年末の大掃除で思ったこと

我が家の今年の年末の大掃除は「要らないものを捨てる」がテーマ。

妻のことを悪く言うわけではないが、要らないものを捨てれない性格。なんでも残しておくタイプ。特に服が捨てれない。いつか着るかも、と残しておく。そのせいで無駄に家のスペースを消費してきた。だいたい一年間着ない服はもう着ることはない。もしかしてまた流行がきて着るかもなんて言うけれど、その時は新しく買うもの。

以前から妻には捨てることを推奨しているけど、そのたびにちょっと不機嫌になるのであまり言わないようにしてきた。でも今年は意外にも捨てると言い出したので機嫌を損ねないようにうまくプッシュした。

普段は動かない妻が動き出したことに驚きながら、私は嬉しい気持ちになった。やっと捨てることが出来る。やっと片付く。

妻は引き出しからどんどん服を出し始め、ほとんど要らないという判断をしていた。要らないっていうより、着れない。大体シルエットを見れば分かる。着れるわけがない。1年前に来ていた服が、着れない。

私は妻に「一回着てみてよ」と言ってみる。
妻も嫌がらず着ようとするが、着れない。
スカートなんかはチャックが上まで上がらない。
ワンピースのチャックも上がらない。
ジーンズなんかはふくらはぎあたりから上がらない。

妻も私も大爆笑だった。
もう少し若い頃なら妻は怒って機嫌が悪くなっていたけど、もう怒ることはなくなった。肥満を笑いあえる日がくるなんて思いもしなかった。心も体も丸くなったんだと思った。

別に太っていてもいい。私は痩せているより太っているほうが好きだ。ブカブカの服よりパンパンの服のほうが良い。私はパンパンの方に魅力を感じる。

私は年齢を重ねて老いていくことを悪いことだと思っていない。シワが増えて体重が増えることを悪いと思わない。現代の食生活をしていたらそれが普通だと思う。自然に生きていたらそうなるよね、って思う。私はその時その時の状況に合わせて考え方を変えていく方がいいんじゃないかと思っている。
いつまでも若々しくスタイルもいいっていうのも良いけれど、それなりに年老いていく人生の方を選びたいと思う。





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