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【0から練馬にJクラブを創る物語】 #3 一人じゃ無理。仲間を集めよう

▼前回の記事はこちら


今日は仲間集めについてのお話。




X で仲間を探してみた


なんとなく、サッカークラブの創り方はわかった。
自分がサッカーを通して創りたい世界観も決まった。

だが、これは到底一人じゃ実現出来ない。
よし、仲間を集めよう。

とはいえ、近くで一緒にやってくれそうな人も思い当たらなかったので、
Xで興味を持ってくれそうな人を探してみた。

投稿にいいねをくれた方々とは一通りお話させていただいたが、
流石に「じゃあやりましょう!」「興味あります!」までに話は至らなかった。

まあ、普通に考えたら初対面の大学生に「サッカークラブ創ります!興味ありませんか?!」って言われても「あ、え、いきなり言われても・・・ちょっと興味あるなぐらいで軽い気持ちでいいねを・・・。」となるのが当たり前ですよね。

「早く仲間を見つけてクラブの設立を実現させたい。」

と、若干焦っていた当時の自分の、相手目線に立てていないコミュニケーションを今では反省している。笑


一人目の仲間。YESと言われるまで誘い続けた越智。


運営兼プレーヤーを務める越智達也

Xではなかなか一緒にクラブを運営していってくれるような人は見つけられず、「いなくても一人で最初はやればいいか。」と「とはいえ、仲間がいた方がやれることは増えるよな。」の間で感情が彷徨っていた。

そんな感情の中、ふとLINEを開いてみる。

適当にスクロールしていたら、目に入ったのが現在クラブで運営兼選手として所属してくれている越智達也。

「あ、めっちゃ身近にいたじゃん。」

彼とは大学生時代に、学生コーチとして中学生年代のサッカークラブで時間を共にした。元々スポーツビジネスに関心があり、そういった内容の講座に参加していたりしたので、話せば興味を持ってもらえるだろうと思い連絡をしてみた。

というより遠回しにジャブを打ってみた。

ジャブを打った時のLINE

このLINEを送る前に、直接「俺サッカークラブつくるんだよね」と会話はしていて、その時の反応は「へーそうなんだ。キーパーならやってもいいよ。」程度の温度感だった気がする。

当時、すでに自分の中では越智を仲間に入れると勝手に決めていた。(笑)

なぜここまで越智にこだわったかというと、まだ大学生の自分の周りの人たちは、どちらかと言うと友達色が強い関係性が9割で、何か一緒に事を成そうという関係性の人間が少なかった。

その中で、一つのサッカークラブで同じ指導者として子ども達と向き合い、子ども達にとってどんな指導がいいのかを真剣に議論し、時にお互いに対して苦言を呈す事を厭わない関係性だった越智は、一緒に上手くやっていけそうなイメージが湧きやすかった。

それに、僕が大きく動くこと(0→1)が得意な反面、細部が雑なところがあったりするので、どちらかと言うと細かいことを整えるのが得意なイメージがあった彼は、僕に無いものを持っていると言う意味でも是非とも仲間に入れたかった。


2ヶ月後、越智が仲間になった。


半ば強制的に仲間になってもらった時のLINE

この日から毎週meetを繋いでmtg。

「選手はどう集める?」
「パートナー企業はどう集める?」
「どこで練習する?」
「運営、足りないな。どうやって増やしていこうか。」

そんな内容で議論を繰り返し、着々とクラブ設立に向かって計画が固まっていった。

2人目の仲間。人あたりは温厚で、内側に青い炎を秘めているムロ。

運営兼プレーヤーを務める山室俊輔

越智と2人で着実にクラブの計画が固められてきた頃、ふとした会話で

丸野「越智の周りで、こういうの興味ありそうな人いないの?」
越智「1人、思い当たる人がいる。その子が仲間に加わってくれたらかなり心強い。」
丸野「そこまでなの!?じゃあ連れてきてよ!来週までに声かけといて!」

その時の会話(うる覚え)

その2週間後くらいに、meetで初めて彼と話した。

越智が声をかけてくれたタイミングで、興味は持ってくれていることは聞いていたので、軽く自己紹介してから、当時のクラブの計画をプレゼンした。

ムロの性格に加えて初対面だったことも重なり、プレゼン中に彼のなんとも言えない表情を見て、「あ、刺さってないかもな」と思いながらとりあえず話し切った。

丸野「一旦、ここまでで以上なんだけど、聞いてみてどう?」
ムロ「いや、シンプルにめちゃくちゃ面白そうだなって、思いました。」
丸野「お、じゃあ一緒にやろって言ったらどう?」
ムロ「あ、是非。俺でよければ」
丸野「!?」

こんな会話をした気がする・

半分、答えをなあなあにされて「一旦考えます」からのお見送りLINEの結末を想像したが、そんな不安も束の間で、仲間になることが決まった。

2人目の仲間が加わった。

これはアフタートークだが、ムロに「あの時なんで初対面の俺の話聞いて即決で仲間になろうって決めてくれたの?」と聞くと「本気だって感じたから。聞いてみて、中途半端そうだったらきっぱり断ろうとしてた。」と言われた。

素直に嬉しかったし、人当たりは温厚で一見慎重派に見える彼の、初対面の男とクラブをつくろうと即決する決断力と、内側にある情熱には驚かされた。

越智の言うとおり、頼りになる仲間が加わった。


3人目の仲間。「先輩、僕に力を貸してください。」

運営兼プレーヤー藤田俊輔


3人目の仲間。俊くん。
彼は僕の2つ上の先輩で、初めてのインターン先(医療系のスタートアップ)で出会った。当時、僕はインターンで彼は社員という関係性で、お互いにサッカーをやっていたという共通点で可愛がってもらってた。

僕がその会社を辞めた後、しばらく会っていなかったり、たまに連絡を取ったり、たまにフットサルしたり、たまにご飯に行くような関係になっていった。

その間に彼は勤めていた会社を辞め、元々やりたいと言っていた事業をスタートし、会社を立ち上げた。

そんなタイミングで、確かご飯に行った。
お互いの近況を話した中で、当然クラブの話にもなり、冗談っぽく「俊くんも選手として入ってくださいよ〜」と話すと「なんで俺なんだよ、やだよ。」と一蹴。笑


やっぱダメかと思いつつ、その日はそのまま終わったわけだが、
その数週間後ほどに、俊くんの事業と僕が設立するサッカークラブで何か一緒にできそうだという話になり、直接会った。

そこで何か、具体的な話に進んだわけではなかったが、
なにかの会話をきっかけに仲間になってくれることになった。
(肝心な部分なのに、全く覚えていない。笑)

自分の事業もある中で、ただでさえ忙しい時間をこのクラブに割いてくれていることは感謝の気持ちしかない。
選手としてはもちろんだが、社会人の先輩としても、経営者としても、何より1人の人間として尊敬している。

現在、僕は監督も務めているのだが、ストレートに選手目線での意見を伝えてくれ、ピッチでもチームを引っ張ってくれている俊くんには日々支えられている。



運営が、4人となった。

ムロと越智の2人は新卒で働きながら、俊くんは経営者としてもがきながら、それぞれが限られた時間をこのクラブに割いてくれている。

しかも無給で。

これを美談にするつもりは一切なく、いち早く彼らが納得感を持ってクラブに関わっていけるよう、いち早くクラブを大きくしていかなければいけない。

願望ではなく、これは彼らに協力を募った責任と義務だ。


思い出しながら書いてしまっている分、内容の時系列がぐちゃぐちゃなのは勘弁していただきたい。笑

Ps.今は別の道で頑張っているのでメインで書くことはしなかったが、この間にヘッドコーチとして大学生ながらこのクラブに力を貸そうとしてくれた岡部惇貴(おかべとしき)という人間がいる。彼は、現在大学サッカー部でプレーヤー兼指導者として活躍しており、どうしてもそちらの活動との両立が難しく、早いタイミングで別の道を歩むことになった。ただ、まだ選手すら揃っていないタイミングのクラブに興味を持ってくれて、短い間ではあったが運営に協力してくれた彼にも感謝しかない。

【告知】9/14にクラブ設立後、初のリーグ戦をホーム練馬区開催で実施します!


9/14(土) 17:30~ クラブ設立後、初のホーム練馬区でリーグ戦を実施します!
是非観に来ていただけると嬉しいです。

正直、始動8ヶ月のクラブの試合なんて見ても何も面白く無いかもしれません。

ただ、本当に0からはじまったサッカークラブがようやく両足で立とうとしていて、我々が目指すこれからをこの練馬区で直接示せるいい機会だと思っています。

試合後、

「あ、何かよくわからないけど一生懸命だな〜」

程度に気にかけていただけるようになることを期待して、是非みなさんと当日会場でお会いできることを楽しみにしてます。


次回は選手集めについてのお話。




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