きいちごハンターズ
小さな赤い一粒、口の中に入れると、芳醇な香りと甘酸っぱい幸せの味。
いつかこれを満足するくらい食べてみたい。
大好き、きいちご。
私と娘二人はきいちごが大好き。
私自身は子どもの頃に食べたことはなかったけれど、娘が生まれてから、無農薬の果物が貴重だと知って、
「だったら、自然に生っている果物を食べよう!」
ということで、それ以来きいちご採りを愛している。
ほとんどのきいちごには棘がある。
素肌で草むらに飛び込もうものなら、身体中が傷だらけ。
昨日は森のようちえんできいちご摘み。
ズボンを履いて、準備万端。
今日は散歩中、思いがけずきいちごを発見して、草むらに入る。
二人ともワンピースを着て、足が無防備だった。
けれど、あの輝く赤い粒を見つけたら、向かわない訳にはいかなかったらしい。
ズンズンと進んでいく姉妹。
小さな手のひらに、溢れんばかりのきいちごを乗せて、ご満悦の表情を見せながら帰還してきた。
どれもルビー色にキラキラ輝いて綺麗。
大事そうに少しずつ頬張りながら、帰り道を歩く。
家に帰ると、棘が触れて、ひっかき傷だらけの足。
その傷を見た娘、「イタイ…」なんて言ってたけど、草むらで夢中になっているときは、全然気にした素振りは見えなかった。
夢中でいるって無敵ですな。
きいちごって、自ら採るプロセスも込みで、あの美味しさがあると思う。
沢山採って、それを家で食べても美味しいんだけど、やっぱり採ってすぐ口に放り込んだほうがずっと美味しい気がする。
そして、歩いているときに、きいちごの葉っぱがないかなぁって探すワクワク感。
赤い実を見つけたときの喜び。
娘と共に、楽しいひととき。
自然の恵みに感謝です。
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