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STEP A 決起篇|ひおき未来探検隊(まるひ)


ひおき未来探検隊(まるひ)とは、第3次日置市総合計画の策定に向けた、市民参画型の活動体です。子どもから大人、高齢者まであらゆる世代が立場や属性を超えてまるひの活動に参画することで、市民との対話を通して総合計画を策定することが目的です。


「決起篇」とは

まるひは、令和6年5月から8月までの約4月間をかけて、4つのステップで活動していきます。最初のステップが「決起篇」です。5月20日から5月22日までの3日間、日置市中央公民館と日置市日吉中央公民館にて決起篇を開催しました。

決起篇の目的は、6月に予定している次のステップ「宝探し篇」の企画を考えることです。隊長・副隊長・案内人がチームとなってグループワークを行いました。

グループワークでは、宝探しの企画を考えるにあたって必要な次の3つを考えてもらいました。

①現場を設定する

現場とは、それぞれのチームが持つ問いを探求するのにふさわしい場所のことです。隊長や副隊長が普段活動されている現場を思い描きながら、どこで宝探しをすると、それぞれの問いを更に深めることができるのかを考えてもらいました。

②隊員を想定する

宝探し篇では、各隊ごとに隊員を集めます。それぞれの問いに関心を持ってくれそうな人を思い浮かべたり、①で設定した現場を見てほしい人はどんな人かを考えてもらいました。

③現場にある宝を考える

宝とはつまり「可能性のタネ」です。抽象的なキーワードではなく、日置に実際にある具体的な「もの・こと・人・場所」のことです。

最後は、各チームが考えた現場と隊員、そして宝について発表していただきました。決起篇でのグループワークを踏まえてチームごとに宝探し篇の企画を練り上げて、6月から順次実施していきます。

決起篇の様子

1日目(5月20日)

決起篇初日は5月20日、日置市日吉中央公民館にて開催し、5つの探検隊の隊長・副隊長・案内人に参加していただきました。

参加した5つの探検隊が探求する「問い」は以下の通りです。

  • 移動と暮らし:年をとっても、楽しい!と思い続けられる生活を当たり前にするために、わたしたちはどんなことができるだろう?

  • 保健と医療:年をとっても、楽しい!と思い続けられる生活を当たり前にするために、わたしたちはどんなことができるだろう?

  • インフラ:未来の日置に暮らす私たち自身は、道や川、港や橋、上下水道をどのように使い、守り、向き合っていくのだろう?

  • 経営:日置に暮らす人たちと日置を舞台に働く会社が、お互いにとって良い形で価値を高めあう未来は、どのように実現している?

  • 働き方:いろいろな価値観や考え方を許し合い、みんなが自分らしく働けている未来の日置では、そのような働き方をどのように実現している?

支援隊(事務局)からの説明
各隊での話し合いの様子
途中からは永山市長も参加
探検隊同士で意見の共有
集合写真

2日目(5月21日)

決起篇2日目は5月21日、日置市中央公民館にて開催し、10の探検隊の隊長・副隊長・案内人に参加していただきました。

参加した10の探検隊が探求する「問い」は以下の通りです。

  • 空き家と農地:わたしたちが描く未来の日置では、山村集落、沿岸集落、田園集落の空き家や田畑はどのように描かれている?

  • 自治と協働:これまで自治を守っていた自治会員が半減するひおきの未来では、地域のつながりや必要な活動は、誰がどのように支えていけるだろう?

  • 自治体運営:社会が大きく変わっている中、これからの日置市役所は、どのような使命を持ち、どのような価値観で運営されるのだろう?

  • 多様性:地域に暮らす多様な人々(子ども・大人、高齢者、障がい者、異文化、外国人、LGBTQなど)がいることを知り、目を向け、ともに考え、暮らす未来の日置では、一人ひとりが大切に扱われる状況はどのように実現している?

  • 観光:日置の地域資源(人・場所・物語)が存分に生かされた観光が実現した未来では、具体的にどのような観光が実現している?

  • 里山・里海:環境、環境というけれど、結局のところ、「私たちが守りたい環境」ってどんなもの?そのために私たちはなにができる?

  • 資源循環:わたしたちが暮らしの中で、当たり前のように生み出しているゴミ。このゴミをゴミで終わらせず、次の姿につなげるには、どのようにすればよい?

  • 農業・林業・水産業:未来の日置で、農業・林業・水産業が持続成長しているとしたら、それはどんなかたち、どんなあり方で持続成長していた?そのために、わたしたちができることは何だろう?

  • こども:「次世代を担うこどもたちが、健やかに成長する」とは、どんなことで、わたしたちは何ができるのだろう?

  • 産業活性:ひおきの会社やお店の多くが、永く生き生きと活躍している未来は、どのように実現している?

2日目は日置市中央公民館で開催
冒頭に市長からのあいさつ
各隊での話し合いの様子
2日目は3日間最多の全10チーム
集合写真

3日目(5月22日)

決起篇3日目は5月22日、日置市日吉中央公民館にて開催し、5つの探検隊の隊長・副隊長・案内人に参加していただきました。

参加した5つの探検隊が探求する「問い」は以下の通りです。

  • 地域防災:年々ますます激しくなる地震、台風、大雨などの災害から、私たちはどのように自らの命を守っていけるだろう?

  • 全世代の学び:自らの未来をつくる「学び」を、学校を卒業しても続けていくために、何ができるだろう?

  • 芸術:芸術が市民の暮らしに根付いた時、どんな未来がはじまるだろう?

  • 伝統文化:地域や私たちにとって、伝統芸能・伝統文化にどんな価値があるのだろう?

  • 脱炭素:日置で暮らす私たちが、暮らしのエネルギーを自ら生み出し私たちの暮らしを取り巻く環境を守りながら、豊かになっていくために、なにができるのだろう?

支援隊(事務局)からの説明
各隊での話し合いの様子
集合写真

次回の記事は、宝探し篇についてです。お楽しみに!


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