中東へお引越し。仕事をやめてワンオペ育児を多く過ごす中で思うこと。
妊娠後〜出産も一人きりで過ごしてきたし、出産してすぐ海外も何とかなるだろう!というどこか甘い考えで5ヶ月になりたての娘を連れて中東に引越し。新幹線2時間半、飛行機12時間くらい2人きりですごしなんとかかんとか到着!
楽しいイメージの海外生活
独身のころアメリカに2年半ぐらい仕事で生活していたし、アメリカでは知り合いゼロの地で仲間もでき、仕事もうまくまわって短期間でスーパーバイザーをさせてもらい、月一でアメリカ内出張にいって視野を広げられる素晴らしい環境だった。
人生の中でも財産となるような経験で、仲間もでき、自分の中では成功体験となった。
もともと友達を作るのは得意な方だし、今回もすぐ友達をつくって、やりたかった習い事でもして、仕事を辞めている期間しかできないことをして海外の生活を楽しく満喫できるだろうなーと思っていました。
孤独感、焦燥感、引越し当時の夫の理解の無さ
もちろん近くに親戚も友達もおらず、平日はほぼ終日丸一日1人で赤ちゃんのお世話をすることに加え、これまで当たり前にあった仕事、友達、家族が皆無になる生活に。丸一日誰とも話さず泣くことしかしない娘をあやして抱っこし、テレビで子供向けYouTubeを一日中流し、家にこもって手早くレトルトのランチを食べて家事を終え、大泣きする娘との時間を過ごしながら夫を待つ。夜も3時間に一度授乳で起きているのは私のみ。オムツ替えは夜中も私の仕事、夫は休日ももちろん起きることはない。
砂漠の国での生活
砂漠の地では日中50度ちかくまでいくので、赤ちゃんを連れて5分も外に出て歩くこともできない。
行けるところは室内モール、タクシーで往復をしてモールを歩き続ける。タクシーというと聞こえは良いが、ベビーカーからおろして抱っこしながらベビーカーをたたむ、タクシーでは抱っこをして運転の荒い中東のタクシーにのり、降りてからもベビーカーを組み立てて乗せるという地味に大変なイベントを終え、ギャン泣きする娘をあやしながら涼しい場所をただ歩く毎日。
ワンオペでの外ランチや外カフェは、落ち着くはずもなく、一日中かなり気を張っている。
ママとパパはなぜこうも見られ方がちがう?
トルコ、モロッコ、イギリス、フランスなど、この5か月ですでに7、8回出張にいき、仕事仲間とといえば帰ってきてすぐでも飲み会にいける夫。
かなりの時間を一人きりで見ているのに、夜に外に出るとなるとなぜか気を遣わなければいけない。そしてパパが子供を見ると称賛される謎。イクメンという言葉もなぜかよくわからない😅いつもママが見てるのに短い方の男性が賞賛されるのはなんでだろと声を大にしていいたい。
限界を迎える前に伝えてわかったこと
これは私がもうワンオペに限界を迎えていたころ、このままでは本当に潰れてしまいそうだなと思って夫に伝えた後の返事だった。”俺も仕事に育児に疲れてる。今日はこっちの部屋で寝る。充分自由してるじゃん。”
夫からすると昼間ゆったりしていて、モールに行けてカフェしたりして自由に過ごせてるじゃんという見方なんだと、ただただ悲しかった。妊娠中や出産、産後の期間も含め自由はなかったのにと不満が漏れる。
ただこれは初期の頃で今は少しずつ理解してもらえることが増えてきた。この少しだけ増えてきたというところがなかったら、鬱になっていたと本気で思う。
出発前に立てた目標
新しい趣味を始める(ゴルフ、テニスとか?)
英会話に行く
一生付き合えるような友人を5人以上つくる
帰国後に武器になる経験をする(仕事?英語)
これは私が日本でのワンオペをしていた頃、引越し後の目標を書いていたもの
まだ半年近くいる中で1つも叶えられていない。
後2年半ある海外生活。2年半しかないともいえる。
人生は一度きり
泣いても笑っても三年間の海外生活は一度きり。
すぐにでも目標だてた項目に取り組まないとなと感じる。
いまの生活を続けて行き、帰任を迎える時、私はなんでここにきたんだろうと不満を抱えてかえることになる。そして日本に帰っても3年以上のブランクがある中でキャリアも失い、よりその思いは強くなると思う。
子供を産み、育てているということ
ここまで読むと子育てが嫌なのかと思われそうですが😂全くそんなことはありません。5年ずーっと妊活をして顕微授精を3回もしてやっとやっと授かった子供。妊娠期間〜出産も1人で乗り越えられたのは、本当にかけがえのない存在だったから。
妊娠できた奇跡、自分も妊娠ができたんだという奇跡的な感動をずっと感じられたから、1人での生活もお腹の子と一緒に乗り切れたし、日本でのワンオペの育児を終え、海外で育てているいまでも尚とても愛しい存在です。
これから話せるようになるとまたまた苦労はあると容易に想像できるけど笑、その時期が来るのも楽しみです。
この子には将来たくさんの経験をして成長してほしと思うのに、自分自身はその姿から離れてしまい、成長できていないという自分へのもやもや。
人生は一度きり。何もせず後悔して終えないために記録しておきたい。
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