「キレッキレ」である。まぁとにかくキツいし落ち込む事もあるけど頑張ってますということ。
・高校生の頃に同級生と「俺これからジャンプ力あげてダンク出来るようになるからさ」とよくわからない約束をしていたことを思い出す。(当時所有していた『ジャンプアタック』というマイケル・ジョーダンのフィジカルコーチが書いた本を先日古本屋で見つけてハッとしました)今さらだけど、やってみたいなダンク。トレーニングしちゃおうかな、秋から。
・現代社会に生きる人間であるならば、カツ丼(カツとじ丼の方)がカツ丼として目の前に配膳されるまでに、いかにややこしくめんどくさい行程を経て来ているかを、今一度確認しなくてはならない。小麦を粉状にしたのち水と酵母を加え発酵という「時間経過」の伴うフェーズを乗り越え繊細な温度で焼き上げられたパンを"こなごな"にしたモノで厚すぎず薄すぎないスジの切ってある豚肉を覆い適切な温度の油で揚げたモノを一度まな板に載せ適切なサイズに切ったのち折角のサクサクのソレを割下に"浸し"た上から溶き卵を回しかけ蓋をしてフワフワの状態を演出までしてご飯の上に載せている、のである。書いていてその手間にゾッとした。三葉やグリンピースを添えたりもする。恐怖である。
9月初旬
・秋の気配を感じさせては「まだ夏でした~」とばかりに暑さがやってくる。騙されては涙をのむ日々。
・『監獄学園』を今さらながら読了。平本あきらの世界は眼上にまたたく星より高く、人類の到達し得ない海溝の底より深いが、その間は馬鹿馬鹿しさで充ちている。最高でした。
・米もまともに流通させられなくて何が国だ。一次産業の苦しい国。
・「1年かけて手間隙かけて必死に米を作ったはいいがコスト引いたら手元に残るのは二束三文の利益でした」ってゲーム作ったらどうだろう。サクナヒメみたいにさ。嫌味です。
以上、約1ヶ月半ぶんの箇条書きでした。おそまつさまでした。
もうちょっと頻繁書こうという、夏の決意を添えて。
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