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本を気持ちよく読めるからだになるための本、読了。

パーキンソン病症状緩和に鍼を利用、という情報を見た。

このところ長文を読む体力が衰えていたこともあり、一見堂々巡りするかのようなタイトルの本を手にとった。


タイトルの意図からはズレていそうだが、読書のリハビリに丁度いい文量と内容だった。2時間程で読み終えられたのは、文字の大きさ、それと(前回の記事とつながるが)余白を感じられるレイアウトのおかげと思う。

鍼灸について読後に抱いたイメージは、「一を聞いて十を知る」。主たる症状から心身全体との対話を試みようとする姿。

興味深いことに、本書掲載の体験者の感想のうち幾つかに共通していたのは、”自分のからだと向き合う必要を感じた”というもの。

そこで思い浮かんだのは、からだと向き合う=からだの声を聞く=傾聴のこと。自分の中の見えざる変化に目を凝らし、語らざる声に耳を澄ます。

そういった意味で、ミヒャエル・エンデの描く「モモ」の在り方は理想的なのかもしれない。

https://www.amazon.co.jp/愛蔵版-モモ-ミヒャエル-エンデ/dp/4001155672

そして、文中でてきた小説「どろにやいと」も今後読んでみたい一冊となった。

https://www.amazon.co.jp/どろにやいと-戌井-昭人/dp/4062191059

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まあるくなるこ
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