【消費者需要3つの効果】バンドワゴン、スノッブ、ヴェブレン効果。流行、差別化、自己顕示
おはようございます☀
今日は3つの消費需要理論について。
理論って聞くとなんか難しい感じ!?って思うけど自分がどの需要に踊らされているか?当てはまると面白いかも!
■3つの消費者需要効果
消費者が欲しいと求める感情には大きく3つある。
①バンドワゴン効果(流行)
②スノッブ効果(見栄っ張り)
③ヴェブレン効果(自己顕示)
①バンドワゴン効果と②スノッブ効果は対比していて、大多数はこの何方かだとは思う。
日本に場合、モノに限ったことではないけど、
流行=安心と感じることが多く、多くの人が持っているモノ、やっていることは自分も欲しいし、やってみたいと思う感情がバンドワゴン効果。
逆に多くの人が持っているモノはいらないし、やっていることはやりたくないというのがスノッブ効果。
※自分はスノッブ効果が強く働くことが多い
流行にのるタイプか?差別化を求めるタイプか?で別れる。
さて自分はどっち???www
そして、この2つとは別に考え方がもう1つ。
「商品を安く買いたい!」という一般的なニーズに逆行して、顕示的な消費に関しては、商品やサービスの価格が高いほど、需要が高まるのがヴェブレン効果。
簡単言えば、自分のステータスを顕示すること。
ヴェブレン効果は、自己顕示の顕示力が高いものほど効果がある。
顕示力とは、相手に自分の凄さが伝わる速度と深度の度合いで「アイツ、すげえ!」と身に染みさせることができれば、顕示的消費は成功だと言える。
第三者から見て驚かれるようなハイブランドやスーパーカーを買ったりする見せびらかし消費だね。
この効果は、自身のステータスを誇示することで憧れを持つ人が多くいるから成り立っている。
高級ブランド品やスーパーカーが売れ続けるのは一定数この購買層がいるからだね。
このヴェブレン効果は、これまでお金持ちが自己顕示の一部の消費行動されていたが、最近はSNS普及により少し変わってきている。
自己承認欲求が高まり、モノ消費よりコト(体験)消費に変わり、SNSを使って情報発信することで多くの人にイイねされることの為に消費する人達が増えた!
自分はこれをイイね消費と呼んでいるw
『イイね』という共感数が可視化されたことで、少しでも多くの『イイね』を獲得する為に、自分の身に丈を遥かに超えた金額の高額リゾート地に行ってみたり、全身高額商品を身につけたりする。
そして『イイね』を得ることで満足度をあげる。
その本質は、他人に自分のステータス見せびらかすこと!
まさにヴェブレン効果。
誰かによく思われたいから、少し背伸びをしたレストランに行ってみたり、高い服着てみたりすることも同じ。
そう考えると、自分でもヴェブレン効果が発動した消費は何回も経験している。
ヴェブレン効果は単なる顕示欲を満たすニーズの製品が、高単価になれば消費ニーズが高まるという、当初の概念から少しづつ変化している。
■ヴェブレン効果の本質
ヴェブレン効果の本質を追求すると人は何にお金を払っているか?ということにたどり着く。
それは、意味やストーリーに対してお金を払っている。
高級ブランド品やスーパーカーは、似たような性能の代替品は世の中に沢山あるけど、購入する理由はブランド価値というストーリーを買っている。
そして、それを持つことで自己ステータスをアピールできるという意味も持つ。
Instagramなどで高級リゾート施設で楽しんでいるというストーリーを買って発信することで自己承認欲求を満たすという意味を持つ。
他人に憧れを持ってもらう場合、この意味やストーリーというものが重要になってくる。
今後消費者需要が大きく変わってくる。
流行にのるだけでは同質化が進み満足度は得られず、自己承認欲求を満たす消費行動に流れてくる。
誰かの憧れの存在になりたいという欲求。
この欲求が意味することは、役に立つモノでは人は満たされず、意味のあるモノに需要が集中するということだと思う。
明日は、この需要の変化を抑える為に大切なこと
『役に立つモノ』と『意味のあるモノ』について考えてみたいと思う。