女性をレディでいさせてあげよう

　小学校にもまだ通ってないような子供は別にして、全ての女性は高い自尊心を持ったレディである。レディはちやほやされたいし、ちやほやしてくれる人が好きだ。だからジェントルマンたるもの、レディには絶対に恥をかかせてはいけない。レディとしてのプライドを守ってあげないといけない。今回紹介するのはレディのピンチの数々である。つまりレディとしての立ち位置を失いかねないピンチだ。そんな レディがレディではなくなる恐れがある事態になった時に、どうすればその女性をレディとして成立させ続けられるのか？という視点で、男性が取るべき行動指針である。たとえある女性にイラっとしたとしても、グッと飲み込まなければならない。「女は面倒臭ェ」と思っていては女には好かれないのだから。
　しかし偉そうに言ってるけど、私だってできる訳じゃないし、シャレだからマジに受け止めちゃイヤです（笑）

【初級偏】
まずは手始めに大したことないレベルのもの。まぁかわいいかわいい。

泣いた時
➡️女性には涙という武器があるが、ここで取り上げるのは、堪えてたのに溢れてしまった涙だ。基本的に女性は涙を恥ずかしいとは思っていないことが多いし 泣いた理由にもよるが、「バカだなぁ」と右手人差し指でおでこをツンと押そう。ただし、①傷つけて泣かせてしまった場合　及び②あなたがキモいと思われている　この２つの場合を除く。

コケた(転んだ)時
➡️笑うかどうかは、コケた本人が笑っているかどうかでは決めないこと。本人が笑ってるなら一緒に笑いそうになるけど、これは絶対に笑ってはいけない。こんな時の「大切にされなかった」という怨みは一生消えず、いつまでも口喧嘩のカードにされるから要注意だ。

体調が悪い時
➡️この場合の避けないといけない対応は「大丈夫？」「大丈夫？」と言いすぎて騒ぐことだ。大騒ぎせず、アレコレ喋らないこと。家にいる時なら、場合によっては飲み物か何か口に入れるものを用意してあげた上で 帰ってあげた方がいい。

実家への電話で方言を聞いてしまった時
➡️方言にコンプレックスがある場合もあるから 何も考えずに笑うのは厳禁。そんな場面では魔法の言葉である「可愛い」を使う。電話を切って振り返った時、後ろにいて気が付かなかったあなたと目が合って恥ずかしそうにしている女性に向かって「可愛いなぁ」って言う。すると100% 「どうして？」って聞くから そこで一発、「お母さんが好きっていうのがわかったからね」と言うのがシャレてる。チト寒いか、、、(笑)

【中級編】
さて中級である。この辺りから 小僧には正しいリアクションができなくなる。ここでスマートな対応ができたら、もう一人前のジェントルマンだ。

下着が見えてしまった時
➡️決して露骨なこと（パンツの柄など）は口にしない。ここはただちに しかも自然に全く違う話題に切り替えろ。ただし、女はしたたかだ。ワザと見えるように仕掛けてくる場合だってある。ハニートラップには注意せよ。

足が臭い時
➡️さてニオイシリーズをここから３連発。足の臭いがする状況をよく考えてみてほしい。‥‥‥そう、家に上がってるんだ。それが初めてならば、その女性はかなりの覚悟なのかもしれない。あなたがその女性と深い仲になりたいなら、臭いが気になるそぶりは微塵も見せてはいけない。逆にただの友達以上の関係は望まないなら、とにかく何事も起きていないように振る舞うべし。

口が臭い時
➡️足の臭い同様、その女性とどうなりたいかで対応は変わる。深い仲になりたければ、とにかく全く何事もないようにするが、逆に進展を望まない相手なら「ニラ食っただろ？」と笑って終わりだ。

体臭が臭い時
➡️これは同じニオイのことでも 前記２件とは全く考え方が異なる。体臭は性フェロモンの放散でもある。よって、男性が臭いと感じていなければ、その女性のことが好きなのである。だったら苦痛ではないはずだ。逆に臭いと感じるのなら男女の仲にはなれないんだろうけど、どんなフランクな間柄でも体臭があるということを告げるのはタブーである。日本人ほど体臭を気にする民族はないらしい。どちらにせよここは我慢する一択で。

【上級編】
さてさらに男の価値とセンスが明らかになる事例だ。レディでいたいのにこの項目にあげたことが起きてしまったら、その女性の心はかき乱されている。

ゲロった時
➡️好きで酒飲んで酔っ払ってそうなったのなら基本的に放っとく(笑)　世の中の理というものを知ってもらうためにね。でも体調不良で嘔吐するっていう状況は女性にはとってかなりピンチの出来事だ。かなりの出来事だからこそ、表情ひとつ変えずに淡々と 自然に対応してあげないといけない。普通に。普通に。大したことは何も起きていないように。

ゲップをした時
➡️笑ってあげよう。「ゲップしてんじゃねーよ！」が正しい反応だ。でもそんな時でも普通の感性を持った女性なら「違う！ゲップじゃない？」と必死で苦しい言い訳を言ってくるかもしれない。そんな時は決して突っ込まずに「ああ、そうなの？ごめんごめん！」と完全に認めてあげる。

ハラを下してる時
➡️部屋に2人きりでいる時ならかなり対応しにくい状態、それは女性がお腹を壊してる時だ。そんな時は理由をつけて部屋を出てあげよう。どっち道その日には運命の出来事は起きない(笑)　フォローは不要。立ち去れ。

女性がアホであることが露呈した時
➡️こんな時にこそ男性のセンスが出るんだぜ。絶対に知識をひけらかしたり、「そんなことも知らんの？」みたいに感じさせてはダメだ。「俺もこの前なぁ、、、」と自虐的におバカネタを披露せよ。普段からその為の準備も怠らずに。

【プロ編】
こんなことにプロもクソもないけど(笑)、レベルとして特別に難しい非常事態を最後にあげてみよう。バカバカしいのだが(笑)

オナラをした時
➡️これは時間をおいたらダメだ。気づくや否や、駆け寄って手を取る。ギュッと握るのだ。その女性は恥ずかしさのあまりじっとはしていないし 何かの言い訳をギャーギャー言おうとする筈だけど、そんなことはさせず とにかくすぐにしっかり捕まえる。そしてポツリと一言「かわいいなぁ」で全てを封じ、他に何も言わせない。パニクってる時にはその方がいい。

処理が不完全なワキ毛が見えた時
➡もしその女性が何らかの期待をしているのなら、そもそもその状態で男性とは会わない。脈はないのだから今後も男友達と同じスタンスで付き合う方がいい。その女性にとって、その状態で会う男は男としては残念な存在なのである。

ハナ毛が出てる時
➡さあ難しいよ、これは。相当な非常事態だ。教えてあげたらあげたでその女性はショックだろうし、教えなかったら教えなかったで後でそのことに気づいたその女性は「今までずっとこの状態だったんだ！ もうダメ。恥ずかしすぎる！」となってしまうだろう。
　さてそんな時起死回生の逆転ホームランで 危機を回避するには、普通の考え方をしていてはだめだ。残念だが あなたは急にハラでも痛くなったことにし、その日はキッパリ帰りなさい。その女性が後で気づいても「あの人はお腹が痛くて苦しんでたし、きっと気づいていない」と思わせよう。この場合の親切心は女性の心とプライドを切り裂く。

　さてさてバカバカしい話に 最後までお付き合いいただき有難うございました。他意はございませんが、お気を悪くされた方がいらっしゃいましたら 心よりお詫び申し上げます。
　お後がよろしいようで。