AEDの使用について
みなさんご存知、AED(Automated External Defibrillator)とは『自動体外式除細動器』のことである。
今回は物議を醸しているAEDの異性への使用、というか男性から女性への使用について取り上げる。
使い方
まずAEDの使用方法が分からないなどという話を聞くことがあるが、「何を言っているんだ?」という感じだ。
なぜって? それはAEDの蓋を開ければ音声によるガイドが勝手に始まるので、それに従えばいいだけだからである。つまり内容を理解している必要はない。なので細かい使い方については割愛する。
もっと言えば、AEDが保管庫にある場合、扉が開いている間はアラームが鳴る。多くの人が野次馬で寄ってくるだろう。医療に心得のあるものが聞いたならば、呼びかけなくとも取り仕切ってくれるかもしれない。
というか人が倒れていたら、すぐにAEDを持ってきてセットしろ。1分1秒ごとに生存率はガタ落ちするし、必要ないならAEDが勝手に判断するし、野次馬に救急車でも呼ばせておけ。 ……脱線してしまった。
AED使用状態
話を戻す。今回は物議を醸している異性への使用についてだ。
当然AEDは電気ショックなので、より心臓への効果を高めるために肌に直接パッドを貼る必要がある。また電流が拡散しないように衣類やアクセサリーも極力外したほうがいい。
特に問題なのが金属である。導電性が高い金属があっては効果を十分に発揮できない。そして女性の多くが装着しているブラジャーには金属が使用されている。
ここまで言えば分かるだろうが、女性へのAED使用とは『多くの野次馬に囲まれた状態』で『下着を外される』ことになる。まあ嬉しくはないだろう。
物議とは
物議とは当然、異性にはAEDを使用して欲しくないというものである。
先ほども述べたが、AEDが必要な状態は1分1秒を争う緊急事態である。AEDと共に必要な心臓マッサージでは、拳1つ分沈み込むまで押し込む必要がある。自分の身体の厚みと拳の大きさを比較すれば分かることだが、かなり深い。肋骨が数本折れることは よくあることだそうだ。逆に言えば命を助けるためには多少の怪我など些細なことである、とも言える。
それに比べれば肌をさらすことなど痛くも痒くもない。というか命が助かるなら、それくらいどうでもいいのではないだろうか。むしろ多くの人がいるのに、AEDがあるのに、誰にも使用してもらえず命を落とすほうが悲しい。実際、AEDを使用してもらえず植物状態になった女性の話を聞いたことがある。
物議を受けての行動
しかし物議を受けての対応とは以下のようなものである。
公共機関
以下のような資料を作成している。
何度も言っているが、1分1秒を争う緊急事態なのである。いちいち、これを読み込んで対応するのだろうか。
ちなみにAEDのキットにはすぐに装着出来るように衣服を切りやすいように変形したハサミが入っていることが多い。わざわざハサミを入れておくくらい時間が大切なのである。
下着をズラして使用したために時間が掛かったり、うまく電気ショックが出来なかったり、電気が分散して十分な効果が得られなかったらどうすると言うのか。
まもるまる
女子高生が考案した被せる形の道具がある。
これが用意出来たとしても、AEDの装着には邪魔でしかないな。
訴訟
一番懸念するのは訴訟問題だろう。電車内の痴漢の冤罪も問題となっているが、こちらはこのような見解がある。
残念ながら、見知らぬ人を助けることにリスクはあってもメリットがない現状である。これならば、やらないの一択になるのも仕方ない。
最後に
女性には命よりも大事なことがあるようだ。
今回のこともだが、女性の運転する車の交通事故や道路への未確認での飛び出し、歩きスマホで噴水に突入など、多くの動画で身の危険を回避する行動を取らない姿が確認されている。
どうしても使用して欲しいならば同性に使用してもらって下さいね。おそらくAEDを動かす方でも女性は「分からない」と喚いてやってくれないんだろうなって思うけども。
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