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Iターンで地域おこし協力隊になりました

はじめましての方もご存知の方もこんにちは。上郡町地域おこし協力隊のこっしーです!
初回は、自己紹介を兼ねて私が縁もゆかりもなかった上郡町にIターンで移住し、地域おこし協力隊になったきっかけを書きたいと思います。


自己紹介


「保谷のあそ部。○△□」で開催した「保谷の写真部」で撮ってもらった写真。
Photo by TETSUYA IKUTA(HP

堀越まい(ほりこしまい)
教育まちづくりコーディネーター。博士(人間科学)。
あだ名は中学生の頃から「こっしー」。写真、音楽、たこ焼きが好き。

現在は、瀬戸内サニー株式会社で教育×まちづくり事業を開拓しつつ、兵庫県赤穂郡上郡町の地域おこし協力隊として
中高生、時々大学生と一緒に観光を盛り上げていく活動
をスタートしています。

↑上郡のローカルなメディア、上郡民報さんにも着任を取り上げていただきました!

◾️色んなことが大きく変わった2024年

移住、卒業、転職、複業

2024年は私こっしーにとって変革の年です。
家、職場、仕事、人間関係…
色んなものがガラッと変わることになりました。

研究から、実践へ。西東京から、上郡へ。

私は2015年から、早稲田大学の人間科学部という学部・研究科に、学部〜大学院と、トータルで9年在籍してきました。
また、助手としても3年の任期付きで勤めてきました。

さて、在学して10年目となる2024年の春に、博士号を取得するために、博士学位申請をしました。
博士号というのは、研究者として大学などで活動するために求められる、資格のようなものです。これを取得すると博士になることができます。
私は複合領域での学位を表す「博士(人間科学)」を取得しました。

博士号を取得した人が着られる2色のローブ
早稲田のテーマカラーのえんじ色と、もう一色は人間科学研究科の色
Photo by TETSUYA IKUTA(HP

…と、これまで東京周辺で、研究が中心の生活を送ってきた訳ですが、
いま私は、兵庫県赤穂郡上郡町(かみごおりちょう)という関西の最西端の小さな町で中高生を相手に活動しています。

博士論文を書きつつ、同時並行で就活をしていた私。
様々なご縁が重なって、兵庫県赤穂郡上郡町の地域おこし協力隊として活動することになりました。
それも、瀬戸内サニー株式会社というスタートアップの社員として。

上郡、そしてサニー社との出会いは、着任の1年ほど前に遡ります。

■上郡町と、ふたつの組織との連携協定


上郡に初めて訪れたのは、去年2023年の5月。

関西地方の最西端。
駅から徒歩15分くらいでこの景色。
上郡の南北を跨る千種川は、鮎や鰻がいるらしい。
上郡町は、水の郷百選にも選ばれている(1996年)。


その頃、上郡町は、二つの組織と連携協定を結びました。
ひとつは私が在籍してきた早稲田大学人間科学学術院、そしてもうひとつは瀬戸内サニー株式会社です。

この二つの組織は、それぞれ上郡町とご縁があり、
「このままだと人口減少で大変なことになってしまうから、なんとか盛り上げたい!」
というSOSに応える形で連携協定を結びました。

熱い志を持つ同志として、共に上郡を盛り上げることに

この2つの組織は、奇しくも同じタイミングで連携協定を結ぶことになった訳ですが、
私の早稲田のボスである佐藤将之教授と、サニー社のボスであるサニーさんは、年も離れているのに、出会ってすぐに意気投合しました。
「うちらがやらなきゃ面白くできない!」という熱い志を持つ同志とでも言うべきでしょうか。
教育からまちを盛り上げていこう、という部分で連携を図りながら取り組んでいくことになりました。

私も、佐藤先生の弟子としてサポートに入ることにし、
「地域活性化コーディネーター」として任を受け、佐藤教授と一緒にまちを盛り上げる取り組みにコミットすることになりました。

瀬戸内サニー株式会社の社員として地域おこし協力隊になったのも、そんな風に昨年より関わってきたご縁から、
サニーさんに

「そうだ!こっしーがいるじゃん!」

と声を掛けてもらったのがきっかけなのです。

■もっと地域にコミットしたいという想い

教育や若者への関心

さて、地域おこし協力隊になる前は、大学の助手、兼、大学院生としてフィールドワークを中心とした研究活動をしてきました。

私自身は「福祉をどうやって地域に開いていくか?」といったテーマで研究しつつ、
研究室としては子どものための都市環境・施設計画、まちの居場所、まちづくりなどをキーワードにさまざまな場所を視察・調査してきました。
なお、いま取り組んでいる中高生がまちづくりに関わる活動も、院の後輩と一緒に研究しておりました。
(これまでの研究活動が気になる方は、以下のHPを覗いてみてください。)

博士論文を書きながら、次第に私の関心は
「若者が地域の中で孤独にならないためのまちの居場所とは?」
「若者が主体的に自分のやりたいことに向き合える環境とは?」

といったところに向いていくことになります。

「育ちあう場としてのまちの居場所」というテーマで
シンポジウムに登壇させていただいたりもしています
Photo by Ayano Kudo

もっと地域にコミットしたいという想い

また、研究活動と並行してまちづくりや場づくりのための計画アドバイザーや実際に自分たちで場をつくるという実践活動も行ってきました。
しかし、研究と並行して取り組める範囲は限られており、次第に
もっとじっくりと、ひとつの場所で専念して場づくり・まちづくりに取り組めたらいいのに
というフラストレーションが溜まっていくことになりました。

そんなタイミングで、サニーさんから"教育まちづくり"として、若者と関わりながらまちの中を面白く盛り上げ、発信していける拠点を作っていこうという魅力的なお誘いをいただいたのでした。

■いまの活動


現在、私は兵庫県赤穂郡上郡町の地域おこし協力隊として観光等発信事業に取り組んでいます。
瀬戸内サニー株式会社の社員として、教育まちづくり事業を開拓しつつ、
中高生、時々大学生と一緒に観光を盛り上げていく活動をスタートしています。

その名も

「かみごおり中高生プロジェクト(仮)」

この名前も、今後中高生と一緒に付けていきたいので(仮)です。

活動拠点にしている「さとラボ」(町有の場所)。
月曜・水曜の放課後を中心に、時々土日に中高生が過ごせる場所としてオープンしています。


こどもたちの未来を面白くしていくためにどんなアクションができるのか?
教育をどうやって盛り上げていくのか?

実践者として、様々な試みをスタートしています。

と、今回はこのあたりで。
これから、少しずつ活動紹介、そしてその想いについて書いていきます!


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