11月の箇条書き~生存報告~
今月は久しぶりの人と会う機会が多かったです。10年ぶり3年ぶり2年ぶり.…「あれ覚えてる?」で始まる話を覚えていなさすぎて、積み重なった年月と、年々適当になる自分の頭の中の正確さは反比例するってことにしなければ納得ができませんね。今月は4500字あるそうです。暇があれば読んでみてください。暇があっても休み休み読んで下されば、私はそれだけで嬉しい。
・ストレッチには中毒性があり、長年をかけて柔軟性が高くなればなるほど、継続的にストレッチをしないと禁断症状が現れたり、今こうしている間にもからだが固くなっていくという強い不安感に襲われる、ような気がする。科学的根拠に全く基づかない自説。
・新米を食べる会が開催された。持ち寄られた山形の新米、長野の新米、各種酒、おつまみ、秋の麗らかな空と共に楽しむ。気心のしれた安心できる大人の友人が集まって、大変大人らしい会となる。こういう時の為に生きているといっても過言ではない。
・公開当時は燃え散らかしたジェラシーゆえに観られないでいた『カメラを止めるな!』をやっと観た。面白かったです。
・本日11月5日は機動戦士ガンダムの監督でお馴染み、富野由悠季御大の誕生日。古馴染のガンダムファンは富野監督の事を御大と呼称します。御歳83歳、まだまだ現役を続けて頂きたい。私はこの人にだけは死んでほしくないと心から思っている。健やかであって頂きたい!
・米大統領選の結果に愕然とする。
・あのマチズモと差別主義の象徴のような人間が、再び世界一の大国のトップに立つ、それを熱烈に支持しているのは世界一の富豪であり、市井の人々の生活に興味も思い遣りもない人間。ファシズムに勝った国がファシズムに陥る瞬間を目にするとは。なんだこの世界は。下手なSF三文小説じゃないか。そんな国の、その属国に生きている私は、なにをどうして生きていけば良いのか、そんな疑問しかない。
・公正(フェア)であることは勝ち負けよりも重要で尊重すべきである、っていう前提は、多分めちゃくちゃ実現しにくくて、全球でオーロラが見られるくらい稀で実現が難しいことなのだとは理解してるんだけど、そこを目指さなくなったらどんな技術的進歩も物理的発展も意味なんてないじゃないのよ。
・肉体的なマッチョではなく、考え方や人との接し方がマッチョな人が本当に苦手、通り越して嫌悪まである。
・ジャニー喜多川の性加害が面白含みの噂話から実態を伴う公の事柄になり、それに言及した松尾潔さんがスマイルカンパニーとの契約を切られた事で、私は20数年来敬愛していた山下達郎のファンを辞めたのだけど、あれは今考えると悲観的な出来事だけではなかったと最近は思う。失望に慣れる、というのは、推し事全盛の現代において、結構役に立つ。哀しいけどね。
・大島育宙さん、好きだなー。
・イーロン・マスクが「政府効率化省」のトップに就任するらしい。『1984』の世界かな?
・俺はもう松本人志はキモくてみてらんないよ。
・転身擺脚(てんしんはいきゃく)という、右足で内側→外側に蹴りを入れながら左足でジャンプして180°回転するという、文字にしたところでイマイチ伝わらない技があるんですが、この転身擺脚を成功させるには相応のジャンプ力が必要なので脚トレを強化することに。高校生の頃に部活でやった以来のジャンプトレーニングなんてしてみたんだけど、即座にお尻周りとハムストリング周りに極・筋肉痛がやってきた。昔はそれこそ蝶のように舞い跳んでいたのに、今は寝起きのアナグマみたいな跳躍力である、悲しい。でも筋肉痛は即座に来た、そこは嬉しかった。
・私でさえ週に3回くらいは年配の男性から不当に横柄な態度をとられることがある。女性であれば、言わずもがな。っていうか毎月こんなこと書いてるな。
・アニメ版のカイジ(萩原聖人=リアルギャンブラー)のものまねをしながらガンダムの名場面を再現する、という遊びを同じガンダム好きでカイジ好きの友人とやってみたら大変面白かった。おすすめはしない。
・2年ぶりに会った学生の頃からの親友と昼間からお酒を飲む。そこそこ飲んで、じゃあ二軒目に行こうかという話に。ふと思い立ち「カラオケ、ひさびさ行く?」と提案したら「カラオケ.…いいね.…カラオケしたい.…行くか!行きたい!最近全然行ってない!カラオケッ!!」と双方のボルテージがいい具合に上がったので一路カラオケへ。アラフォー同い年の入れる曲はことごとく平成中期だった。イエモン、ミッシェル、サザン、ラルク、、、速報!歌の大辞テン!!世代だったら肩組んで踊っちゃうラインナップ。楽しい夜でありました。飲み過ぎた。
・結局親友と別れたあと別の友人宅に行ってまた飲んだ。何を話したか全然思い出せない.…。アルコールに加え肉体疲労の限界を迎えた私は床を拝借して寝かせてもらい、翌朝ほうほうの体で帰路についた。ご迷惑おかけいたしました。
・日曜日、沼の底に引き摺り込まれるような眠気、寝ては起き寝ては起きを繰り返す。私は死ぬなら寝ながら死にたい(大体そうか)と日頃から思っているので、断続的に繰り返す睡眠と覚醒の間のうすボンヤリした意識の中で、次にくる睡眠が死に直結していても、まぁそれはそれでいいかもしれないなぁ、なんて考えたりもした。年齢を重ねるごとに、生きることへの無条件の肯定ができなくなっているという自覚はある。
・右腰を軽くやっちまった。40%ギックリ。
・腰、借りてきたみたい、自分の腰とは思えない違和感。
・腰は1週間くらい痛みましたが回復しました。
・奈尾さん、佳奈ちゃん、夏生ちゃんと高円寺で飲む。奈尾さんと会うのは10年ぶりくらい.…。もしもしガシャ~ンという奈尾さん主宰の団体で「A love story」が上演されたのが2013年の梅雨、もう11年前になりますか。これまで沢山芝居に出たけれど、最大の衝撃と思い出となっているのはあれかもしれない。今なきタイニイ・アリス、立てて良かった。
・犯罪捜査ゲーム(テーブルゲーム)を初めてプレイしたけど、これは面白いわ.…。大勢でわいわい休み休みプレイして、所要時間は5時間くらいで、その間ずっと面白いのだもの、そりゃ流行るわけよ。物理的な消費アイテムを捜査フローの中に入れることで使い回しも中古買いも出来ないし、よく考えられてると思いました。
・太極拳、ドスランプに陥る。内勁.…気.…天・地・人.…太極拳やってる先輩方に質問したい、どうやって功夫を積んだのか、どうやって次にステップアップしたのか、優しく教えて諸先輩。
・他者を自己実現の道具としてしか考えられない人間がキツいなー。
・と、同時に自分もそうなっていないか?と考え続けないといけない。
・二者択一を迫る←この質問をしてくる者に疑念を持つ場面はもっとあっていい。「トロッコ問題解決の最善策は、その質問者をシバくことである」っていうの、私は結構好き。
・果てとチーク『害悪』の再々演を座・高円寺にて観る。あー、そうだったそうだった、座・高円寺ってこんなハコだった.…などと思いつつ開演を待つ。本編110分くらい&アフタートーク、大変気持ち良く観劇しました。『害悪』は再演を観ていたから筋は分かってたんだけど、リライト部分と演出、そして劇場のサイズ感なんかも手伝ってか、すごく見易く親切になっていたなぁとか、そんな風に感じました。推せますね、果てとチーク。あとあれだ、私は他のぼんやりとした作劇を目にする度に「枡味さんくらいやってくれよ」って無意識に思ってるみたいだ。結成30・40周年くらいのカンパニーの芝居で、役者が直近の時事をアドリブでクサしてちょっと笑いとる、みたいな場面に出くわすと、あなた方のようなベテランがそんな小手先でやらないで、もっと全身をもって目の前にずーーっと鎮座してる課題に取り組んでくれよって、そんな風に思うんですよね。
・『異邦人』好きなんですけど、のラストの「あとは~悲しみを~持て余す異邦人~」、ここを口ずさむ気持ち良さったらないですね。「空と大地が~ふれあう~かぁなぁたぁ~」の浮遊感も好き。
・自分の悩みを相談する用の自分が欲しいと思う時がしばしばある。自分を応援してくれる用の自分もしばしば欲しい。しばしば。
・しかしここ数年の演劇高すぎますね....理由だって分かってちゃいるんだけど.…。なんとなくスポーツカー文化の衰退に似ていると私は勝手に思っている。自動車メーカーは海外需要に一筋の光を見出だせたけど、演劇は、どうでしょうか....。
・かっこよくスーツパンツを着ている女性を見て、私は過去何度かスカートを履いたが、どれも全然似合わなかったことを思い出した。
・11月27日、今年イチ、いや、ここ10年くらいで一番動揺した日。「たまたま」と「よかれと思った行動」がピタゴラスイッチ式に繋がってギロチンが落ちる、みたいな日だった。大きな大きな不条理に叩きのめされれば、真面目にやるのが馬鹿らしくなるのは仕方ない。
・11月27日、夜ふてくされていたら、急転直下、事態が収拾し、結果若干のプラスもなる。日中乱高下した心にアルコールを入れて、その日の幕を閉じた。
・社会的に生きる人間として、どうにかこうにか、ちゃんとしているという状態を演出している、という人が世の中全体の半分くらいなんじゃないかと勝手に思っているのだけど、その演出ができなくなるのって、案外シンプルな事がきっかけなのかもしれないと、不意に思いました。
・代一元のチャーハンは「救い」である。
・谷賢一と大内彩加さんの裁判が「裁定和解」したとのこと。演劇界において起きたハラスメント事案としては相当に注目された事(深刻ということで)だったし、両氏に知己は無くとも共通の知人が多く、身近の出来事でもあったので、直接の傍聴などは出来なかったけれど、第三者の傍聴記などを追って、このことを忘却しないように注視していました。勿論、わたしは大内さんがTwitterで被害を告発をした時から大内さん側に連帯したいと思い続けているし、かつてダルカラ(谷賢一が主体となっていたと記憶)が「ひたすら怒られてみる演技ワークショップ」なる講座を有料で開催する旨を知った時に、なんだそれクソ気持ち悪い….としかめっ面になったことがあるので、今回の裁判終結に際した谷賢一のコメントには「ケッ、クソが」ってなもんである(一応捕捉として、「ひたすら褒められてみるワークショップ」も併せて開催されていた、それが「ひたすら怒られて~」の印象をチャラにしたとは決して思えないけど)。
・どんなジャンルの舞台だろうとも、チラシやお知らせの時点で、社会への積極性のある取っ組み合い方をしてる姿勢が見てとれないと、中々行きたいとは思わなくなってしまったな.…。
・私は面白味のない人間なので、六本木ヒルズのイルミネーションも丸の内仲通りのイルミネーションも「電球じゃん」って思ってしまう。それより夜空に瞬く星(恒星)を見てごらんよ。あれ全部核融合だよ。
・従来の電球からLEDになって消費電力は少なくなっても、そのぶん数が増えれば一緒じゃんって思う度に、カロリーハーフなら2倍食べれる論を思い出す。
以上、今月の箇条書きでした。おそまつさまでした。