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私、生きてただけだよ。

彼と付き合って、5ヶ月がたった。長い。長すぎる。最初は自分で理由を探して、彼を庇って、彼の好きじゃないところも目を瞑ってた。
でももうそれも終わりにしよう。終わりっていうのは「別れる」とかそんな端的なものではなく、それを「受け入れる」わけでもなく、その彼を見つめて私の心の対応を変えようと思った。

さて、今からはざっと言われて覚えている(ショック?だった)ことを並べていく。


「○○ちゃんの尊敬するところはない。」

「○○ちゃんのお酒の飲み方って汚いよね。」

「俯瞰してみると人望は○○ちゃんより俺の方があるよ?」

「○○ちゃんって私謙虚です〜プライドないです〜って言ってるように普段見えるよ。」


私「この日会いたいと思ってる?って聞いて、いやー別に。って言われたとき私傷ついたよ。」
彼「そう言わざるおえない聞き方をした○○ちゃんが悪くない?もっと聞き方あったよね。」

もっとあるのだけれど、その頃は目を瞑っていた頃だからもう忘れた。忘れるようにしていた。
なぜ、彼はこういう言葉を好きであるたったひとりの恋人に言えるのだろう?
彼は誰がどう見ても自信過剰なのだ。私は元から自信が無いタイプで、彼のようなそんな堂々としている人間に初めて出会ったから気になって好きになった。なのに、なのに、時間が経つにつれ、一緒に過ごす時間が少しずつ積み重なるにつれ、これは尊敬、憧れに値しない。なんなら、好きにも値しない。と思った。

私は今大学4年でもう就活も終えた。卒業に向けて課題を頑張っている。別れるという作業はとても疲れるので今はしたくない。

私は女子会や親との会話で必ず彼氏の話をすると「なんでそんな人と付き合ってるの?」と言われる。そこで私は初めて驚く。私、彼の嫌いなところばっかり言ってるんだ。もう、こんなの、好きじゃないじゃん。

彼は電車で30分ほどのところに住んでいる。彼は現在はフリーターで来年から社会人。忙しいらしい。はて?忙しい。会うのは月に2回。本当は月に1回でいいらしいが私のわがままで月に2回になっている。
お互い実家暮らしなのでお家デートはなし。彼は今以上に稼ぐつもりがないので旅行もそんなにしない。彼は、公園デート、ご飯デート、カラオケデートで満足らしい。
性欲もない。これは私に対してだけではなさそうだ。1ヶ月に1回できればラッキー、くらい。

この人、多分彼女いらないな。

彼の扱いは簡単だ。おだてるのみ。色んな人にそういう薄っぺらい褒め言葉を本気にして受け止めてきたんだろう。謙虚さも一切ない。でも、実力が伴っているとは私にはどうしても思えない。
私はまだ学生で人生も全然生きられていない。人のことを言える立場じゃないが、しかしここだから言える。彼は間違いなく、勘違い野郎だ。

一応私も女性なので、求められないと悲しくなる。キスも向こうからしてくれない。
せっかくネイルを変えても、化粧に時間をかけても、新しい服をおろしても、アクセサリーを変えてみても、可愛い下着をつけても、もう、虚しいだけだ。彼のために、もう、ここまでする必要があるのか?

私、ただただ生きて、デートのためにワクワクしながら準備して、デートではドキドキしていただけだよ。なんでこんなに虚しくなるんだろう。

だから私決めた。彼氏いるけど、いない。会った時にも楽しいときはあるし、月に1回遊ぶ男の子でいいや。
前まではLINEの返事が遅かったり、電話がかかって来なかったりすると不安になったり悲しくなったりしていたけど、そんなの時間の無駄。
私はちょうど恋愛体質なところもあったし、ちょうどいいじゃないか。恋愛体質卒業に、使わせてもらおう。

うん、私、生きてる。大丈夫!

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