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マルちゃんの保育歴史。

きっかけ。

私が保育士になろうと思ったのは小学生の頃。

私は幼稚園に通っていましたが、年の離れた妹は、両親が共働きを始めたため3歳児で保育園に入りました。

仕事が忙しく平日はほとんど子どもと関わることがなかった父と、家事に仕事に育児と毎日せわしない母。

母は大変だったのだろう。
私たちを怒ってばかりいてその当時はとても嫌でした。

そんな背景がある中で私が感じていたのが、保育園の先生に対する憧れでした。

母は私たちを怒りたくて怒っているのではない。余裕がないから怒っているのである。そんな母に余裕をつくってくれていつも助けてくれる保育園の先生たちが、私にとってとても素敵な存在に思えたのです。

そんなこんなで保育士になりました。
私は、同じ保育園で10年以上働くことになります。

悩みの多い4年間。

一年目は、乳児のクラスを担当しました。
二年目からは、幼児クラスのリーダーを任されました。

保育園では外部の研修に出る機会をたくさん設けてもらえていたので、一年目の時から保育園から案内される研修にはほとんど参加しました。
専門の本を買ってたくさん読んだりもしましたが、業務に追われる中で気持ちや時間に余裕もなく、保育が思うようにできないことがツラくしんどい時期が長く続きました。

保育の楽しさを感じ始めた6年目。

保育が本当に楽しいと感じるようになったのは、5年ぶりに乳児のクラスに配属された6年目の年。

小さい子どもは幼児の子どもと違って、言葉だけでは保育士の思うように動いてくれません。それがとても大変に感じました。

どう子どもと関わってよいのか悩みましたが、喜びや悲しみ、やりたいことや困っていることなどを汲み取ってあげること、子どもの気持ちに寄り添い関わることで、子どもと信頼関係を築くことの大切さを、改めて学ぶことができました。

その後再び幼児クラスのリーダーを任されることになり今に至りますが、乳児の子どもたちと関わって学んだことが、幼児の子どもたちとの関わりの中でも一番に大切にしないといけないことだと気づきました。
そして、子どもにとってより良い保育園とはどんなところだろうとより深く考えるようになりました。
そこからはこれまで以上に子どもと関わることが楽しく感じ、保育の面白さにのめり込みました。

最後に

保育士の方の中には日々の保育で悩むことがたくさんあるかと思います。
保育士を辞めてしまいたいなぁと思う方もいるかもしれません。
私も何度も辞めたいと思ったことがあります。
今も保育士をしていて大変だなぁと思うこともありますが、子どもと関わることや保護者の支えとなることがこんなにも充実していて楽しいと感じることが多くなってきたのは、継続して保育士をやってきたからこそだと思います。
人によってはやめる選択肢もあって良いと思うし、続けることだけが良いわけではないと思います。
ただ私の経験として、継続することが自分を変えるきっかけになることもあることを伝えたいなと思い記事にしました。

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