初めて聞いた糸球体腎炎
大学病院の腎内科に何度か通った。
その度に尿検査で潜血が検出された。
「自然になくなることもあるので」
その言葉が頭に残っていた。
でも何回か通ったある日、先生が言った。
「まるさんは糸球体腎炎の可能性があります。いつか腎生検になるかもしれませんね。」
聞いたこともない病名だった。
特に詳しい説明もなかったので、家に帰って調べた。
糸球体腎炎というのは要は腎臓は血液を濾過する役割があってそれを担うのが糸球体という組織で、それが炎症を起こしているということだった。
後々分かるがこの糸球体という組織は非常に精密で一度だめになると二度と元には戻らない。
糸球体腎炎は火事に例えられ少しずーつゆっくりと燃え広がり、燃えたところは戻らない。
燃えた部分の役割は他の糸球体に負担をかけていく。
怖いですよね。自分で調べながらえーって感じでした。
最終的に腎臓が機能しなくなってしまうと、腎不全そして透析が待っています。
透析になったら人によりますが週3回、毎回5時間程度機械で血液の濾過作業が必要です。
また透析となっても、機械は腎臓の機能を完全に代替はできません。
寿命は健康な人の余命の半分と言われています。
例えば20歳の健康な人の余命があと60年なら、
20歳で透析になった人の余命はあと30年ということになります。
もちろんそうならないために、移植と言う手もあります。それはそれで色々困難はあると思いますが。
お医者さんは血尿が出てる段階では、ここまで説明してくれないことが多いのではないでしょうか。
でも最悪どうなるのかって自分の病気なら知っておきたいと思いました。
自分で自分の病気について調べることはとても大切だと気づいた出来事です。
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