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HONDAと日産が? ホント?
HONDAの車を10台近く乗り継いでいる。遍歴を正確に思い出そうとしても もはや怪しい。若い頃からHONDA車ばかりなのは、以下3つの理由がある。
1.エンジン音
独特の乾いたサウンドが心地いい。『乾いた』という表現がピッタリのエンジン音だ。若い頃 あの音に憧れて初めて買ったHONDA車は1500CCのインテグラだった。以来30年、子供ができてからはワンボックス車を中心に、このメーカーの車ばかりを乗り継いでいる。
2.創業者
➡︎創業者 本田宗一郎さんを敬愛している。ああいう職人気質の経営者は今の時代には合わないかもしれない。でも少しでもいい仕事をと、日々油まみれで取組む技術屋の気持ちを、誰よりもわかっていたのは社長である彼だったのだと思っている。早期に藤沢武夫専務(のち副社長)に会社経営の全ての采配を任せ、自分は技術開発に専念したというあたりにも 彼の価値観が表れている。
終戦直後、自転車を漕いで遠くまで買い出しにゆく妻を楽にしてやれないかと考え、自転車に取り付ける補助エンジンの生産を思いついたという、後のスーパーカブ誕生に至る話が個人的に大好きだ(『原動機付自転車』という表現はここからきてるのかもしれない。しらんけど)。
3.アイルトン・セナ(テーマ画像)
➡︎HONDA抜きに彼のキャリアはない。我が国のF 1人気は、彼の走りによるところが大きい。類い稀なレースのセンスと我の強さ、ビジネスライクな割切り。全てがカッコ良かった。ちょうど30年前、イタリアはイモラサーキットにおける彼にとっての最後のレースにおいて、コーナーでマシンがクラッシュ、コックピットの中で動かない彼に対して気管切開をする緊迫した救急隊の様子も中継された。私は深夜のTV画面越しに命だけはと祈っていたが、結局音速の貴公子:アイルトン・セナは帰らぬ人となった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
さて、HONDAと日産が経営統合すんじゃね? というニュースが飛び込んできた。う~ん。日産とくっつくのかぁ・・・。
複雑だ・・・。
ここはぜひ融合せず、併行でいってほしいなぁ。つまり経営的には統合、技術は並立させるってね。・・・無理だろうなぁ。しかしもしその統合計画が成就したら、社名はどうなるんだろう? ちょっと考えてみた。
《HOSSAN》
ホッサン。関西の芸人である『ほっしゃん』みたいでカッコ良さに欠ける。車というものは、あくまでカッコいいか可愛いかのどちらかでないといけない。
《NINDA》
ニンダ。さらにダメですね。このネーミングじゃ絶対売れないわ。NINJAっていうオートバイはあったけど、『ニンダ』をスポーツカーに冠するのはちとツラい。
そしてさらに三菱自動車も一枚かむっていう可能性についても示唆されているけど、そんなことが実現すると もはや技術的な統合・融合は難しいと思う。そうなると車種としてパジェロだけを生かして残した方がいいかもな・・・。しかし当然会社名はさらに難しくなる。
《HOSSABISHI》
ホサビシ。ダメだこりゃ。モッチャリしていてとても若者が憧れる車の名前としては向かない。
《MISSANDA》
ミッサンダ。ダッフンダでないか!!
《SHIBIHOSSA》
シビホッサ。ラテン系でいったらどうだろう?
・・・ダメに決まってんだろうが!
ワーワー言っておりますが、話の行方を固唾を飲んで見守る私は、そろそろ次に乗り換えてもいいなぁと思っている週末ドライバーである。