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求人用パンフレット 2
そのパンフレットを見ながら私は 私自身の立場を考えてみた。その結果 きっとこの後自分が進学する学校を選ぼうとする中高生だって、状況は同じだということに改めて気付いたのである。高校や大学をはじめとする学校案内のHPや資料は、とかく仲の良さや先生と生徒の距離の近さをウリにしがちだが、見る人によってはそんなことは全くアピールポイントではないどころか、逆効果でしかないことも少なくないのだ。
我が校の生徒たちに接していると、このあたりのことが肌感でわかることもあるが、あくまで私目線ながら、学生が企業パンフみたいに『自分がこの後その組織でやっていけそうか?』を見極める時に、プラスの印象にはならない(もしかするとマイナス)かな?と思うことを次に挙げてみたい。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
◍Vサイン
⇒知らない人たちが数人でやってる
ピースサインに、自分を溶け込ます
ことができない生徒は少なくない
◍みんなで◯◯、揃いの◯◯
⇒カラオケなのか、キャンプなのか。
皆で遊びに行って楽しげにしてる
写真には引いてしまう生徒も多い
⇒皆で揃いのTシャツなんかを着て
いたりしている写真には嫌悪感を
感じる生徒も多い。『みんな』の
中に自分を入れたくない(入れる
ことができない)のかもしれない
◍歓迎会、親睦会、飲み会 等の『会』
⇒今や時代は『みんな仲良しなんです
よ!』や『全員でカラオケに行き
ました!』とみたいなことに魅力を
感じる若者は少ないし、中でも酒席
なんかははっきりと苦行である人も
多く、そんな人にとっては飲み会の
席で上司や先輩なんかに酒を注いで
回ったりすることは、地獄の時間で
しかない。
奇しくも今日は4月1日である。
ものみなに災いなきことを祈るのみ
である
これから企業の求人用パンフレットを作成しようとする方には声を大にして言いたい。
◍オッサンの価値観で編集しないこと
⇒若い人たちに案を考えさせないと
若い人は集まらない
◍でもその若い方というのも、パリピ
方向に偏っていないこと(もちろん
その方面の人材を求めるのなら話は
別だけど)
いや、時代は変わった。これが現実なのである。でも、そうだったとしても たたき上げの人ほど こんな風潮には嫌悪感があるのではないだろうか。しかし『そんなことに いちいち気ぃ使こてられるかい!』とか『そもそもそうやって集まったヤツなんか使えんわ!』と思った時点で、残念ながらその企業には 欲しい新人は来なくなるのである。