漢字検定は小学生も受検可能!10級に満点合格した息子の勉強法!
市立小学校に通う我が家の長男が、小2の6月に漢字検定10級を受検し、満点合格しました。
生まれて初めての検定試験に臨んだ長男。漢字検定10級は小1で習う漢字が出題されるので、決して難易度は高くありません。
とはいえ、合格するためには、しっかりと検定試験に向けた準備が必要です。
「漢字検定は受けてみたい!」けれど、ゲームもしたい、友達とも遊びたい、宿題もあるし…とそれなりに忙しい小学生。
合格に向けてどのような勉強をしたのか?満点合格のコツなど、我が家の体験をもとにご紹介します。
漢字に興味があるなら…と先生から進められ受験を決意
小1の面談で、先生から「○○(長男)さんは漢字が大好きみたいですね、漢字に興味があるなら、漢字検定を受けてみると、よりやる気や自信につながるかもしれません。」
と勧められたことがきっかけで、小学生も漢字検定を受けられると知りました。
幼稚園の卒園でもらった漢字辞典(小学生で習う漢字がすべて載っている)をきっかけに漢字に興味を持ち、暇があれば漢字辞典を眺めたり、気になる漢字を調べたりしていた長男。
漢字検定があると知って受ける気満々だったので、「本人やる気あるし、いけるかも!」と思い、受検を決めました。
母のミス!申し込みが遅れ小1で受験できず
漢字検定を受けると決めたはいいものの、いつが受検日なのか、申込期間など、調べるのをすっかり忘れていた私。1年生の3学期までに受けたいと思い、年明けに調べたところ、なんとすでに申し込み終了…。
どうやら、漢字検定は年3回で、毎年6月、10月、2月に実施されるケースが多いようです。
検定試験日の約2ヶ月前から受付を開始し、受付期間は約1ヶ月間なので、申し込みされる方はご注意ください。
漢字検定10級は小1で習う漢字なので、1年生で受けられないなら9級から受検しようかと長男に相談したのですが、「俺はとりあえず10級受けたい」とのことで、小2の6月に10級を受検することになりました。
合格に向けた勉強法
私が高校生のときに漢字検定を受けた際は、問題集を使って毎日ひらすら暗記、書いて覚える…を繰り返したのですが、正直小学2年生が同じ方法で勉強するのは難しいものがあります。
もちろん問題集や過去問も用意しましたが、楽しくできなければ続かないので、我が家ではゲームを有効活用して勉強しました。
毎日10分!ゲーム感覚で3DSの漢字検定にチャレンジ
3DSで漢字検定のソフトが発売されているのをご存じでしょうか?
日本漢字能力検定協会と共同開発されたゲームで、1級から10級まで対応しているんです。
読み、書き、書き順、部首など、漢字検定で出題される問題をしっかり網羅しているので、バランスよく学習できるすぐれもの。
毎日机に向かって漢字の練習をするのは、よほど漢字が好きか、コツコツ練習するのが苦ではないタイプの子でないとなかなか続きません。
長男は漢字は好きですが、コツコツ練習は苦手なタイプ。そのためゲーム感覚でできる3DSのソフトは気軽に取り組みやすく、毎日大活躍してくれました。
我が家では毎日10~15分程度、3DSで漢字の勉強をしていたので、漢字検定に向けての準備がスムーズに進められましたよ。
週末に!漢検公式キャラクター「いちまる」の問題集を解く!
漢字能力検定の公式キャラクター「いちまる」の問題集は、主に週末に使用して解きました。
カラーやイラスト付きで可愛らしく作成されているので、子どもにとって取り組みやすい問題集だと思います。
解き終わったら丸付けをして間違いを確認する、といった形で進めていきました。
受験1カ月前の週末に「実物大過去問集」で本番に備える!
受験の1ヶ月前になったら、週末を利用して「実物大過去問集」に取り組みました。
こちらは漢検と同様の出題形式で、試験用紙も本番と同じサイズ。名前を書く欄もあるので、本番を想定した練習ができます。
小2で初めて検定試験を受ける長男にとって、学校のテストとは環境も雰囲気もまったく違うので、本番を意識した練習はとても重要です。
実物大過去問集を解くときは、静かな環境で、時間を測って行うなど、できるだけ本番に近い環境を意識しました。
全部で5回分の過去問集が収まっているので、受験1ヶ月前くらいから使いはじめればしっかり準備できますよ。
満点合格のポイント
漢字検定10級の合格率は約95%と高い水準です。しっかり準備していれば合格できる可能性が高いでしょう。我が家では、「確認」と「丁寧に正しく」を徹底して意識しながら勉強に取り組みました。
すべて解き終わったら必ず見直し
3DSや「いちまる」などではそれほど見直しはせず勉強を進めていましたが、本番を想定した過去問集では、すべて解き終わったら必ず見直しをするよう徹底しました。
長男の場合は特に、ぱぱっと書いて「はいできた~」なんてことが多かったので、ケアレスミスで点を取れなかったらもったいない。
ちなみに、長男は以下のようなミスが多々ありました。
解き忘れている問題がある
読みがなを多く書いてしまっている(例:「後ろ」の場合、「うし」だけ書くのに「うしろ」と全部かいて「うしろろ」になっている)
試験時間は40分間あるので、10級なら時間が余るケースがほとんど。余った時間はしっかり確認し、ケアレスミスを減らすことが大切です。
丁寧に正しく書く
漢字検定の採点基準の一つに、採点の対象があります。
採点の対象となる字は以下のように明記されています。
つまり、雑に書いた字、形が崩れて読めない字は、仮に合っていたとしても採点の対象にならないということです。
長男の場合は普段から雑に書く、字を小さく書く傾向があったので、小2にはやや厳しいと思いつつも、とにかく丁寧に、正しく書くよう伝えて練習しました。
特に、漢字の「とめ」「はね」「はらい」や、枠内にバランスよく書く、読みがなを読みやすく書くなどがポイントです。
初めての検定試験でやりがちなことも事前対策を!
初めての検定試験は、試験会場の慣れない雰囲気や緊張から、思わぬことをしがち。試験中は付き添いの保護者は会場の外で待たなければなりません。
過去問集を使って本番対策をするのはもちろん、以下のような当日の心がまえも事前に伝えておくことをおすすめします。
試験中はしゃべらない
試験開始前にトイレに行く、試験中は行かない
試験が始まるまで問題用紙にはさわらない
裏面の問題も忘れずに解く
鉛筆で机をトントンしない
当日は子どもなりに緊張するので、事前に伝えておくと心の準備がしやすいですよ。
検定試験合格は自信につながる!余裕を持って準備するのがおすすめ
検定試験の結果が届くのは受検の約1ヶ月後。無事に合格できたことに加え、満点合格の賞状をもらえたことは、長男にとって大きな自信になったようです。
漢字を正しく覚えられるだけでなく、受検に向けて努力した過程や、学校とは違う試験会場の雰囲気を経験できたことなど、漢字検定は今後の学習意欲や成長につながるメリットが多々あります。
会場には長男の知り合いも何人かいたようで、小2で10級を受ける子も少なくないと分かり、母も一安心。
初めて漢字検定を受ける際は、期間に余裕を持って無理なく準備を進めてみてください。