住宅型有料老人ホーム~入居するまで~
私の父親は、
認知症で要介護4の通称たーさん。
在宅介護していましたが、5月に卒業になりました。
急性期病院、療養型病院を経て
現在は、住宅型有料老人ホーム入居中です。
特別養護老人ホームの空き待ちもしています。
はやいもので、
老人ホームに入所して、そして前回の記事から
あっという間に1か月がたってしまいました。
今回はたーさんが入居に至るまでを
書き記しておこうと思います。
そもそもなんですが、
数々ある施設のなか、
私がここに決めた主な理由はというと・・・
①家から近い
②リハビリが充実している
③値段が安め
といったところでしょうか。
始めは、住宅型有料老人ホームって、
ネットで調べると医療連携が悪そうなイメージでしたが、
実際お話しを聞いていると
全然そんなことありませんでした。
24時間体制で看護婦さんやヘルパーさんがみてくださるし、
もちろんお医者さんとの連携もとれてます。
(眼科だけないのですが)
そして何より、
医師や理学療法士の方と連携して施術してくださる、
訪問マッサージのサービスを紹介してくださいました。
施設を探している中で
「リハビリ難民」の実態に愕然としていたのですが、
民間でこんな素敵なサービスがあるとは!
大袈裟ですが、
ほんとこの施設に出会わなければ知らなかったかもです。
やっぱり直接色んな施設に行って話を聞かないと
分からないものですね。
ということで、現在たーさんは
月曜日が介護保険のリハビリ、
水・金が医療保険で受けれて、合計週3回、
ベッドでもみもみされて、おかげ様で
気持ちよさそーにしております。感謝。
話はまた戻りますが、
どうやってこんな素敵な施設に
たどり着いたかというと、、、
かの有名な紹介サイト「みんなの介護」です。
すいません、普通ですよね(汗)
当初在宅介護にするかどうか悩んでいた時期に
このサイトを利用していて
何件か施設見学はしていました。
そのおかげで、ある程度の知識はあったので、
今回もみんなの介護さんを利用させてもらい、
自分で施設に見学予約し、当日になんと即決して
入居を決めました。
担当者さんの対応も良くて、建物もキレイにされていて
これは良いご縁だなあと思いましたので。
施設探し当初は
病院の方やケアマネや紹介業者などたくさんの方に
情報を頂き、ありがたかったのですが、
やりとりしていると時間がかかるのと(期限があったので)
施設の方の対応や見学など、
自分で直接関わった方が良いなと思っていたので、
みんなの介護を利用することに。
土地柄やサービスにこだわりもあるし、
細かいとこが気になる性格というのもあり、
普通に賃貸住宅探しの感覚でした。
(賃貸探しはわたくし慣れておりましてw)
ところで最近
「みんなの介護」の広告、よく目にしませんか!?
とても便利だとは思うのですが、
利用して思うのは、営業の方からの連絡が度々あるので、
正直なところちょっと面倒くさい感じもします。
そして、私もその一人ですが、
最大10万円のお祝い金につられるのはやめましょう(笑)
ちなみに私の場合はなんと5千円でした(-_-;)
金額の基準は分かりませんのであしからず。
そして入金は3か月入居してからなので暫くはおあずけです。
そして有料老人ホームへの入所にあたって
大きな心配事は、やっぱり「費用」です。
費用明細はまた改めて、お伝えできればと思っていますが、
特養と比べて確かに高いです。
私は都会に住んでいるので
そもそもが高いのかも知れませんが、
10万円ぐらいだと大部屋とか、立地が悪いとかあって
毎月15万は最低でもかかります。
そこからおむつ代や介護保険料、電気代、医療代などもろもろとなって
なんと20万はかかってます。
たーさんの年金では、予算オーバーなんですけどぉ~(泣)
そしたら費用だけで言うと
特養が安い!?のかなあと思うのですが
実は大差はなさそうなんです。
最近の特養も個室型になっていたりで、
高ければ15万~17万程度かかることも十分あり得ます。
(もちろん施設や、その人の収入や介護度によって異なりますが)
いくつか空き待ちしているので、
どこになるかも分からない状況なので、とりあえず
連絡あった時に色々聞いて
そこから考えようとは思っています。
でも入居して1か月、たーさんのご機嫌な様子をみると
ここで看取ってあげたいなーといのが本音です。
なんと言っても入居初日に見せてくれた
あのうれしそうな笑顔が忘れられません。
病院の入院時には考えられませんでした。
意思の疎通はほぼできない
認知症の重度なのですが、
「喉渇いた!」「美味しい~」と
はっきり言葉を交わせる時もあります。
とろみを入れてもらって
エンシュア(栄養ドリンク)を
ストローでごくごく飲んでました。
オナラしてへへッと笑ってました。
本当にいつもご機嫌で、安心しました。
車椅子で移動して食事も食堂でとれました。
病院ではベッドの上だったのに。。。
ただ1点、
賃貸住宅へのお引っ越しと同じなので、
いろいろと最初に用意するのは大変です。
あらかじめ持ってきて欲しいと言わたり、
事前に用意するものもあれやこれやで。
カーテンにはじまり、ふとん類からです。
ティッシュ、トイレットペーパー、タオル、ごみ箱
着替え、エプロン、室内スリッパ、リハビリシューズ、
ひざ掛け、コップ、歯ブラシ(スポンジ)などです。
おむつもT字、パッド2回分と夜用、おしりふき、
洗剤、ハイター、などなど。
賃貸と一緒なので、
必要であれば冷蔵庫とかテーブルとか椅子とか
空気清浄機とかも全部自前で用意しないといけません。
そんなこんなで、入所が決まってからは
アマゾンや楽天を駆使して施設へ送ったり、
家のものを持っていったり、
色んな書類のやりとりをしたり、
あっという間の1か月でした。
しかしながら・・・
よき施設が見つかって
ホッとしたのも束の間。
この8月からは
要介護4から5への
区分変更をすることになってしまいました。
点数が足りなさそうで、
そうなるとは聞いてはいたのですが、
とうとう最終段階に足を踏み入れたのか、、、
さらに費用もかさむなぁ、、、
なんて、色々考えこんで
ちょっと久しぶりに落ち込みました。
でも今私ができることといえば、
可能な限り顔を出してあげて
好きなおやつを食べさせてあげることしかないので
落ち込んでても仕方ありません。
ふと思ったのは
要介護5から4への奇跡の復活劇って
世の中あるものだろうか。。。
すいません、そんな答えのないことを
深く考えないようにしないといけませんねw
そうそう、それはそうと
猛暑と体調不良で
久しく、もーさん(母)と会えていないので、
そろそろ連れていってあげないと、、、です。
それがたーさんにとっては
何よりの一番の薬になりそうなので。