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変わらないもの

 割と長めに生きてるが、人間が持っている特性の中で、絶対矯正がきかないと思うものがいくつかある。その特性を持つ人は一生それを持ち続ける。涙を流し、痛い思いをしたから生まれ変わって直そうとしても、根底の部分はどうしても改善できない(と私は心の底のところで思っている)そんな事柄を挙げてみる。

《虚言癖》
嘘つき。まさに息を吐くように嘘をつく人がいる。大体はかまってちゃん系統の「自分を特別視してほしい人」の嘘だ。こんな夢を見た、自分だけがこんな風に感じた、昔こんな友達がいた、大怪我をした、死にかけた・・・。ある意味寂しい、憐れな行為だ。こんな人の多くは「機嫌」の良し悪しが激しい気がする。自分に自信のない人ばかりだから、近づかないようにしなければ痛い目を見る場合が多い。

《異性に対するだらしなさ》
女好き、男好きは人間の性(さが)として、そこに倫理感がない人、手っ取り早くいえば、いつもあわよくば、、、の人。この手の人間は、常に可能性を探る姿勢で生きていて、ひとたびアンテナに反応する対象が現れようものなら虎視眈々と隙をうかがい、人としてのタブー意識が無くなるのだが、これはなにも男に限ったことではなく女だって相当なヤツが存在する。この手のヤツらが手に負えないのは、歳がいくつになっても、またやらかした過去が何度あってもやっぱりまた繰り返してしまうことだ。男の浮気の証拠を掴んで突きつけた時、その男は泣いて謝るかもしれないが、その涙は2ヶ月もすれば乾くんだから騙されちゃダメだ(笑)

《盗癖》
これも経験上子供の頃ならともかく、思春期を経た人間で盗み癖があるヤツはその精神の根っこのところは治らない。前項目同様、自分が起こしてしまったことによって、社会的な制裁を受けたとしても、状況ができていればまたその罪に身を染める。再犯率がとても高い犯罪である。こんな人が近くにいるのなら、とにかくその人にそんな気持ちを起こさせないようにするしかない。魔がささないように。しかし私の知る限り、ここに属する人は、悪行をしてしまった後で後悔し、一人涙を流して反省するような人も少なくない。だから病気なのかもしれない。

《イチビリ》
これは直らない(笑) よく関西人は、、、などと言われるが、お調子者というのは全国各地津々浦々に渡り存在する。何もコテコテの関西人だけではない。しかし関西には独特のシバリがある。例えば急に「◯◯さんどーぞー!」と振られでもしたら、指名された人がしなければいけないのは、①面白い ②へぇ!と一同が驚く程のワザを繰り出すか のいずれかだが、通常は前者になる。しかし万一こんな状況に追い込まれたならば、経験上ただちに1秒でも早く行うほうが良い。下手くそなモノマネでも、間髪入れずにやれば傷が少ない。「いやぁ、俺はできないわー!」とかなんとかやっている内に、ハードルはドンドン上がるのである。上がり切った時にブチかましたネタがしょーもないという絵を想像してみて欲しい(笑)

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