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閉経までお付き合い
私は物を捨てることが得意でない。
小さな端切れも、「シルバニアファミリーのうさぎちゃんの服が作れるかも」と思って、なかなか捨てられない。
(でも、未だかつてうさぎちゃんの服を作ったことはない)
そんな、物を捨てるのが苦手な私が十年来愛用しているのが布ナプキン。
今回は布ナプキンへの思いを記したいと思います。
出会った最初は度肝を抜かれた。
というのも、想定以上に値段が高かったから。
血の付いたナプキンを洗ったことのない私は、本当に布ナプキンと今後お付き合いしていけるのかどうかわからない。
値段の高さは、当時、気軽にお試しできない心境にならざるを得なかった。
「これを買うからには、使わないともったいない…」
飽き性のわたしに続けることができるのか、不安を感じながらの購入だった。
買ってから初めての生理。
ドキドキワクワクしながら付けてみる。
今までの使い捨てナプキンとは違い、モコモコした使用感。
あぁ、でも、あったかい。
滑らかなネル生地がとても気持ちいい。
問題は洗濯。
使用前に下調べは完璧に終わっていて、どうやるかは頭に叩き込んでいた。
その当時最善と思われる方法で洗ったにもかかわらず、白くて美しかったネル生地に茶色のシミが残って、悲しい気持ちになったことを覚えている。
(どう洗ったかは忘れちゃったー)
使えば使うほど徐々にうっすらと布が色付いてきて、
(思い切って経血染めと呼んでみる)
シミも目立たなくたって来た。
思い返せば十数年のお付き合い。
(子ども妊娠中&授乳中は生理お休みだったから、実質10年弱くらい?)
ネル生地は使えば使うほど柔らかくなってきて、でもまだまだ気持ちよく使えそうな頼もしさ。
防水シートも、取れそうになっているスナップボタンを縫い付け治せばまだまだ現役。
布ナプキンに出会えてよかったなぁ、と生理のたびに実感する。
洗えばまた使える、水があれば大丈夫、という安心感。
布の柔らかく温かな心地よさ。
経血を確認しやすいから、自分の体調の変化の見えやすさ。
使い捨てナプよりゴミが減る気持ちよさ。
そして、自分で洗い何度も使うことで、愛着が増していく、大切な相棒。
自分の子どもたちにも伝えていきたいなぁ。
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