Surface Pro X,9試した末に8に決定!
前回Surface Pro Xと9を比較しましたが、導入当初の想定では軽めの作業のみをすることを前提にペンが使える軽いWindows端末という環境で考えていたため、Pro9はCore i5 8GB/256GBというスペックを導入していました。
しかし、実際に使ってみると、思いのほかSurface Pro 9は使える端末だったため、IllustratorやPhotoshop、3D間取り作成ソフトなども使いたくなり、そうなるとメモリ8GBでは足りず、16GBモデルが欲しいという状況になっていました。
とは言ってもCore i5でもメモリ16GBモデルは18.5万円はする状況です。むむむむと思いながら、Pro 8の情報を確認すると、液晶は120Hzにすでに対応、バッテリー駆動16時間、重さは若干9よりある程度とCPUが1世代前という点以外は十分お安く手に入る事がわかり、探してみるとお得な端末が!!というわけで、購入してみてしまいました。
スペックはCore i7 16GB/256GBを1TBに換装の予に定でしたが、、、、Intelの11世代のCPUは以前使ったLenovoの端末もそうでしたが、マウスはプチフリーズするし、SSDとの相性も出やすく、様々な問題をかかえているままでしたw
結局2日かけて10回以上クリーンインストールを繰り返した末に、速度も容量も落とした手持ちの512GBのSSDに変更したところ、驚くほど本体の発熱も無くなり、驚くほど快適に!!バッテリーも9より持つ気がします!
そんなこんなで、X,8,9を比べた結果は
Surface Pro X がおすすめな人
移動が多く、出先で書類を頻繁に編集する人
ペンを使って打ち合わせをする人
Pro Xは最適化されたソフトの動作は非常に良いので、今後もWindowsのARM最適化が進むことで、楽しみな1台です。
60Hzの液晶ですが、ペンの追従性は十分合格点です!
64bitのアプリが動くようになり、Windows10の頃よりはかなり使いやすくなっていますので、10万円出して試してみたいという方はぜひ!!
Surface Pro 9(i5 8GB)がおすすめな人
ブログ更新がメインで、CanvaやFigmaなどのアプリで更新する人
ペンを使て打ち合わせをする人
Pro 9のi5 8GBモデルはCPUの処理能力は11世代のi7並みになっているのですが、OSを起動するだけで6GB程度はメモリを消費するので、クリエイティブ系のソフトは快適には動きません。そんななかでもCanvaやFigmaのようなブラウザベースのアプリは快適に動きますので、ブログ更新くらいでお考えの方には十分なスペックだといえるでしょう。
ただし、動画編集は絶対に無理なのと、まともな動作をさせるためには、バッテリーは電源の設定をおすすめから高速な設定に変更するひつようがあり、1hあたり20%の消費とかなり筐体が熱くなることを覚悟する必要があります。
Surface Pro 8 i7 16GBモデルがおすすめな人
クリエイティブアプリもまともに動くのがこのモデルです!セールも定期的にあるので、タイミングが合えばPro 9(i5 8GB)モデルより少し高いくらいで買うことができる時があります。
動画編集もエンコードが若干遅いですが、作業は可能なレベルです。
最新版ではありませんが、十分なスペックを手軽に持ち歩けるのは大きなポイントだと思います!また、個人的に使ってきた感想ですが、12世代のCore iシリーズのUは省電力のコアが出しゃばりすぎて、普段使いは11世代の方がレスポンスも良く使い勝手が良いと感じています。その点で見ても実はPro8は優秀です!※バグは多いですがw
とまぁ、実際に3台を並べて使うとPro8の使い勝手が群を抜いています。
多くのレビューでも価格を考えるとPro8で良いや、Pro9よりPro8の方がベンチマークが高い結果が多いなどの情報も見つかります。
また、これはCPUのコアの事情ではありますが、11世代のCore iシリーズは省電力モードでも比較的高速な処理をできるようなコアを積んでいますが、12世代は省電力にかなり振っているため、軽い処理を行うときにモッサリ感が否めません。また、なぜか軽い処理でも筐体が熱くなることが多かったです。これはまだソフトが最適化されていないのでは?という意見も多くみられますが、それは違うと思っています。なぜならもうとっくに13世代のCore iシリーズを搭載したパソコンが出荷されているからです。スマホもそうですが、なぜかMicrosoftは1世代前のCPUを積む事が多いのでそこは残念です。
とはいえ、つまりバグの多い11世代よりバグは少ないけれど、12世代はベンチマークの割に体感が遅いという傾向があると考えています。
Surface Pro 8のバッテリーの持ち具合
Surface Pro 8のバッテリー持ちは、Pro X並み!とは言い切りませんが、Pro Xに近い体感です。常時LTE接続ではないので、移動中はどうしてもスマホのテザリングをONにする必要がでてきますが、そのひと手間だけであとはサクサクです!現状で手持ちのLenovoのRayzen7 5800U 16GBなどと比べても、見劣りするほどの差はなく、持ちあげるとSurface Pro8の軽さがとても良いと実感できます。
SurfacePro8以降は高解像液晶が見やすい!
Surface ProシリーズはPro4までは使っていたのですが、せっかくの高解像液晶ですが、4Kではないため、推奨の200%で使うとフルHDより作業スペースが狭くなるのが嫌で150%で使うのが常でしたが、Pro4のころは150%で作業すると綺麗に拡大できる文字ですらぼやけて見えるという状況が続き、嫌になってフルHDの画面が選べる普通のノートパソコンを選びまくってきましたが、ProX、Pro8、Pro9は150%表示で文字が見にくいということは全く起こりません!もしかするとWindows11の処理のが最適かされたのか、解像度が150%したときにキリの良いピクセル数になったたけかもしれませんが、どちらにしろ、使いやすいことに変わりはありません!※もちろんアウトラインではなくドロー系のアイコンなどは強制的に150%拡大がかかるので若干ぼやけるのは変わっていませんのでご注意ください。
型落ちで価格も落ち着いているSurface Pro 8は今が買いかも?
正直最新版を使い続けることが好みな私ですが、Surface Pro 8に関しては型落ちで十分という判断に至りました。今後ソフトの最適化などでPro9が優位になることは十分あり得ますが、圧倒的にPro9が優位!!という状況になることは無いと思いますので、私としてはPro8を推す方向です!
Surface Pro 9のおすすめポイント
写真を見るとわかるのですが、Surface Pro X,8,9の外観は背面の出材が結構違います。
Pro Xはファンレスなので、シンプルかつ薄い筐体で排気の穴もありませんが、カメラのある部分におそらくLTEのアンテナが埋め込まれているであろう感じで樹脂?ゴム?みたいなラインが一本ズバッと通っています。ここは少し恰好が悪いですね。
Pro 8はPro Xほど目立ちませんが筐体の側面上部に樹脂?ゴム?のラインを入れていますが角までは届いていない感じですので、デザイン性は比較的守られています。
Pro 9は筐体どこを見ても樹脂?ゴム?のラインがなくなっているので、デザイン性は一番良いですね!また、Pro 8以前の機種はシルバーとブラックの2種類しかありませんでしたが、Pro 9で筐体の色も選べるようになったので、カラーにこだわりのある方はPro 9一択でしょう!
もちろんメモリ32GBのタイプを選びたい人もPro9一択です!※32GBのメモリを積むということはクリエイティブなソフトやゲームをするということだと思うのですが、正直CPUとGPUがそこまでのレベルではないので、メモリを32GBにしたからといって16GBモデルより凄く処理が速くなった!ということを体感できるとは思えないので、その程度のところに重きを置いて30万円以上を出すのはおすすめしませんが、可能です!
現状でProX,8,9を比較してみた感想はこんなところです。Pro9の使い勝手がPro8を超える日は来るかもしれませんし来ないかもしれません。カラバリとデザイン性と最新版という誇りが重要な人向けのPro9と実用性重視のPro8、ARM版Windowsのロマンを感じたい人向けのProXという棲み分けがいいのではないでしょうか。※Pro9 5GはARM版ですが、現状の対応ソフトを考えるとProXで試す方が良いと思います。25万円払ってもロマンしか手に入らないのがおちだと思うのでw
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