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”ボーンマスを超えろ” レスター× リバプール プレビュー 【22-23プレミアリーグ 第36節】

プレミアリーグ第36節
2023.5.16
@King Power Stadium

レスター
(19位/8勝6分21敗/勝ち点30/得点49 失点64)
×
リバプール
(5位/18勝8分9敗/勝ち点62/得点67 失点42)

Referee:Craig Pawson
-PLリバプール戦担当3試合目、イエロー1枚、PKなし
-前回担当はリーズ戦で、前半42分にファビーニョにイエローを提示。
VAR:
Chris Kavanagh



■対戦成績

※リーグ戦のみ
・通算33戦 18勝6分け9敗
(9敗のうち、6敗はアウェイ戦

↓直接対決直近5戦。  ※プレミア公式より引用

3勝2敗。
ジョタが3G。


↓両クラブの直近5戦。 ※プレミア公式より引用

レスターは直近5戦中4戦で複数失点
今節ニューカッスルが引き分けたことでCL圏争いは三つ巴になった。
得失点差を縮めるために大量得点&クリーンシートを目指したい。



■予想スタメン・展望

【Liverpool】4-3-3
GK:Alisson
DF:TAA/Konate/VVD/Robertson
MF:Henderson/Fabinho/Curtis
FW:Salah/Gakpo/Jota

【Leicester】3-4-3
GK:Iversen
DF:Faes/Evans/Söyüncü
MF:Castagne/Ndidi/Soumaré/Kristiansen   
FW:Maddison/Vardy/Barnes

レスターは強豪相手に3バックを採用することがある。
(27節チェルシー戦、31節シティ戦)


展望(フラム戦を90分チェック)

・とにかく守れないレスター。最多得点も狙える。

ボーンマス戦の9-0を超え、2ケタ得点を狙える。
レスターは守備時4-4-2
マディソンがバーディと横並びでCBと2ボランチの間に立ち、MFも中を締め、中央封鎖をする。フラムはブロック外でのパス回しを余儀なくされる。

しかし、レスターの守備は前線と後ろが連動しておらず、基本ゆるいので、サイドに追い込んでもゴールに背をむけたフラムSHに対し、SBの圧力が弱すぎるので、レイオフや逆サイドへの展開を簡単にされる。
リバプールとしてはあえておびき寄せて、生まれたスペースを有効に使いたい。
ライン間のスペースもけっこうあるので、フラムのCBが縦パスを差し込めそうになると、CFヴィニシウスがおりてくる。それに対してもFaesとSöyüncüは反応が遅いうえに、プレーを制限させるプレッシャーをかけられない。(ちなみに元シティのフラム右CBアダラビオヨはインテルに狙われるだけあっていい選手だった。)

レスターの2枚看板とも言える、マディソンとティーレマンスについても降格圏に沈むクラブに愛想が尽きたのか、特に守備でひどいプレーだった。
前者はフィジカルで相手に競り負けファーストプレス役として機能しておらず、ワンチャンプレスで4失点目のきっかけをつくり、後者は3失点目で目の前に来たボールに対し、棒立ちで体を投げ出すことをしなかった。

セットプレーに関してもフラム戦では数自体少なかった(CK2本とFK数本)が、いずれもマークがゆるく決定機うち1つはGKが目測を誤り得点となった。transfermarktによると、元リバプールのWardに代わる現正規GKのIversenはまだプレミアで9試合しかプレーしていない。


・意固地なビルドアップ?かつての的は穴になる。

CBにそこまで組み立て能力があるようには見えなかったが、結構リスクのあるビルドアップをやろうとする。
監督・コーチの指示なのか選手達のプライドが高いのか、相手に囲まれていてもクリアに逃げることは少ないので、ショートカウンターでチャンスもつくれそうだ。

フラム戦のパフォーマンスが悪かったため、スタメン予想に入れたものの先発するかわからないが、「ボールの取りどころは誰?」と聞かれれば間違いなくSoumaréと答える。リール在籍時にリバプール移籍の噂もあったフランス人はDFからボールを受けると基本前を向こうとしない。ヘンドの無謀な単独プレスが効くかもしれない。

これまで散々レスターをこき下ろしてきたが、注意すべき点はある。
「マディソン&バーディ&バーンズ」のトライアングルだ。彼らはそれぞれ、キック&パス、裏抜け、ドリブルと明確な個の強みを持っており、かつ連携も良い。
ブロックを構える時間もあったレスターだが、カウンターの際はこの3人で攻めを完結できる。特にマディソンはやる気なさそうな印象も受けたが、ボールを持つ度にかなりの確率で見せ場を作る。いい意味で浮いた存在で、レベルが違っていた。



■負傷者



■各種スタッツ

【Liverpool】
・2戦連続クリーンシート中。
・4/1のシティ戦以降、8戦負けなし。
・2チーム内タックルランキング→2位Fabinho(58回)。
・今季チーム総シュート本数ランキング→リーグ2位(549)。
(1位はアーセナルで554)


【Leicester】
・リーグ戦20戦連続失点中。
・今季のクリーンシートはわずか6試合。
・1試合平均得点はリーグ9位(1.4)。
・2チーム内得点ランキング→2位Barnes(12G)、3位Maddison(10G)。
・2チーム内アシストランキング→1位Maddison。
・2チーム内タックルランキング→1位Castagne(80回)、3位Tielemans(57回)。


レスターの攻撃は 「ショートパス」「直接FK」「ミドル」「左サイド」が脅威という分析。
今季のシュートのうち37%がペナルティーエリア外から放たれている。



■過去試合レビュー

35節 ブレントフォード戦

28節 フラム戦

34節 トッテナム戦


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