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ツールに依存しないデザインの本質とは?

こんにちは、まーるです!
最近、鏡の前で「ナイスミドル」を目指している最中です(笑)。

ところで、デザイン業界では「Canvaデザイナー」という言葉を耳にしたこと、ありませんか?
シンプルで使いやすいツールですが、これだけでデザイナーと呼べるのかと疑問に感じることも。
今日は「ツールに依存しないデザインの本質」について、少し深掘りしてみたいと思います。

「Canvaデザイナー」という表現の意味

まず、「Canvaデザイナー」とは、Canvaというデザインツールをメインに使いこなす人を指します。
Canvaは誰でも簡単にデザインが作れる便利なツールとして有名で、豊富なテンプレートや直感的な操作が人気の秘密です。

ですが、ツール名を冠することで、そのデザイナーが特定のツールに依存しているような印象を持たれがち。

例えば、Adobe Illustratorを使っているからといって「イラストレーターデザイナー」とは言いませんよね?
これは、プロフェッショナルなデザイナーがツールに依存せず、幅広いスキルを持っているからなんです。
Canvaデザイナーと名乗ることで、「あ、その領域に精通してるのね」とわかりやすいメリットもありますが、ツールはあくまで手段であり、デザインの核心にはクリエイティブな発想と問題解決能力、デザインを通じたコミュニケーションにあるべきだと僕は考えています。

デザインの本質。ツールを超えた創造力

デザインの本質は「見た目を整える」こと以上に、問題解決とメッセージを効果的に伝え、人の心を動かす。つまりコミュニケーションだと考えてます。
プロのデザイナーが求められるスキルは、ツールの操作技術だけではありません。
以下のような要素が重要です。

創造性と問題解決能力

デザイナーは、クライアントのニーズや課題を理解し、視覚的にわかりやすく伝わるものを表現するのが仕事。
例えば、新しいロゴを作る際には、企業のビジョンやターゲット層を深く理解し、単なるデザインではなく、ビジネス戦略に貢献できるロゴを提案します。ロゴもチラシもポスターもデザインは単なる「飾り」ではなく、クライアントにとって価値を生み出す手段です。

ビジュアルコミュニケーションの力

デザインは、視覚を通じてメッセージを伝えるコミュニケーション手段です。

色彩理論やタイポグラフィの理解、レイアウトの知識は、そのメッセージをより強力にするための基本的なツールです。これらを組み合わせることで、ただ美しいだけでなく、意味のあるデザインが生まれます。

ツールに依存しないプロフェッショナリズム

プロのデザイナーは、特定のツールに縛られることはありません。Photoshop、Illustrator、Figma、そしてCanvaなど、多くのツールを適材適所で使い分ける能力が求められます。

ツールは目的を達成するための手段であり、重要なのはそのツールで何を生み出すかです。
ツールが提供するテンプレートを使うだけでは、独自性が欠け、個性が埋もれてしまいます。だからこそ、ツールの背後にあるデザインの原則をしっかり理解し、それを駆使して問題を解決する力が重要なんです。

Canvaの可能性とその限界

とはいえ、Canvaには多くの利点があります。特に、デザイン初心者にとっては学習コストが低く、すぐに使い始められることが大きな魅力です。
これにより、より多くの人がデザインの世界に足を踏み入れるきっかけになります。

また、プロのデザイナーでも、手軽にプロトタイプを作成したり、シンプルなデザインを素早く仕上げる際に便利です。  

しかし、Canvaを使ってデザインをすることと、プロフェッショナルなデザインを行うことは同じではありません。ツールはあくまで道具にすぎず、プロのデザイナーに必要なのは、クライアントのニーズを的確に理解し、問題を解決するための柔軟なスキルセットです。

まとめ

「Canvaデザイナー」という言葉は、ツールに特化したデザインを提供する場面では有効かもしれませんが、プロフェッショナリズムを示すためには不十分です。
デザインの本質は、ツールではなく、その裏にある創造力や問題解決能力にあります。だからこそ、幅広いツールを使いこなすだけでなく、そのツールを通してどのようにメッセージを伝えるかが重要なんです。

皆さんも、ぜひデザインを楽しみながら、ツールに頼りすぎずに自分のスキルを磨いていってください。
デザインの世界は、学ぶほどに深く、面白いもの!です。
今日もクリエイティブな一日を!

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