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マイペースすぎる長男の三者面談ですごく恥ずかしい思いをした話

先週の水曜日。
 中学2年生の長男の三者面談だった。いよいよ中学生活も折り返し。受験を視野に入れた話になるだろう。
 うちの長男はソフトテニス部に所属していて、一応同学年の中ではエース選手だ。練習に打ち込みすぎて勉強面は正直壊滅的。。。 前回の気始めテストはさらに順位を落とし、ますます親としては先生から何を言われるか、、
 親の方がど緊張である。


面談の予定時間は15時。
私は14時50分に教室前に到着し、廊下に用意された冷たい椅子に1人腰掛けていた。今週は三者面談のために13時台で早帰り。運動部は練習があり、自分の面談時間に合わせて学ランに着替え教室に向かい、面談を受けたらそのまま帰宅する流れだ。

 
時間はすでに53分。。。 長男の抜けっぷりを考えると、時間を忘れて練習をしている画が浮かんでしまい
(なんでテニスコートに様子を見にいかなかったんだ、、、)
と後悔し始めていた。


「お母さん、寒いですから。どうぞ中でお待ちください」
「あ、はい」


ついに1人で中に通されてしまった。展示物を色々見ていたら55分をすぎてしまい、「お母さんどうぞ、座ってお待ちください。」と座らされてしまった。
だって気まずいじゃないですか。。。
元々担任の先生は30台の男性教諭で、とても穏やかで茶目っ気のある先生だったのだが、夏に子供が産まれて育休に二学期から入り、今目の前に座っている先生は。。。


色つき眼鏡(限りなくサングラスちっく)
なんかすごい柄のネクタイ
(例えるなら禍々しいペイズリー)
恰幅の良さが迫力をより増幅させている
ヤクザのような見た目で怖いと有名な、〇〇先生なのである。
(ちなみに吹奏楽顧問。入学式の入場曲のリハで、ガチギレして指揮棒を吹っ飛ばしているところを目撃し、いまだにこういう先生いるんだ。。。と驚いたものである)


今学校1怖いと言われている先生の目の前で、息子が遅刻しかけている。(どんな罰よ)
1人で汗をかいているところに、………バタバタバタ!と勢いよく誰かが教室前まで走ってきた。


「遅くなりました!!」
ガラッとドアを勢いよく開けて、息子が教室に入ってきた。
「セーフ!時間通り」
と先生が息子に声をかける。
この瞬間1番心の中でガッツポーズをしていたのは私であろう。←時間に間に合っただけ
息子が私の隣の席に座ろうと近づいてくる。


……その姿を見て、ふと何だかわからないが、違和感を感じた。私の隣に来た長男を目で追いながら、気持ち悪い違和感の正体がわからず考えていると、


「お前ちょっと…。もう一回立ってみて」
と先生が、もう一度息子を立たせた。すると、
「あっ。。。 ハハっ」
息子ははなぜか恥ずかしそうに、言う通りに立って見せた。あっ、ハハっ。。。?


「お前のズボン、学生服じゃ無いよね」
先生の言葉に、思わず息子のズボンを凝視した。
なるほど!!
確かに真っ黒いズボンではあるが、学生服のそれではなく、綿のパンツなのである。
「なんでそんなの履いてんの?」
驚いて、思わず先生の前で私の素の発言が出てしまった。息子はそもそもああいうパンツは持っていないはずなのだ。


「昨日パパが20代で着てた服を整理してて、”このズボン良いな“って俺が行ったら、もう入らないからってくれたんだよね。」

先生も私もまだ???である

「このズボンに手持ちの服で何が合うかな?って合わせてて、最終的に”学ランに合わせたらどうなるんだ!?”って思って。着てみたんだよね」

先生も私も何故か真剣に聞いている。

「そしたらさ、やっぱ黒で違和感無くて」
「やっぱ違和感無いやー!って思って、なぜか上の学生服とセットにしてしまっちゃったんだよね」



。。。そんなこと普通あるか?
説明を聞いてこんなに納得できないことってあるのか?笑
気になるのは先生の反応である。


……めちゃくちゃ笑顔である。
むしろかなりウケている。


「ほおんとにねー!長男くんはいつもクラスのムードメーカーで」
……先生、怒ってよ。笑
なんでそんな見たことない笑顔でニッコニコなんよ。いつもどんなムードをメーカーしちゃってんのよ。


落ちた成績のことはなぜか触れられず、長男くんは部活頑張ってるもんねー!はい!!と2人の仲良しっぷり?を目の当たりにし、あっという間に時間になってしまった。
最後に、
「今日のこと、職員室で喋っていい?」
「えーー?……良いっすよ!」と
長男が先生にokを出したところで、教室を後にした。



何の時間だったん
無駄に恥ずかしかったわ。母

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