大好物【好きな歌紹介 No.10】

節分だったり、ちょっとずつ梅の花が開いていたり。
春の足音が聞こえてきます。

まだ寒いですが。

そんな冬の終わり、春に足先だけちょんって突っ込んだくらいのところでおすすめの一曲。

スピッツさんの「大好物」。


もともと「きのう何食べた?」という実写ドラマが大好きなのですが(この話は別日に語りたい、語ります)
そのドラマの劇場版の、主題歌でした。

ベースの音楽の心地よさ、歌声の優しさ、
そしてスピッツさんの曲は何より、言葉選びが本当に秀逸。
心がふわっと柔らかくなって、ちょっとだけ体温と口角が上がるような、そんな曲です。

「君の大好きなものなら僕もたぶん明日には好き」

人間なにごとも好みがあるしそれは違って当然だけど、
たとえば一緒に暮らして食卓を共にするとき「お…?あんまり食べたことない食べ方だぞ…?」っていうもの、出てくるじゃないですか。

私の場合、まぁそんな大したことじゃないんですけど、お鍋がそれにあたりました。
食べづらいという一点だけを理由に、私は骨付き肉以外を選んでたのですが、だんなさんは手羽元でお鍋をつくる人だったんです。
(熱いなぁ〜手汚れるしな〜)と最初こそ思っていましたが、今では骨の出汁がいい味なんよ!って思ってます。

曲の紹介しながらのろけるなって話ですね、ふふふ。

「『(僕が大好きな)君』の大好きなものなら」という意味なんだろうな、と曲を解釈しています。

人生は、人との出会いや別れを繰り返して、本当に大切な人と一緒に暮らしを共にしたりして、「色を変えながら」彩り豊かにくるくると続いていくのでしょうね。

明日から春です。

2024.2.3

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