副鼻腔炎になって精神崩壊した話
副鼻腔炎をご存じでしょうか?
・・・「ご存じでしょうか?」と問えるほど専門的な知識があるわけではないが、私は人生で2度経験がある。
1度目は8年前、上の子がもうすぐ2歳になるくらいに、義実家を夫と子供の3人で出て新しい仕事を始めたばかりのころ。
2度目は2週間前、下の子がもうすぐ2歳で、今までの夫の言動に不満がたまり別居を考え始めたころ。
そう、私の場合強いストレスが副鼻腔炎という悪の病を引き起こすのだ。
副鼻腔炎になるとどうなるか、ご存じない方も多いと思う。
検索すると、「鼻水、鼻づまり、顔面の痛み・圧迫感、頭痛、味覚・嗅覚の低下」と出てくる。
字面では大したことなさそうだ。
実際1度目の初副鼻腔炎では、発熱、だるさ、咳があったので、内科を受診したが、もらった薬ではもちろん効かず、その後顔面の痛さに加えて、歯も激痛になる。
フクビクウエンなんて言葉も知らなかった私は、顔面の痛さは別の病気なのではと思い、歯は虫歯なのかと思い内科でも言わなかった。
結果それが診断を遅れさせる原因だったと思う。
上の子も風邪で休みになったが私も体調が悪いので、子供をおんぶしながら点滴を受けたこともあった。
2度目の今回は、ただの咳が5日ほど続いた。ストレスからくる咳だと思いこんでいたが、5日目に嗅覚と味覚がまったくなくなった。
コロナかもしれないので検査をしたところ陰性だったため、すぐ副鼻腔炎の治療をしてもらえた。
薬を飲み始めたら、ずっと続いていた咳もピタッとやみ、咳始まりの副鼻腔炎もあるのだと知った。
それでようやくタイトルの精神崩壊になった話だが、今回の副鼻腔炎の症状は私の精神をことごとくむしばんだ。
もちろん1度目も精神崩壊しているのだけれど、詳しくは忘れてしまった。
まず、体のだるさがつらすぎて泣く、頭全体が熱を持った状態がつらすぎて泣く、咳込むたびに頭痛よる苦痛で泣く、咳が止まらず泣く、ちょっとしたことで激怒、烈火のごとく怒鳴る、大声で罵倒する・・・という散々な醜態を子供にさらすことになる。
今となっては上の子には本当に申し訳ないことをしたと後悔している。
地の底まで落ちた私の精神状態であったが、きっとこのままいくとうつ病になるのだと思う。
実際副鼻腔炎にかかると、うつ病にもかかりやすいらしい。
私の場合はふと、こんな精神状態じゃ子どもを養育できないと判断されて、子供たちと離れ離れになるかもしれない、成長を見られないかもしれない、と思ったときに「こんなことでやられてたまるか!」と心で声がした時には元に戻っていた。
ただの鼻づまり・・・副鼻腔炎を甘く見てはいけない。
それは精神崩壊の始まりかもしれない。
副鼻腔炎にならないためにも、ストレスとの付き合い方を学ぼうと思う。
それと、カイロプラクティックで骨盤を整えたり、夫婦カウンセリングも始めようと思っている。
ああ、もう2度と副鼻腔炎にはかかりたくない。