
12月の箇条書き~生存報告~
今月も、あったこと、思ったこと、感じたこと、などを雑多にポチポチ箇条書きしました。
約4,000字あります。
無理に読むことはありません。暇な方は見てみてやって下さい。休み休み読んで下さい。
そして現時点で読もうと思って下さる方、あなたはいい人だ。ありがとうございます。
・Blue SkyのTLにあった「ロイヤルホストで夜まで語りたい」の能町みね子さんの回を何気なく読む。何気なく、という身構える間もない無垢な気持ちに、ゆっくりしっかり滲み込んでくるような良文で、月曜の朝から職場で泣きそうになる。
・内輪内輪しい内輪のノリが更に加速度的に内輪になっていく様を目撃。螺旋を描いた内輪は渦をまく。内輪渦。
・12月3日。早寝をする。明けて12月4日、夜3時頃目が覚める。寝ぼけ眼でスマホを触りニュース見ると隣国韓国の尹(ユン)大統領が戒厳令を発令したとあり、眠気が一気にさめる。嫌でも光州事件のようなイメージが浮かび落ち着かない。
・吉祥寺GORILLA『まぶたの裏に流るもの』の初日をシアター711にて観劇。711は座席が固定シートだった頃の方が圧倒的に好きです、キャパ的に仕方ないのはアレとしても。私が出たり見たりした隆也くん(作・演出・主宰・いい人)の話の中で、たぶん一番私戯曲的な内容物だったのではないか、と勝手に解釈した。皆さん素敵でいらっしゃった。キチゴリは良い劇団員と素敵な人間が周辺を取り囲んでいる楽しい動物園のような団体です。
・ドラマ版の『ファーゴ』のシーズン4に出演しているジェシー・バックリーの芝居が上手すぎる。アカデミー賞ノミネートの俳優になに言ってんだって話だけど、にしたって上手すぎる。
・同じく『ファーゴ』シーズン4のイタリア系マフィアのボス役を演じるジェイソン・シュワルツマンが、若い頃の津川雅彦に似ていてとても良い。ちょうど『スーパーの女』『たんぽぽ』あたりの伊丹映画の津川雅彦にそっくり。
・ドラマ版『ファーゴ』、全5シーズン中4シーズンまで一気に観るほどハマってしまった。時間がみるみる溶けていく。今さら手遅れ感も甚だしいけど、シーズン5は暫く我慢することにした。何かしらの目標を達成したらご褒美として観ようと思う。
・他のバラエティ番組は分からないけど、『細かくて伝わらない~』に出ていた時の佐藤健が超つまらなかった。あれって、モノマネ側の出来云々よりも、審査員側のぶっ壊れるくらいのリアクションが番組を成り立たたせていると思う。番組構造の生命線である「あ、これってよくわからないけど面白いんだ」の空気感を、佐藤健は全くメイク出来ていなかった。欲しいのは天海祐希レベルの爆ゲラと破顔。
・「まず隣人を愛しなさい」ってのは、隣人を愛したら手の届かない地にいる人達のことを忘れていい、ってことじゃないと思う。隣人を愛しつつ(簡単じゃないけれども)、ネタニヤフやプーチンやトランプやアフガンの統治者たちや、各地で弾圧をしている連中に中指を立て続けなければいけない。
・12月8日の日曜日、冬晴れの空の下「秋ヶ瀬バイクロア2024」に行ってきた。年々イベントの規模が大きくなっているというのは開催当初からボランティアスタッフの知人の談。金の匂いのするイベントになりましたねー、とも言っていた。確かに一昨年来たときよりも企業ブースの数は増えていたし、高級バイクが所狭しとひしめいていた。高級バイクねぇ、なんだかなぁ。
・それでも秋が瀬バイクロア、各種レースに雑草みたいなボロ自転車がまだまだ参加していてとても素敵なイベントでした。来年は早めにエントリーしてチームラリーに参加しようと、旧友と約束をした。
・てつ君の主催する稽古会(ワークショップ?研究会?)に参加した。テーマは「いる」こと。本物のバーを使って、本当に喫煙したり飲酒したり(各人許可の上で、ですね)と、演技なのか素なのか良く分からない範疇の中で各々が自由に遊んだり、不自由にならざるを得ない箇所を確認共有したりと、まず一般的なワークショップでは掘り下げられない体験ができた。何より久しぶりに会った小川夏鈴の極上の天才ぶりを堪能できた幸せな時間でした。
・新たに発売されるコルナゴのフラッグシップロードバイクのお値段、日本円で258万円だそうです。馬ーー鹿げているよー。高すぎ。よくない。でも当たり前のように買う人はいるんだよなー。バイクロアに行ってみて改めて思ったけど、所謂「自転車好き」と「ロードバイク好き」の間には年々広がる深い川が流れている気がする。それなりのロードバイクも所有してた事はあるけど、レーパンは履けなかったし、さも「分かってますよね?」みたいなハンドサインは使えなかったなー私は。後方確認せずにハンドサインだけ出すローディになったら終わりだと思います。
・思い出補正バリバリ入るけど、WRC(世界ラリー選手権)は1995年から2000年あたりが一番面白かったっす。夢があったっす。
・来年あたり、世間単位でなにかすっごい嫌な事が起こるんじゃないかと、そんな気がしている。リーマンショック的というか、部分的な恐慌みたいな、そういうやつ。近代日本40年周期説を、結構信じてしまうんだよなぁ。
・地下鉄って便利だけど、(私にとって)べつに乗ってて面白いわけじゃなし、私は路線バスが好き。池袋→西新井大師の路線楽しい。
・ここ5年ほど冬場にロングコートを着るのが生き甲斐寄りの楽しみになってるんですが、いわゆる「ビジネスカジュアルに最適.…」みたいなコートじゃ欲求がなに一つ満たされない、それじゃ面白くない、ちゃんとした場(セミフォーマル推奨的な)に「丁度そぐわない」くらいが良い。だから冬場はメルカリに入り浸って掘り出し物の変なロングコートをずっと探してる、けっこう血眼で。
・大塚製薬のボディメンテナンスのCMで『檄!帝国歌劇団』が流れた瞬間に血液が沸騰した人々よ、私もです。
・師走らしい忙しさによって太極拳の練習がなかなか出来ていない。仕事したり用事足したり誰かにあったり.…よくぞ演劇なんてやっていたと思う、今ここに稽古の入る隙間はないぞ.…。
・ナベツネのこと、ずーっとちゃーんと嫌いだったなー。弔いたくもない。
・酒に弱くなった、完全に弱い。5パーの氷結350缶×2で目蓋がみるみる落ちてくるなんて以前は想像もしなかった。でも人と飲む時は相変わらずグイグイブイブイ飲めるし帰宅するまでは意識がしっかりしている。つまり、家で一人で飲む時に限って弱くなった。リラックスが上手くなったってことでしょうか。
・カウンター席でジョッキを卓に「ドンッ!」と盛大に置く人と臨席、重大判決を下す裁判官でももう少し穏やかにガベルを叩いてますよ?レベルの卓ドンだった。アルファゲルで出来たコースターを滑り込ませたかった。
・久々に会った友人たちと飲んで、カラオケ行って、もう一軒行って.…などして完全に記憶をなくす。カラオケ~三軒目で一回スパッと意識が飛んで、気がつくと知らないトイレ(三軒目のトイレ)にいて記憶喪失の人の気持ちが一瞬分かった。マフラーを失くした。反省。
・その久々に会った友人とは15年来くらいの関係で、同じ自転車好き且つ同じ学校、同じ元メカニックしかも同じメーカーのディーラー勤務という経歴を持っているので、自然趣向の範囲と質が似てはいるのだが、彼と話している中で最近感じていたあれこれが色々と府に落ちた。私は、観劇のチケット代にしろ、自転車の価格相場にしろ、好きなジャンルの敷居が高くなってほしくないらしい。世界的な物価の高騰による皺寄せは理解しているけど、それによって私の感じた「この世界は面白い!」の裾野が狭まるのが耐えられないのだ。演劇が身近であってほしいし軽い足取りで参加してほしい。軽くて漕いで楽しい自転車の費用が小遣いの範疇で楽しめてほしい。それを切に願っている。
・呼吸音、咀嚼音、足音がしない人が好き。つまり忍、真田太平記でいう「草の者」。
・年々自分の「干渉させると嫌なツボ」というのが詳細に分かるようになってきた。今近くにいる人、懇意にしてくれる人は総じてそこを押してこない人だ。あ、当然の話だった。
・年末の仕事が狂乱レベルで忙しい。走ってる、メロスの如く。
・クリスマスもへったくれもない中、怒涛の年末仕事を無事納めた。ウィニングラン(帰宅路)をたらたらと移動していると、やっと年の暮れを感じられた、染々とゆっくりと。
・12月28日、前日のアルコールと眠気が夕方まで私をベッドに縛り付ける。
・大掃除をしようという気持ちはあるけどついついWikipediaの記事を読み漁ってしまい腰が上がらない。八甲田山雪中行軍の記事を読んでしまい更に腰が重くなる。数ある死に方の中でも凍死はだいぶ嫌な部類ですね.…。
・翌29日、重い腰を上げて大掃除に取りかかる。クローゼット内のもう使わない物たちをゴミに出す。年々生きるのに必要な物が少なくなっていく気がする。
・クローゼットで捨てた分、新しく服を買った。10捨て3買ったことになる。これでよい。
・年中とはいわない冬だけでもマスクしてくれ街ゆく人々。
・年末帰省。到着直後より姪っ子たちのオモチャになる。あと何年遊んでくれるやら.…成長、嬉しもの悲し。
・紅白。姉夫婦と共に「アイドル、グループも、誰が誰だかも、全然わからん」と年配ムーヴをかます。顔と名前が無条件に記憶できるのは若さという特権です。年食ってもアイドルを逐一記憶できるのは努力の賜物です。
・紅白、いるかと南こうせつのデュエットで、南こうせつのハモリが上手すぎて笑ってしまう。さらりとやって偉ぶらないのが流石の南こうせつ。
ということで、2024年も終わりました。色々とありましたが、まぁ総ずればそこそこの一年でありました。
読んでくださった皆様ありがとうございました。
来年も引き続きよろしくお願いいたします。