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トイトレにおすすめの年齢・時期や進め方のコツは?子育て経験をもとに解説
子どもが1歳を過ぎて歩き始めるようになると、トイトレ(トイレトレーニング)を考え始めるママやパパも多いのではないでしょうか。
しかし、「トイトレはいつごろから始めたらいいの?」「季節は関係ある?」など、初めは分からないことだらけですよね。
トイトレにかかる時間は子どもによって違いますし、トイレに連れていったりおもらしのことも考えると、始めるのは気が重くなりがちです。
そこで今回は、我が家の体験も含めながら「トイトレにおすすめの年齢や時期」について解説していきます。
トイトレにおすすめの年齢
トイトレを始める年齢は、2歳過ぎ~2歳半くらいがおすすめです。
「1歳過ぎたらトイレに座らせてみましょう」「0歳からでも始められる」など、トイトレの年齢にはいろいろな意見があります。しかし、まだ言葉を話せず、ママパパとの意思疎通もできない年齢でトイトレを始めても、子どもが自らの意思でトイレにいくことはできません。
「トイレはなにをするところなのか」が分からないと、トイトレに時間ばかりかかってしまい大人も子どもも大変になってしまいます。そのため、子どもが2歳を過ぎしっかりと歩けていて、ママやパパと簡単なコミュニケーションが取れるようになっていたらトイトレを始めてみましょう。
オムツはいずれ外れるものですし、2歳半過ぎてからでも全く遅くはありません。ただし、早生まれの子だと幼稚園入園までのトイトレ期間が短くなってしまい間に合わない場合があります。
例えば、3月生まれの子が2歳半になる9月頃からトイトレを始めると、幼稚園入園までに残された期間は約6カ月です。半年程度だとトイトレが間に合わない場合も考えられるので、2歳を少し過ぎた5~6月頃から始めてみると良いかもしれませんね。
トイトレにおすすめの時期
トイトレを始める時期は、薄着になれる初夏~夏ごろがおすすめです。
薄着でも寒くない時期にトイトレを始めて、家の中ではトイレですぐに脱げるようパンツ一枚で過ごしてみましょう。
トイトレを始めてすぐは、おもらしの回数が多く着替えがたくさん必要になります。トイレでズボンとパンツを脱いで、便座に座るまでに間に合わない…なんてことも初めはよくあることです。
パンツを多めに買っておけば、おもらししてもすぐ取り替えられますし、洗濯の量もそこまで多くなりません。子どももパンツ一枚で涼しく過ごせますし、トイレでもすぐに脱げます。
秋や冬に始めることもできますが、パンツ一枚では過ごせなくなるので、おもらし後の毎回の着替えや洗濯の量が多くて大変ですし、寒いと子どもがトイレに行きたがらないこともあります。
子どもが2歳過ぎ~2歳半の間で、薄着になれる時期にトイトレを始めると進めやすいですよ。
尿間隔が空かないときはどうしたら良い?
「うちの子はなかなか尿間隔が空かないからトイトレが始められない」「オムツを替えてもすぐにおしっこがでている」ということもあるかと思います。
尿の間隔や、尿意を感じられるかは子どもによってさまざまです。オムツをしていても尿間隔がしっかり空くようになる子や、尿意を感じてママやパパに伝えられる子もいるでしょう。
しかし、生まれたときからオムツで生活している子どもにとって「いつおしっこをしているのか気づいていない」場合があります。おしっこが出ても「ムレない」「長時間吸収」など、オムツの機能も日々進化しているため、子どもはオムツに不快感を感じにくくなっているからです。
子どもの膀胱は小さいので、ちょこちょこおしっこをしている子もいます。おしっこをしている感覚が分からないままだと、2歳を過ぎてもなかなか尿間隔は空きません。
オムツをしていてなかなか尿間隔が空かない場合は、思いきってパンツを履かせ、おもらしを経験させることも大切です。おもらしを経験することで、子どもは「今おしっこがでたんだ」と認識することができます。
おもらしを経験して尿意が分かるようになると、だんだん尿間隔が空くようになっていくことも多いので、ぜひ試してみてくださいね。
トイトレを進めるコツ
トイトレを進めるコツをご紹介します。
トイトレが楽しくなるアイテムを活用する
トイレになかなか行ってくれない場合は、まずトイレに行くのが楽しくなるような工夫をすることが重要です。
シールやおもちゃ、ぬいぐるみ、ストップウォッチなど、子どもが興味を持つアイテムを上手に活用してみましょう。
以下は、アイテムを活用する一例です。
トイレに行ったらシールを貼る(トイレに行きたがらない子の場合はトイレに行けただけでもシールを貼ってOK)
トイレの蓋の裏側にシールを貼る(トイレの蓋を開けたらシールが見えるように)
トイレに好きなおもちゃやぬいぐるみを置いておく
ストップウォッチが鳴ったらトイレに行く(子どもと一緒に時間を設定すると○)
トイレで子どもの好きな音楽を流す
子どもの好きなことや興味に注目して「トイレに行くの楽しいかも!?」と思える空間を作ってみてくださいね。
楽しい雰囲気でトイレに誘う
トイレに行くときは、今にももれそうなときでなければ、急かしたり無理やり連れて行ったりすることは避けましょう。
子どもがトイレに行きたくなるような遊びを取り入れたり、ルールを決めたりして、楽しい雰囲気作りを心がけると良いですよ。
我が家ではトイレまで電車ごっこしたり、小走りでかけっこしながら行ったりしていました。毎回同じパターンだと子どもも飽きてくるので、いくつかバリエーションを用意しておくのもおすすめです。
以下の記事でトイレに誘う方法を紹介しているので、良ければチェックしてみてくださいね。
トイレに誘いすぎない
トイトレ中は「おしっこ出る?」「トイレ行こうよ」などと、一日に何度もトイレに誘ってしまいがち。
いつトイレのタイミングを逃すかわからないため、つい何度も確認したくなりますが、トイレの話ばかりされたら子どもも飽きてしまいます。
頻繁にトイレに誘うのではなく、朝起きたときやご飯の前、お昼寝やお出かけの前など、タイミングを決めて声をかけるのがおすすめです。
失敗しても責めない
トイトレで失敗してしまうことがあっても「トイレ行かないからだよ!」「なんでもれる前にいわないの」など、子どもを責める言葉は避けた方が良いでしょう。
おしっこがもれる直前まで気づかない、もれそうになる前にいうタイミングが分からない子も多いので、責められると次から怖くなってしまう可能性があります。
「もれちゃっても大丈夫だよ」
「次はおしっこっていえるといいね」
「トイレでできたらシール貼ろうね」
など、子どもにプレッシャーをかけない声掛けを心がけましょう。
ただし、おしっこはトイレでする、と分かっているのに、わざともらしている可能性がある場合には、優しい声掛けは逆効果なことも。
子どもがもらしたあともふざけている様子なら「ここはトイレじゃないよ」などと淡々とした態度で伝えましょう。
部屋が汚れても掃除しやすい環境にする
トイトレ中は部屋でもらしてしまっても、さっと掃除できる環境を整えましょう。
布製のカーペットやマットなどはなるべく片づけ、拭きやすいフローリングにしておくのがおすすめです。
ソファがある場合は防水シーツでカバーしておきましょう。
古くなったタオルやバスタオルなどを使いやすいサイズに切って多めに用意しておくと便利ですよ。
成功したときは思いっきり褒める
トイトレが成功したときは、わざとらしいくらい大げさに、思いっきり褒めるのがポイント。
「おしっこ出た!すごいね!」
「大成功~!」
「トイレチャンピオンだね!」
など褒め言葉なら何でもOKです。
ママやパパの他に、祖父母やお兄ちゃんお姉ちゃん、弟、妹など、みんなで褒めるとさらに効果的ですよ。
「トイレでおしっこできるのってすごいんだ!」といった自信や、次の成功にもつながるので、たくさん褒めることを心がけましょう。
おまるも活用する
トイレが怖いと感じている子の場合は、おまるでしっかり練習するのも方法のひとつです。
おまるなら子どもが自分で座れるうえに、穴も小さく、足もしっかり着くので怖さがありません。
補助便座を置いていても、大人用便座は足が付かず穴が深いので、子どもにとって怖いもの。
おまるで少しずつ自信が付け
筆者の体験談
我が家の場合は、長男のトイトレを2歳過ぎに始めました。
当時は尿間隔も全く空いていませんでしたが、ちょうど夏の時期だったこともあり、とりあえずトイトレを開始することに。ちなみに、いきなりパンツからのスタートです。
ところが、初日は15分おきに部屋中でおもらし。掃除と着替えばかりで私の身がもたず一度ストップしました。まだ「トイレでおしっこをする」ことが理解できていない様子だったので、長男にはまだ時期が早かったのかもしれません。
いったんオムツに戻し、2歳3か月を過ぎたころにトイトレを再開してみると、2歳を過ぎたばかりの頃よりもトイレでおしっこに成功する回数が増えていきました。
まとめ
トイトレは2歳過ぎ~2歳半ごろから始めてみるのがおすすめです。
薄着で過ごせる初夏~夏ごろにトイトレをすると、着替えや洗濯の量も少なくて済みます。
周りで「うちはオムツが取れた」などと聞くと気になってしまいますよね。しかし一生オムツのままなんてことはなく、いつか必ずオムツは取れます。
ただでさえ、トイトレをするのは育児が大変な2~3歳の時期。イヤイヤ期なども重なってくるときなので、辛い場合はいったんストップして無理しないようにしましょう。
もし幼稚園や保育園の入園までにオムツが外れていなくても、事前に先生に相談しておけばしっかりフォローしてくれるので大丈夫です。
子どもそれぞれに適したタイミングがあると思いますので、トイトレは焦らず比べず取り組んでいきましょう。