チャコフ

大学生になりました。 とつとつとできることを。

チャコフ

大学生になりました。 とつとつとできることを。

最近の記事

いつも通る道の、いつも通る場所のキンモクセイの香りが、気づけばしなくなっていた。 ええ、少し前だろう、ああキンモクセイだわ、うっとり、ってしてたの。 あれ、この香り、キンモクセイのだっけ、昔好きだった人のだっけ、ってしてたの。 時の移ろいは速い。 自分の生活は、ボールを投げる人と、ボール、両方の性質を合わせ持つ。 いつもは自堕落な生活を送っているが、たまあに長い文章を投げては、その文章とともにぐおおっと日々を飛ぶ。 着地すれば待っているのはまた自堕落な生活。 簡単な話で、

    • 夏の終わりと巡るものと巡らないもの(2)

      朝7時過ぎに階下へ降りると、妹がいつもよりせわしそうに準備をしている。何かあるのかと聞くと合唱コンクール当日だという。合唱コンの存在や、妹がそれに向けて練習を重ねていたことの一切を知らなかったことが、また「とつ」と、互いに分かれ道を進んでいることを感じさせたし、同時に、今年も夏が終わるのだなとも思った。 夏に僕は更に成長する予定でいた。 ところが蓋を開けてみると、タップダンスの如く足踏みをしまくった日々があっただけだった。やっと見つけたと思った観念も、人や、人の創ったものに

      • 夏の終わりと巡るものと巡らないもの

        家を出ると思っていたより外は暑くなくて、ヘッドホンをして(しとるやんけ)、自転車に跨っても、汗はかかなかったし、ヘッドホン越しに蝉の声は聞こえなかった。 一年ずつ記憶を巻き戻しながら、それぞれの秋に聴いていた曲を聴き始めてみると、なんとなく、今は会えない人にまた会えるような気になって、でもやっぱり会えないということを体が理解していて、なのに鼓動は一定なままで。 10月からaiRの活動を本格的に始めるつもりでいるけれど、10月まで待ててしまっている自分が、どこか他人のような

        • 次に書く話と先輩の話

          ようやく次に書く話の設定を文字に起こし始めているのだけど、未だにこのまま進んでいいのか疑問に思う。 話としては作りたいものなんだけど、それが背負うものを俺が書けるのか、書いていいのか、書いたところで意味があるのか、みたいなことをずっと考えている。 まあ考えないよりかはマシだと思いはするけどうーんという風。 少し前に学校の先輩(と言ってもたぶん今後関わることはなく、たまたまその時だけ関わった人)と似たような話をする機会があった。その時にその人が話していた、「生き方」についての

          夏に観たい映画と、ある瞬間の気づき

          ◯観たい映画一覧編 1、『アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家』 2、『ある一生』 3、『Shirley シャーリイ』 4、『墓泥棒と失われた女神』 5、『めくらやなぎと眠る女』 全部シネマイーラで観る予定です。一緒に観てくれる人いたらお声掛けください。 ◯ある瞬間の気づき編 僕は映画が好きなわけではないんだな、とある瞬間思い至った。 じゃあなんで映画を観るのかというと、多分これは映画館に行きたいだけなんだと思う。 つまり映画館が好きなだけなのでは、という。 確か

          夏に観たい映画と、ある瞬間の気づき

          情報としての音楽

          8月に入ったらヘッドホンをつけるのを少しやめてみようかな、と思っている。 暑いからというのももちろんだけど、それだけじゃない。 音楽を「情報」として扱ってみると、もしかしたら自分こそ最も情報化社会の子となってしまっているんじゃないか、と思ったからだ。 例えば僕は、誰かといる時と、家にいる時以外は、基本的にヘッドホンをつけている。 ヘッドホンが発している音は基本的には音楽だけど、お気に入りのYouTuberの動画だったり、ラジオだったりする。 つまり、ヘッドホンをつけてい

          情報としての音楽

          【歌詞】馳せる

          2024/4.29 砂漠の町に雪が降ったら 蜃気楼が暖炉で揺れている 明日のこともわからない 小舟に乗ってどこかへ行ったの? 馳せる時も暖かな場所も 通り過ぎたまままた歳をとる 吹いた風も渡った夜も 通り過ぎたまままた街を行く 海辺の家の低い石垣 温んだ椅子と黄色いキャンパス あなたのことは忘れない 魚になってどこかへ行っても 真っ黒な宇宙に行っても 寒い夜も照る窓際も 今ならきっと前を向けるから 触れた波も明るむ空も 縁を分かったらまた街を行こう

          【歌詞】馳せる

          【歌詞】(無題)

          No.???/2024/??? 作詞/チャコフ 題名/(無題) 崩れ落ちた土に 青々とした葉 は HA 黄ばんできた肺が 寒々としたら え 絵 ほら もうすぐそこに 見て もうすぐそこに 見て 望遠鏡の先 ほら もうすぐそこに 見て もうすぐそこに 桃源郷の街 ほら もうすぐそばに 見て もうすぐそばに 望遠鏡の内 ほら もうすぐそばに 見て もうすぐそばに 桃源郷の家 ほら 桃源郷の先 見て 桃源郷の先

          【歌詞】(無題)

          【歌詞】(無題)

          No.???/2023/??? 作詞/チャコフ 題名/(無題) 音に似た作り物と 僕の小さな囁き 決まったリズムで歩く 鳴らし飽きた笛を吹く 涙に似た忘れ物と 僕の小さな囁き 決まったリズムで走る 使い飽きた声で鳴く 一人になると朝日が 二人になると夜雲が 凛と肌を撫でるような 水の記憶ばかり

          【歌詞】(無題)

          【歌詞】カニと鳥

          No.???/2023/??? 作詞/チャコフ 題名/カニと鳥 まだ夜じゃない まだ夜じゃない まだ夜じゃない その言葉のやりとりが冬に重なって 街角から見た星 夜を飛ばないままで 泡を吹いて 僕の隣で眠った 眠った カニと鳥 僕らは近い未来お別れして 別のカニと鳥を 愛してゆくのだろう もう夜だね もう夜だね もう夜だね 辺りを漂う囁きが冬になって 名前を呼んだ今日も 名前になった今日も 泡になって 波になって 日々になってさらった カニと鳥 僕らが泣いてばかり

          【歌詞】カニと鳥

          【歌詞】泡沫へ

          No.104/2022/9.28 作詞/チャコフ 題名/泡沫へ 泡沫よ 泣かないでおくれよ お互い様さ 忘れることもあるよ 大丈夫 僕らの約束は せーので飛ぶ鳥 風吹く春へのさよならさ 泡沫よ 元気でいてくれよ 泣きたいと思えるなら また笑えるんだよ 大丈夫 僕らの約束は せーので飛ぶ鳥 風吹く春へのさよならさ 遠くの街並み 愛するものへのさよならさ

          【歌詞】泡沫へ

          【歌詞】街になること

          No.103/2022/8.18 作詞/チャコフ 題名/街になること どうだろう 僕に言うなよ 夜のことも 街のことも うだってる 過去も未来も 世界も愛も 風に吹かれて 夜の電車で逃げ 感じているのは 火が残した暑い暗闇 光で涙が出るのは 今だけだから 僕らだけだから 何も分からなくなるくらいの 笑顔を 輝きを 何も分からないふりをして 笑ってよ 行くんでしょ 街になること

          【歌詞】街になること

          【歌詞】カラオケと女の子

          No.102/2022/7.30 作詞/uo_チャコフ 題名/カラオケと女の子 エアコンの轟音が少しだけ思い出させてくれた あの日のこと あの女の子のこと 炭酸が飲めるようになった大切な大切な日 あの一言 あの女の子のこと 細く喉を刺す歌声と あまり動かない左手が 僕のプライドを壊したの summer summer オレンジの光 手を振ったあとの間が少しだけ思い出させてくれた あの日のこと あの女の子のこと 夜の街を歩けるようになった大切な大切な日 あの一言 あの女

          【歌詞】カラオケと女の子

          【歌詞】君のスカイライン

          No.101/2022/5.26 作詞/uo_チャコフ 題名/君のスカイライン 雨上がりの朝 水たまりに映る顔は 少しだけ疲れてた 生ぬるい風に こんにちはと呼びかけては 一人だけ笑ってた 君のスカイライン 夜が僕らを覆い隠しても 忘れたくないこと 君に恋したこと 君のスカイライン 日々が僕らを包み込んでも 覚えていたいこと 君を愛したこと お別れの日の朝 拭わなかった涙 そばにいただけのこと 帰り道何故だか 忘れられなかった髪は 今もまだ透き通る 君のスカイラ

          【歌詞】君のスカイライン

          【歌詞】愛してるよ

          No.97/2022/3.16 作詞/uo_チャコフ 題名/愛してるよ 夏風 秋風 冬風 どこ行った 夏風 秋風 冬風 どこ行った 愛してるよ 愛してるよ 愛してるよ もう言えないけど 言葉の羅列を変えては 繕った 会いたい人など決して どこ行った 愛してるよ 愛してるよ 愛してるよ もう言えないだろう 愛してるよ 愛してるよ 愛してるよ もう言えないけど _______________________ 読んでいただきありがとうございました。 uo_チャコ

          【歌詞】愛してるよ

          【歌詞】明日になったら

          No.95/2022/1.25 題名/明日になったら 作詞/uo_チャコフ 雨ばかり降った夜でも 僕らは揺れる ピアノの音で誤魔化した 心の動き 長くなった前髪から 光が消える 言い訳ばかりしていても 君は笑ってさ 明日になったら 明日になったら 日が沈んだあとも 起きていよう 明日になったら 明日になったら 朝に敵うよ きっと しつこいよ _______________________ ※今回の雑談タイムはありません。

          【歌詞】明日になったら