丸見龍助

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最近の記事

乃木坂46「Actually…」とSKE48「心にFlower」の歌詞に見えるアイドル⇔オタク双方向の関係性(歌詞解釈)

2022年3月23日、乃木坂46の29thシングル「Actually…」が発売されました。 こちらの曲は、2022年の新しく加入した5期生の中西アルノさんがセンターポジションを務めていながら、シングル発売前に活動を自粛することになり話題を呼んでいます(と思われる)。 そのことの是非は置いておいて、歌詞解釈が趣味の私としては、この曲の歌詞解釈を試みました。その際、もう一つ2022年3月に発売された、同じ秋元康作詞の曲とを比較しながら見てみると少し面白いのではないかと考えたわけ

    • 入山杏奈卒業公演を終えて

      2022年3月16日 AKB48の入山杏奈さんが卒業公演を終えました。 私は、オタクになったときから、入山さんが一推しで、今まで推し変もせずに過ごしてきたことから、初めての推しの卒業公演ということになったわけです。 そういうわけで、少し感じたことなんかをこちらに残しておこうと思います。 卒業公演に当選し、劇場ロビーで待つこと数分、ビンゴ抽選が始まりまして。 AKB48のオタク界隈では、そのビンゴ順抽選で最後まで呼ばれずに劇場に入れないことを「優勝」などと揶揄するのですが、2

      • 根も葉もRumor ~AKB48再始動~

        2021年9月29日。AKB48の新曲『根も葉もRumor』が発売された。 前作、『失恋ありがとう』の発売日である2020年3月18日から、約1年半ぶりのシングル。 AKB48単独でのシングルは2010年12月8日発売の『チャンスの順番』以来ということらしい。 そんな曲の歌詞ということで、どんなものになっているか、見ていきたいと思う。 過去と現在この曲の歌詞の登場人物は二人。 AKB48のシングルにはありがちな「僕」と「君」。 以前、シングル曲の一人称と二人称を確認したと

        • 『魔女の夜』 放心状態での帰宅

          2/8(月) 舞台『魔女の夜』を観劇して参りました。 この舞台、会場での実演以外に渋谷ヒカリエにて生配信がされていて、そちらがメインらしい。 らしいというのは、私が観に行ったのは実演会場でのものだから。 実演会場の席は全部で15席らしい(公演前日にやっていたインスタライブで鈴木杏さんがそう言っていた)。 舞台終演後、カメラが生配信視聴者向けの2人のコメントを撮りに行っていたから、配信がメインというのは事実だと思う。 ここまで少ない席数の舞台を観たことはないから、貴重な経験

          オタ活振り返り

          2020年のオタ活を数日前に振り返ったにも関わらず、何故だか急に今までのオタ活を振り返りたくなってしまった。 2014年から数年分のオタ活を。 思い出に残っていることは色々ある。 普段、そういう風に1年以上前のことを思い起こすことは少ない。 基本的に昔のことは忘れてしまうし、そもそも思い出というのは美化されるから、思い出し始めるとその中に浸かってしまって今後はそれよりも悪くなるんじゃないかと不安になるからだ。 ただ、この年末だけは、少し昔のことを思い返しておこうと思う。

          オタ活振り返り

          2020年のオタ活というもの

          明日から大晦日前日までの数日、仕事が忙しくなるので、このタイミングで今年のオタ活をすこし振り返っておこうと思う。 と言っても、今年はほとんどオタ活というものはしていない。 いわゆる現場に足を運んだのは年の初め、1月の間ぐらいで、それ以後は基本的に全て在宅でのオタ活ということになってしまった(一度3月に地下の対バンを見に行きはしたもののそれは置いておく) 正直、何もイベントがない日々は何を楽しんだらいいのかよく分からなかった。 あの時期、おうちで握手会の動画をひたすら見た以

          2020年のオタ活というもの

          『世界中の隣人よ』と『離れていても』~それぞれのグループとそれぞれの立ち位置~

          6月22日、AKB48の新曲、『離れていても』がYouTubeの公式チャンネルにて公開された。 この公開の約一月前の5月25日、乃木坂46の新曲、『世界中の隣人よ』がYouTubeの公式チャンネルで公開されていた。 それぞれのタイミングの違い、MVの違い、歌詞の違いから見えるコンセプトの違いなんかを少し比較しながら考えてみようと思う。 制作タイミングまずは、作られたタイミング。先行して発表された乃木坂の『世界中の隣人よ』は、緊急事態宣言の最中に制作されている。そのため、

          『世界中の隣人よ』と『離れていても』~それぞれのグループとそれぞれの立ち位置~

          VRカメラはカメラである

          AKB劇場にVRカメラが入った。 そのカメラを使って撮られた映像をLiVRというサービスで見ることが可能だ。 ものは試しということで、とりあえず販売されているVR機器をAKBのオフィシャルショップから購入し、視聴して見たその体験談みたいなものだと思ってほしい。 とりあえず、少し使ってみて思ったのは、慣れないと頭が痛くなるし視度の調整もうまくやらないとぼやけて見づらいしでまず没入するためには経験と技術が必要そうだということだ。 VR機器自体、使うのが初めてということもあっ

          VRカメラはカメラである

          夢の話

          こんな夢を見た。 こんな書き出しから始めてはみたものの、別に私は夢十夜を読んだことがあるわけではないから、文体なんて真似ることは出来ないので普通に書こうと思う。 これは、私が今週の火曜日だか水曜日だかに見た夢の話だ。 私は、とあるアイドルのイベントに参加している。聞き覚えのあるOvertureとともにそのアイドルたちは出てくる。 私は、いつものように手拍子をしながら歌を聞く。いつも通りリップシンクでもしていたかもしれない。その中で一番好きなメンバーのことを当然のごとく目

          言い訳だけが人生だ

          言い訳をするというのは大切なことだと思っている。 自分の中で行動しないことに対して言い訳ができることが大切で、言い訳すら出来なくなってしまったら精神的にどうかしてしまうのではないかと心配してしまう。 私は昨年、それなりに足を向けた地下アイドルの現場というのがあった。 けれど、昨年末には今後行かない可能性について考え始めるようになった。 そのことに関して、とりあえず言い訳だけでもしっかりと言葉にしておかないと今年も先に進めないような気がしているから、書いておこうと思う。 これ

          言い訳だけが人生だ

          在宅でのオタ活(つまみ食いという意識)

          Twitterでつぶやくという行為をしていないと、たまに書きたい欲が抑えられなくなることがある。 そういうときには、こうしてまとまった文章を書くようにすることでその欲をなくすしかないわけで。 かといって、こういうところで書くとなるとTwitterほど自由に書くわけにも行かず、何かまとまった文章にしなければという感覚にもなるわけで。 そういったわけで、少しこの大晦日から正月にかけての"在宅でのオタ活"について振り返っておこうと思う。 仕事が休みだったのは、大晦日と3日までの4

          在宅でのオタ活(つまみ食いという意識)

          アストライアー〜僕たちの星 ハープスター〜

          4/29(月) アイドル ハープスターの初のファンミーティングに参加してきました。 その際、「楽曲研究会」(だっけ?)というものが行われ、各楽曲の歌詞カードが渡され、その歌詞の示す意味合いというものをプロデューサーさんから説明を受けるという流れが。 その際に受けた説明に関しての詳細は省きますが、"アイドル視点"、"プロデューサー視点"のようなものでして(それはそう)。 これは、その説明で納得しては歌詞解釈厨の名が廃る(?)と思いまして、少し、"オタク視点"でのハープスターデ

          アストライアー〜僕たちの星 ハープスター〜

          「不買運動」という名の販促活動

          現在、Twitterや755を休んで数週間。 メンバーから送られてくるモバメもほぼ読まずに日々何をしているかと言うと、仕事して、AKBの公式ブログのチェックをして、握手券の枚数を考えて…ぐらい。 仕事をしている時間、仕事について考えている時間が普段よりも長くなっているために、別にオタ活をしていないこと自体にはなんの問題もないのだけれど、まとまらない思考をまとまらないままに書くという作業をしていないから、頭の中がごちゃごちゃになっている気がするのは、Twitterに毒されている

          「不買運動」という名の販促活動

          センチメンタルトレイン〜彼女は電車を降りる それでも電車は走り続ける〜

          さて。 前回上げた時にはふわっとしたものしか思いついていなかったセンチメンタルトレインの歌詞解釈ですが、一つ思いついたものがあるので少しまとめておこうと思います。 今回の歌詞解釈、ポイントは基本的なもの。 オタクとアイドルの関係性ってやつです。 オタクとアイドルの関係性というか、オタ活とはって感じですかね。 センチメンタルトレインの歌詞を、オタクとアイドルの歌詞として見た場合、重要なのは、 "今日も君が乗って来るだろうか?" と書いてある通り、僕は既に電車に乗って

          センチメンタルトレイン〜彼女は電車を降りる それでも電車は走り続ける〜

          推しとは推すとはオタクとは

          Twitterから凍結の連続という仕打ちを受け、なかなか頭の中にあるものを吐き出せないまま日々を過ごしているせいで、まとまらない想いみたいなものを抱えている最近。 少し落ち着いて自分の「推し」や「推す」という概念とそこから繋がる「オタク」というものについて考えを巡らせている(要するに暇) 私はAKBにこうしてハマる前までは「オタク」だと名乗ることはなかった。 人よりも好きなものはある。けれど、「オタク」とは名乗れなかった。 「好き」というのとも「ファン」というのと

          推しとは推すとはオタクとは

          センチメンタルトレイン(あまりにも雑すぎる覚え書きのようなもの)

          AKB48の新曲、センチメンタルトレイン。 総選挙曲で、松井珠理奈が1位になって、だけどCDの収録、MVの撮影には参加してなくて… みたいな話をするつもりはありません。 なぜなら、ここに書くのは歌詞解釈だから! 我が家に届いてから約2日が経ち、歌詞を眺めてはいるんだけど、なかなか考えの方向性がまとまらないので、完成版というわけではないけれど、とりあえず気になるフレーズだけを拾ってなんとなく書いておこうと思います。 そのうち完成版を上げるかもしれないし、上げないかも

          センチメンタルトレイン(あまりにも雑すぎる覚え書きのようなもの)