在宅でのオタ活(つまみ食いという意識)

Twitterでつぶやくという行為をしていないと、たまに書きたい欲が抑えられなくなることがある。
そういうときには、こうしてまとまった文章を書くようにすることでその欲をなくすしかないわけで。
かといって、こういうところで書くとなるとTwitterほど自由に書くわけにも行かず、何かまとまった文章にしなければという感覚にもなるわけで。
そういったわけで、少しこの大晦日から正月にかけての"在宅でのオタ活"について振り返っておこうと思う。

仕事が休みだったのは、大晦日と3日までの4日間。
その間にしたオタ活と呼べるものと言えば、テレビの視聴とSHOWROOMの視聴、それとNPP(ニューイヤープレミアムパーティ)のAKBフレッシュ選抜のステージ配信の視聴ぐらいなものだ。

この4日間は現場に行くことは全くなく、完全に在宅を満喫していた。
そこで感じたのは在宅の大切さというものだったんじゃないかと思う。

まず、テレビの視聴。
これは、推しの入山杏奈を見る機会がこれぐらいしかないわけで、最初から大晦日は在宅でテレビを見ると決めていた。
入山杏奈は2019年のほとんどをメキシコで過ごし、AKB48に所属していながらAKB48としての活動を見る機会がほとんどない一年を過ごしていた。
そんな中、日本に来ている間の数日で貴重なAKB48としての活動。
推しているものとして見ないわけにはいかない。

紅白では選抜の立ち位置ではなく、少し後ろの方でそれもセンターではなく上手の方ということで、映った時間は然程長くない。それでも、自分の推しがアイドルとして活動する姿を見ることのできる嬉しさには浸ることができた。
久しぶりに「推しをテレビ画面から探す」感覚を味わうことができて、AKBのメンバーを推している実感を得ることができた。
ここ久しく得られていなかった感覚で、自分の原点みたいなものを見つめることができたように思う。

推しの映る一瞬も見逃したくなく、息を止めてじっと画面を見つめるその時間はテレビの前こそが俺の現場だとまで感じたほどだった。

そんな感覚を味わった後、1月3日は現場に行くか当日も迷っていたのだが、結局4日から始まる仕事のことも考えて在宅で配信を見るというのを選択した。

結論を言うと、行けばよかったと思う気持ちと行かなくてもよかったと思う気持ちが半々といったところだ。

今回のフレッシュ選抜。メンバーを見ても現場に行けばまぁ楽しいということは分かっていた。あのメンバーであれば、現場で見られるだけで満足なわけで、言ってしまえばセットリストなんてどうでもいい。
そう思ってはいたが、セットリスト自体も相当楽しい構成になっていて間違いなく現場にいたらとてつもなく楽しかったとは思う。

とは言え、配信で見るだけでも十二分に楽しむことができたのも事実ではある。
と言うのも、たとえばチームフレッシュ推し。あれはまぁ自己紹介の時間を作ることができない現場では入れる必要がある曲だとは思うが、正直そんなに好きではなくて。
現場にいたら、またかよと思って少しテンションが落ちていたように思う。
ただ、在宅であればその時間は目を離せばいいだけでそういったストレスを感じることがないのはよかった。

それと、中盤の各チームを意識した4曲でのメンバーの熱は配信を見ていてもしっかり受け取ることができたのもよかった。
1番テンションが上がったのは間違いなく「ラベンダーフィールド」で、それは現場で見たかったとは思うが(行きたかった気持ちのうちの大半はこの曲が占めている)そういった後悔も含めて在宅の醍醐味と思えば、受け入れることはできる。

そもそも、在宅は現場のつまみ食いでしかないのだから、現場と同じレベルの満足度を得ようなどと思ってはいけないのだろうと思う。
こういう現場で見ていたかったという少しの後悔を積み上げることが次の現場につながるんだから。

この、「つまみ食い」というのはオタ活をやる上で大変重要な感覚だと思う。
結局、俺のオタ活のほとんどがちゃんと推している人たちの「つまみ食い」でしかない。
ちゃんと推している人たちがそのメンバーなり現場なりを支えているから、俺は心おきなくつまみ食いができる。
心おきなくと書いたが、そこにはある種の罪悪感みたいなものも持ってはいて、その罪悪感とつまみ食いのうま味とのバランスが取りやすい場所こそが俺にとって居心地のいい場所ということになるんだと思う。

アイドルによって、つまみ食いに向いているアイドルとそうでないアイドルがいる。
つまみ食いをしているという自覚が強くなると、どうしても罪悪感の方が上回ってしまい居心地が悪くなってしまう。

そんなわけで、2019年はつまみ食いの難しさというものを実感した1年だったようにも思う。
つまみ食いの難しさを感じ、行かないようにしようと思ったアイドルもいたわけで。

2020年はその辺の感覚との折り合いのつけ方を探しつつ、ちゃんと推せる子を探す意識だけは忘れないようにしたい。

「つまみ食いでもいいよ」というアイドルさんはいつでも声かけてください←

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