見出し画像

年長児に聞く、"大きくなったら何になりたい?"




先日、年長の息子が通う幼稚園にテレビの取材がきた。


そこで年長児に、


「おおきくなったら何になりたい?」


と、質問するのである。



「お医者さんなりたい」
「お花屋になりたい」
「ケーキ屋さんになりたい」


様々な答えがある中で、わたしが思ったことがあるので
少し書きたい。


まず、5歳の子が

「お医者さんになりたい」

この大人びた答えにびっくり。


だって、5歳の頃のお医者さんのイメージって
良いイメージある、、、?


注射や検査の痛いイメージや、
飲みたくない薬の処方など、、、


入院して優しくしてもらったり、
ご両親がお医者さんだったりしないと
5歳という幼さで"お医者さんになりたい"と
自発的に思うのかな?と。



なんとなくご家庭でご両親が

"お医者さんになってほしい"

的なニュアンスを伝えていて、
子供は察知能力が高く、親の喜ぶ顔が見たいから


「お医者さんになりたい」


というアンサーが出てきたのでは、と
勝手ながら考察してしまったである。


まあまあ、個人差はあるからね、
これはわたしの個人的な感想。




ところで、我が息子はなんと答えたか。



「YouTuberになりたい」




なんとも子供らしい答えである。笑

小学生くらいの子に多そうな答えであるが
YouTuberになりたいと答えたのは息子だけである。


息子はHIKAKINが大好きだ。
(ブンブンハローユーチューブ!)

毎日、オモチャやゲームをたくさん紹介している
その画面上のHIKAKINはとてもとても魅力的で自分も
なりたいと思ったのだろう。


絶対、自発的に出てきたアンサーだし、
わたしはその答えが嬉しかった。



なぜなら、わたし自身が幼稚園時代に


「おおきくなったら何になりたい?」

という問いに答えられなかったから。



おおきくなったらなりたいものなんて無かったから
先生が

「お花屋さんはどう?ケーキ屋さんとか?」

と適当に提案したものに乗っかって


「ケーキ屋さんになりたい」


と答えていた。

別にケーキ屋さんなんてなりたくなかったのに。

むしろそのあと

"食いしん坊と思われるから、お花屋さんって言っとけば良かったな、お花屋さんの方が可愛いし"

なんて、他人から見られるイメージまで考えていた記憶がある。可愛げないね。笑



それに加え、

「〇〇レンジャーになりたい!」
「仮面ライダーになりたい!」
「セーラームーンになりたい!」

という答えを言う子供のことも不思議に思っていた。

だって、なれないから。

テレビの中のアニメーションやキャラクターには
なれないということは5歳なりに理解していた。

だから、大好きなセーラームーンになりたい
という可愛らしい答えも出てこなかった。





そんな私だったから、
息子のYouTuberになりたいという答えは
私の中では最高のアンサーだった。


実際に、YouTuberとう職業があるからなれるし、
今、息子が熱くなっているジャンルであるから
誰かに言われたことではなく、
自発的に出てきた答えだろう。



わたしはどんな夢も否定しない。
ただ、親のためではなく、自発的な夢を
持てる子になって欲しい。



私は、

「YouTuberになったときの挨拶考えてみたら?」

と伝えた。

彼なりに、個性的な挨拶を一生懸命考えていたその姿にやっぱり子供って可愛いなあーと、思った。




いいなと思ったら応援しよう!