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【越境対談】党派を超えて石垣を語る vol.3|市議会議員対談:長山いえやす×花谷シロー@石垣島
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編集部:野党のダメなところ、是非聞かせてくださいよ。
花谷:書かないでほしいんですけど、これ(笑)
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編集部:書かないっす、書かない。
(書いてる↓↓↓)
花谷:まぁダメなところというか。野党って、中山市長をはじめ与党に敵対するのが野党の立場じゃないですか。で、だからやっぱり、市長や与党の悪いところを言ってしまうんですよ。
長山;えー、やだなぁ。(笑)
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花谷:でもそれは与党だってそうでしょ(笑)
長山:はい。(一同爆笑)
花谷:でも、僕はそれが嫌で。よろしくないなと。でもそれって、人のことを悪くいうのが嫌だとかそういうことではないんですよ。僕らは「野党」じゃないですか。僕は、野党という立場で、選挙で勝っている側に文句を言うことは、選挙中は良いですけど、裏でそれをやっていたら、進捗がない状態だと考えているんですよ。なぜ選挙で負けたのか、相手のいいところを話し合って分析していかないと。今回の選挙では負けたけど、こういうところが良かったよねとか。議会の中でも、僕は中山さんのいいところを話すんですけど、悪いところを話すと言うのは、なんの意味があるんだろうと言うことをいつも思っていまして。
編集部:いやぁ。これは、、、是非書きたいです!ものすごく価値のあるお話だと思うので、書かせてください。
花谷:そ、そうですか?(笑)
編集部:では(笑)中山さんの良いところというのはどういうところだと思いますか。
花谷:中山さんは、やっぱり、ご自身の主張や政策が非常に明快で、政治関心のない人にとってもストン、と落ちてくるようなことを話されるんですよ。一方、野党、特に沖縄の野党や我々はと言うと、イデオロギーが入っちゃってるが故に、前段の話が長くなってしまう。生活に根差した話をしようとはするんですけど、例えば民主主義どうこうと話したところで、政治関心のない人にどこまで響くかと言ったら、確かにそれって大切だよねと思いながらも、投票には結びつかない。中山さんは、市民が求めているものと、自分たちがいいと思っているものを乖離させないように主張されている。僕らもそうしていかないといけない。
長山:中山さんに伝えておきますよ(笑)
花谷:いくら、あんなものはパフォーマンスだとか、何だかんだと言ったところで、結局選挙で負けてるじゃないかという。
長山:じゃあ僕も野党の良いところを言います(笑)。野党の皆さんは、本当にめちゃくちゃ勉強されてる。ものすごく準備もしてるし、調べていて。情報量で負けているなと、正直、危機感を持ってますね。
花谷:それは、負けてる側ですから(笑)
長山:野党の方では花谷さんとくらいしか、あまりお話できてないのですけど、花谷さんのような方が野党側にもう一人二人いたら、気軽に会えるのかもしれないですね。いろんな方がいらっしゃるので、僕が知らないだけなのかもしれないですけど。
花谷:僕はあまりイデオロギーやこだわりがないんですよ。だから極端な与党系の人とも、結構普段から仲良く喋ってはいるんです。仲間さんとも昼休みとかもずっと話してたりするし。プライベートで電話もしょっちゅうありますよ。
長山:そうなんですか?
花谷:はい。まあ、イデオロギーがないというのも、僕は元々、政治家になる前には、投票には行っても政治的な活動は全くしていなかったんですけど。島の政治って、他の地域とは全く違うんですよ。どこに行っても顔が割れているというか。例えば東京で市議会議員が歩いて「ああ、どうも」なんていうことは滅多にないと思うんですけど。石垣では若い人も選挙に出にくいだろうなと。(笑)
長山:そうですね。さっきも言ったんですけど、僕も石垣では若い人が全く政治に参加していないのはなんでだろう、という疑問がきっかけで立候補を考え始めたので。アメリカでは本当に若者が目をキラキラさせながら話をしてました。でも20代のころと35才になった今では全然考え方も違うんですよね。当時は、石垣にももっと若者が遊べるようなところ、それこそ街にクラブなんかがあった方がいいなとか思ってたんですけど(笑)、今は自然の中でゆっくりしたいですし。世代によって、色々変わってくるなと・・・。
花谷:(笑)石垣だったら、街中を歩いていたら、何人にも声をかけられるし、そういう意味では若者が政治活動しちゃうと暮らしにくいっていうのはあるんでしょうね。僕はあんまり人目が気にならないし、人にどう思われているのか気にならないんですけど。うーん。僕は、さっきから、これ言おうかどうか迷ってたんですけど・・・。
編集部:そういうことこそ聞きたい。聞きたいです。お願いします!
花谷:そうですね・・・。島で育つと、人からどう見られているかっていうのは、すごく大事なことではあるんですよ。島の中での自分の立ち位置とか、そういうことって気になるし、僕も気になってはいたんですが、そういうことが気にならなくなるきっかけというか、そういう体験があって。
次号、花谷議員の衝撃のライフストーリーが!お見逃しなく。
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