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連合艦隊 ✖️ 艦隊これくしょん
何でもよく知ってるねー! とフザけて半ばバカにしたように言われることが少なくない。なんかハラ立つんだけど 確かに私自身も1円の得にもならないことについて よく知ってる方だと認めているから仕方ない。ところで世間では あることについて深い知識を持っている人のことを『◯◯博士』と言ったりするが、サンドイッチマンと芦田愛菜さんがMCを務める、特定のことにカルト的な知識を持っている子供が出てくる『博士ちゃん』というTV番組がとても好きでよく観る。私も自分の好きなものについては『博士ちゃん』に出てくる子供たちのように、知識をより深く追求したいという欲がある。
そんな『誰も幸せにしない』私のカルト度NO.1の知識は、きっと大東亜戦争史であろう。そんな私が本稿のテーマでもある『艦隊これくしょん』というゲーム(アニメーション)を初めて見た時、立ち上がって『なんだ!コレは!』と叫んだものだ。私の知識と興味の最高位である 先の大戦における歴戦の軍艦群が、あろうことか美少女系アニメキャラ(しかもちょっとロリエロ路線だ)として擬人化されている。いわば大日本帝国海軍がサブカルになってしまっているのである。これが叫ばずにいられようか。
・・・しかし次の瞬間私は思った。これを見た旧海軍関係者はどう思っているのだろうか? 怒ってはおられないだろうか? と。
『囮作戦において、自ら犠牲になることを承知しながら 敵飛行機からの爆弾や魚雷を雨あられの如く受け、艦長の命と共に沈んだ空母』
『戦艦の出て行かない戦いはあったが、その艦種抜きの海戦はない。常に脇役ではあるものの 足の速さと雷撃能力で、縦横無尽に洋上を暴れまわり 敵を翻弄し続けた駆逐艦』
『爆発深度が設定された敵の爆雷に怯えながら、海底で戦機が訪れるの辛抱強く待ち 浮上後 乾坤一擲雷撃の機会を狙い続けた、我が国が世界に誇る大型潜水艦』
戦時中それらの船に乗り組んでいた戦闘要員にも、当然親がいれば子もいた。自らの命と引き換えに祖国のため、また家族のため自らの命と引き換えにしてくれた方々がいてくれたからこそ、我々は今の世に平和を享受できているのだと思っているが、どこでどうなったのかどんなプロセスを経たのかはわからないが、歴戦の軍艦たちが 史実を参考に艦名や特徴もそのまま蘇ってミニスカートの少女になっている。昔から地下文化やサブカルチャーというものは、エログロなどといって性的な表現を付帯させることも多かった。だからコスプレイヤーや地下アイドルのように、地上波には乗らないカテゴリーの人々には、エロティックを追求する一群が存在する。これも立派な文化の一つであるのだろうか。
本稿のテーマであるアニメ『艦隊これくしょん』の美少女キャラたちは、まさにそちら系コスプレイヤーたちの格好の題材でもある。旧海軍関係者がこれを見て 冒涜だ!と言って抗議しないのは、きっと年代的にこんな世界を知らないせいで、怒りようもないからなんだろうと独りごちている。
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駆逐艦『島風』の美少女擬人化キャラ
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海上で約75キロメートルを出す超高速艦
ところで『艦これ』は軍艦を擬人化することで成り立っているが、擬人化とは『人』に『擬』する訳で、元ネタと同様の部分というか 似たところがなければ擬人化ではないはずである。つまらないことをと言われそうだが『艦これ』の美少女『島風』のヒモパンは大日本帝国海軍の駆逐艦 島風のどの部分なのだろうか。