如くのこと
(8のネタバレ有り)
龍が如くというヤクザのお話のゲーム。
そりゃ有名タイトルなので、昔から存じていました。
でも"ヤクザのゲーム"という部分もあり、知ってはいるけど触れたことの無い、触れようともしなかったゲームでした。
しかし6年程前でしょうか好きなゲーム実況者さんがYouTubeでやっていたんですよね。
ある程度溜まった頃に「なんか見るヤツも無いし、まぁ見てみるか……」と再生してみると
マジで面白い
何だこのゲーム
ストーリーは重たいんですよ。ヤクザだし。
小指詰めたり敵味方関係なく目を背けたくなるような凄く痛そうな死を迎えたり
今まで私生活で聞いた事の無いような脅し文句が飛び交ってたりするし
でも最初に少し顔を見せた程度の伏線が後半で回収されて行く感じ、バトル感
いやー堪んねぇぜ
サイドストーリーというかサブイベントも盛りだくさんなんですけど、ストーリーとのギャップが凄まじい部分も楽しいんですよね
メインストーリーではクールな主人公の桐生一馬さんがサブイベで「おっぱい、おっぱい」とか言ってたり、ビザとピザを勘違いしたり……
あんなにストーリーでバチくそかっこいい感じだったのにそんなに砕ける?!って部分が多すぎる
(殆どがプレイヤーの選択肢にもよるけど)
その温度差も魅力の一つなんですよね
ストーリーでは見れない、完璧では無い人間味溢れる桐生さんがサブイベで堪能できる。
だからこそより親しみやすい愛せるキャラクターになると部分も多くあると思います。
真島吾朗も、1・極ではクレイジーなキャラクター。でも0で裏面、素の姿を見ることが出来たからこそ良さが際立ったのかなと。
良かったですよねーほんと
どこでも真島で色んな手段を使って桐生さんに喧嘩ふっかけたり、ダンプで桃源郷に突っ込んだりして超クレイジーな真島さん
でも0では支配人としてあんなにクールでカッコイイ感じだし、泣いてるマコトにアワアワしてる部分とか、腕時計直してそれも直接渡さず来るであろう場所にそっと隠しておくとか、サブイベもキレッキレのツッコミしながらも人助けしてる部分とか
語彙力無いので、良い としか言えないのが辛い
そんなこんなですっかりハマってしまった龍シリーズです。
最新作の8は自分でプレイしました。
2月に買ってやったので、無双にハマる前に楽しみました。投稿の時系列ぐちゃぐちゃですが。
三国無双もモンハンもそうですが、私ゲームド下手くそなんですよ。
ゲーム下手あるあるの「ガードを使わない」という超特攻型戦闘スタイルを取るためすーぐやられる。
いや、ガードすりゃいい話なんですけど、いざ戦うとそこまで頭回りません。
攻撃する事しか頭に無い鉄砲玉なので、敵の攻撃を予測して行動なんて出来ません。ワーッて走ってってまんまと攻撃されて飛ぶ。その繰り返しなんてザラにあります。ホント下手。
8はそんな私でも優しくできるターン制という事もあり、迷わず購入。
今までの戦闘スタイルが好き、そっちのほうがよかったという意見も多いのは分かります。
でも難易度落としてもド下手くそで攻撃ワンパターンでしか出来ない私としては購入する決め手となる部分でもありました。
レベルなんて成長具合が分かりやすいじゃないですか。ジョブチェンジすることによって衣装も変わるというのも魅力の一つですよね。
(以下8のネタバレ記事です)
龍が如く8
いやーーー、ストーリーほんと良かったです。
パーティが二手に分断していた意味がちゃんとあった。それぞれにボス居るなんて思わなかった。
遥とラニを重ねてしまって魘されてる桐生さんを見て胸が苦しくなりました。会いたくても会えない辛さは7外伝で痛いほど表されてましたが、そんな遥と似た境遇の子を桐生さんが放っておける訳もなくて。でもそれを一番に託すシーンがね、人を頼るという行為をあの桐生さんがしたという部分でもうグッとくるわけで……
ミニゲームも充実してます。
汚ぇ大人のどうぶつの森ことドンドコ島なんて楽しすぎて永遠とやってられます。
無人島なのに大人の街をクリエイトして楽しんでました。無人島の良さどこいった。
無人島と聞き、自然を求めて遊びに来た人たちもビックリです。
船をおりて少し歩けば、そこにはラブホテルにホステスキャバレーパチンコで塗れたギラッギラで艶やかな街並みがそこに生まれてるわけですから。このネオン街の動力はどこから引いてるんだこの島は。
そしてサブイベでは赤ちゃんプレイを好むヤクザ、権田原組長が出てきた時の衝撃たるや
戦艦ポチョムキンのオデッサの階段を思い出す、階段からベビーカーが下ってくるシーン。落ちて自走するベビーカーを追いかけると、中には赤ちゃんではなく権田原組長(オムツ姿)が居るというね。初手からツッコミどころ満載です。
そしてまさかそのイベントが泣ける展開になるなんて誰が想像したことでしょう。
涙ながらに「不法投棄では」と思ったことは大きい声では言えませんが
そしてそして
メインキャラクターの良さね。
トミザワ
貴方の事滅茶苦茶に疑ってました。「車取ってくる」って居なくなった後、山井達が来た瞬間に「コイツやったな。裏でまだ山井と繋がってたな」って思いました。そう思ったプレイヤーも多かったのではないでしょうか。まんまと引っかかりましたよ。
千歳
途中髪型チェンジはずるいよね。はい可愛い。お嬢様と思えない体を張った言動、でも品のある感じ。他作品引っ括めた女性キャラの中でも上位に食い込むぐらいに好きです。
秘書としてそばに居たい
ソンヒ
7に引き続いてパーティチャットでキャラの素性が伺えるの、一緒に旅してる!って感じが出ていて凄くいいですよね。
おかげですっかり面白お姉さんです。桐生さんの事を憧れてるはずなのに、DLCで他の男性陣と一緒に正座させている所に良さが詰まってますね。ツンツンしてるのに、裏ではキャーキャーしてる所とか可愛くないですか?
足立、ナンバ、一番
あのハワイで一番達と合流する時の何アレ?エモいと言いますか、こっちまで「ナンバァ!足立さぁん!!」となる嬉しさ、感動。
おじさんなのに若々しい学生のノリのような付き合いが出来る、でもしっかり深く大人の対応もしていて、ペラペラな感想ですが絆ってすげぇなと。馬鹿やって、本音ぶつけ合って、支え合って……こんな友情って良いなと心から思えるような関係性ですよね。
さっちゃん
好きなら素直になれよとも思います。でもね、大事な一言をちゃんと言ってもらいたい。分かる……分かります……。色々すっ飛ばされてプロポーズされて、そこで受け入れて上手く行ったとしてもそれは違ったと思います。さっちゃんという芯がブレない為の大事な部分だったように思います(誰)
強気な女性好き。
趙
7の時のようなブチ切れ趙も期待していたのですが、まぁそのような展開が生まれるわけは無く……簡単にキレてしまうとあのシーンの重みが変わりますもんね。北海道でプルプル震えてるシーンもとても素敵でした。暖かい格好しな?!
桐生
語ると長くなるのでかなり割愛しますが
良かった……良かったよ…………
一度は名を捨てて生きるしか無かった桐生さんが最後の最後のシーンで自分の名を名乗る所。病気の進行か治療のせいか、頬がコケてしまってるんですよ。でも真っ直ぐな眼差しには凄く力強い生命力を感じる部分もあって
もうどんぐらい泣いたことか。生きて……
最後はこの方なんですけど
ハンジュンギ。
久々に2次元キャラにガチ恋しました。
7で従順ワンコキャラで面白いなーと思ってたんですけど、ここまでどっぷりハマっておらず。
まぁそこは自分で操作したか否かという部分は大きいかなと
見た目は趙の方が好きかなとも思っていたんですけどね
気づいたらハン様激推しになっていました。
その部分も長くなるのでハン様の事についてはまた後述させて頂きます。
ほんと、語り尽くせないぐらいに魅力が詰まった作品なんですよ。
学生時代の自分に会えたなら、ヤクザだからと遠ざけずに1回触れてみろと言いたい。
もっと早く知って置けば良かったと思える作品です。
なんと今年の龍が如くファンミーティングのトークイベントに当選致しまして。
その辺の感想も後日書きたいなと思ってます。
記憶力が乏しくレポート下手な人間ですが、頑張って目に焼き付けてきたいと思います。
では今回はそんな所で終わりに致します。
ここまで読んでくださった方、ヘペトナス(有難うございました)