見出し画像

2025年1月の箇条書き~生存報告~

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。新年あけても細々箇条書きで日記です。箇条書きとは何なのか?書いてどうなるのか?それを探しつつ生きるのが人類の歩みなのではないでしょうか。ここぞと主語を大きくします。新年ですしね。3000文字くらいあります。読んで頂ければ幸い。読まずともそれまた良し。読んだ貴方はいい人、きっと。



・実家に帰ると祖父母の使用していた家に宿泊する(我が家の敷地内には2棟家がある)のだけど、私の寝る部屋は、信州の寒さをそのまま室内にお届け!みたいな環境となっており、厳寒の季節は実に過ごしにくい部屋となっている。寝る前に飲んでいたお茶が朝には凍ってたりする。油断のならない部屋である。

・姉と姪っ子(長女)と2日の初売りに出かける。松本市に新しくできたイオンモールへ行ったのだけど、地方のイオンモールの規模をナメていた。広い敷地とでかい建物に人がギチギチ車ミチミチ、池袋の駅構内くらい混雑していた。私はなにも買わず姪にポケモングッズを買ってあげた。良き伯父ムーヴ。

・2日の夜から体調不良の兆し、父に「多分風邪ひいたから早く寝るわ」と告げると風邪薬をくれた。年々かどが取れて好々爺になっていく父に不思議な感慨を抱く。翌日、ちゃんと熱と悪寒と倦怠感がやってくる、まぁ姪っ子(妹)が風邪をひいていたからそれが感染ったのだろう。それかイモンモールだな、マスクしてない人達沢山いたし。しかし新型コロナウイルスでマスクと手洗いの圧倒的有効性を嫌ってくらい経験したのに、インフルエンザへの対策を皆が皆するわけではないのだなぁ。

・YouTubeで「立甲で肩こり解消!」(肩甲骨がグニグニとネコ科みたいに動くやつ)みたいな動画を見ていたんだけどコメント欄に「できるか」「人間やめてる」「これが出来る人はそもそも肩こりなんてしません」「無理」というマイナスコメント多数があった。確かに今日明日すぐには出来ないだろうけど手間かければ意外と出来るよ「立甲」。開脚より全然簡単だった、個人的に。床や壁に手をつけて始めて、慣れれば立ったまま肩甲骨をグニグニ動かせるようになる。マイナスコメント書く暇でミリでも動かそう肩甲骨。無理のない範囲で。

・洗濯機の排水ホースが破れて盛大に漏水が発生する。すぐ発見して浸水被害はなかったけれど、新年からめんどくさい事が起きて嫌な気持ちにはなる。しかも私の洗濯機は排水ホースが本体に接着剤で固定(なんでそんなことするんだ)されているモデルらしく、ホース交換はメーカーに依頼するしかないと書いてあった。現実から逃避の一つもしたくなったけど幸い島忠が近場にあるので補修部材を揃えてDIYで直した。でも破断箇所の確認、各所の寸法測定、部材の選定、実作業、完了確認の動作チェック、こういう作業好きだから、まぁぶっちゃけ楽しいといえば楽しかった。

・年始の連休あけてもずっとじんわり体調が悪い。年々好調日は減り、不調時のいなし方ばかり巧くなって悲しみは尽きない。

・白川さん主催の戯曲を読む会に参加した。役者っぽいこと久しぶりだったから万事難しかったです。

・また知らぬ間にガンダムの新作が出ている。しかし私はもう新しいガンダムを追うことに興味がないので焦りもしない、メカデザもキャラデザも知ったことではない、ファーストへのリスペクトだとかガンダムらしさとか好きにしてほしい。盛り上がるファン界隈を、隣町から聞こえる花火大会の喧騒程度にしか感じられないほどに、今のガンダムは私にとって遠い存在である(とてもどうでも良いことを長々と書きましたね)。足りないんだ、台詞回しのクセが、富野じゃなきゃやっぱり全然。

・2024年開高健ノンフィクション賞を受賞した『対馬の海に沈む』を読む。面白く、凄まじく、ページをめくる指が止まらない本に久々に出会えた喜びを感じながら、最終章に近づくにつれ次第にドンヨリとした気持ちになってゆく.…という稀有な読書体験させて頂きました。読んだ私が感じたとてつもない「どうしようもなさ」は何も本の舞台となった対馬とJAだけのものではなく、広く世の中に横たわり続けている類いのもので、その根の深さと強さは生半可じゃないのだと思う。

・かつて十数年前に関わりを持ち、その強い虚栄心と自己愛と攻撃性に耐えきれず縁切れた演劇人、風の噂で聞く限りだけど、どうやら未だに他の気に入らない演劇をくさすような、ルサンチマン芝居をやっているらしい。

・私は年々、演劇の中で演劇を取り扱う類いの芝居(主に舞台芝居)に出るのも観るのもあまり好きではなくなってきていて、それってやっぱりウロボロス的というか自分の足を食べるタコ状態というか、折角演劇をやるのに他ジャンルに飛躍しないのは勿体無いを通り越して漫然だと思うのです。なんでこんな事思ったかって、そりゃ↑のことを耳にしたから改めて再確認したからなんだけども。まぁ観てもないから(絶対観ないでしょ、そりゃあ)周縁のことしかわからないんだけどさ。今後二度と関わりようなどない岸の向こうの人のことだけど、呆れ含みの憐れみを感じました。

・久々にテレビをぼんやり視聴してみたんだけど、ニュースにしてもバラエティにしても、出演者がワイプで抜かれすぎだし抜かれる出演者もワイプを意識しすぎで、滲む自意識がしんどかった。そこ以外にも端々の演出が過剰で、なんだろう、味の素振りすぎ状態になってないかな。味の素かけた味が「普通」になっちゃって調理側ももっともっとかけなきゃ!みたいになっちゃないか。

・先輩役者と高円寺で飲む。親の介護とか相続とか私たちを取り巻く世の中とか.…まあ(色のない方の)大人な飲み方をしていた。ほどほどに飲んだ所で「バッティングセンターいく?」という話になり、もうノリノリでバッセンに移動。何年ぶりかでバットをブンブン振った。散々打って笑って水分補給して、手のひらに血豆を作り解散。はしゃいでしまいました。

・別日、友人と阿佐ケ谷で飲む。飲んでばっかりだ。向かいの席で飲んでいたカップル(もうカップルっていう言い方もアベックくらいの感覚がありますね)が離席の際にマフラーを忘れていったので、電光石火の速さで掴み店の外に駆け出して渡したら店員さんに「アザッス!」と言われた。いえいえ、こちらこそです。小さく徳をつんで、まぁまぁ気持ちよくなったので帰り道に追いビールを買って上機嫌で飲みつつ帰宅。翌日酷めの二日酔いになったのはご愛敬。

・池崎くんと数年振りにちゃんと会った!池崎くんの勤勉さ(自身は全然そんなつもりないと思うけど)というのはもっと賞賛されて然るべきだとずっとずっと思い続けている。生き様としては辰吉丈一郎に近い。哲学者であり表現の戦人であり知の巨人である。勉強家。

・『フルメタル・ジャケット』の微笑みデブ(ゴーマーパイル、レナード)役のヴィンセント・ドノフリオが大好きなのですが、彼が主演していた『Law&Order クリミナルインデント』がサブスクにあったので何となく見始めたら、これまた止めどころの見つけがたい超良作だった。いけない、やることあるのに見ちゃうやつだ。シーン単位あたりの視聴者に届ける情報の量とその渡し方が絶妙。テレビドラマという媒体の作法が上手くて上手さ極まり最早美しい。一話完結の正味40分、全くダラける箇所はない。役者のキャラクター造形も変に媚びている所がなく真摯でストイック、これよ、この無駄のなさが素晴らしいのです。

・窪塚息子、親父の芝居をなぞってるのかなぞらされてるのか無意識なのか分からないけど、そのやり方全然良くないと思うぞ。というより役者と脚本と演出、全部が噛み合ってない.…。ずっとヌルーーーーーーーーって特段の効果もなく動くカメラワークが気持ち悪いったらない。ステディカムに過剰に依存する演出よくないよ。冗長の極み。

・花粉がもう飛んでいる、私のセンサーは騙せない、何の得もないセンサーだよ。

・来月、太極拳の都大会に出ることになったのだけど、私の流派は審査においてちょっと不利な流派なので結果は求めないスタンスで挑もうと思います。


以上2025年1月の箇条書きでした。おそまつさまでした。

いいなと思ったら応援しよう!