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アートを解説している本を読んだ感想

アート好きまたは、創作側の方々。怒らないでください。

私はこの本を読んで、アートとは、ようは、なんでも良いと知りました。

どんな見方をしても、どの角度から見ても、その時の自分の精神状態でアートが極端なものに見えたとしても、ようは、なんでもありなのがアートだと。

ただ単純に今の感情をぶつけた作品でも、アートと呼んで良い。多分。

昔、私の兄がどんなものが「作品」と呼べるのか、私に聞いてきたことがあります。

私は「誰かが何かを伝えるために作ったものではないか」と答えましたが、

その時に兄は「モノでもヒトでも景色でもなんでも良い、そこにタイトルを付ければ作品になる」というような事を言っていました。

目のまえのスプーンを指差して「テーブルに置いてあるスプーン」。これでもう立派な作品だと。

アート的な感覚に乏しい私は(その時、空腹だったことも影響しているかもしれませんが)また兄がそれっぽいドヤ顔で屁理屈を言っていると思いました。

ただ、それもアートとして良いと思えるような事が今読んでいる本にも書いてあります。

自分なりの表現。自分なりの解釈。自分なりの答え。

全てアートに繋がるらしいです。

そして、常に変化して、「上手」や「美しい」以外でも評価される。

個性や独自性がモノを言う。恐らくこれ、作る側も見る側もだ。

であれば、毎日生きている私たちは、普通に生きているだけで立派なアーティストだと思います。

答えが無いものを追い続けている辺りもまさに生き方と同じ。

生きて、時間を紡ぐことの魅力をアートを通して再認識出来た気がします。

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