#66「わたしの」を創るたのしさが、複業(副業)にはある
わたしは、会社員とママの2足のわらじをはきながら、複業(副業)としてグラフィックレコーダーの活動をしています。
会社員をしているお母さんから
といっていただくことも、たくさんあります。
うん、たしかに時間の工面は大変。でも、めっちゃ楽しいのです。
課題も反省も山積み。でも、「辞めよう」とはならない。
なんでこんな複業に熱中できるのだろう?と自分でもよくわかっていなかったのですが。
「わたしの」が創れる楽しさが、複業にはあるからかな?と気づきました。
会社員は「誰かの」やりたいを達成するために、分担された役割を果たす
ビジョンに共感する会社に入れると、やりがいがある。といわれるように。
何かの組織に所属することは、「誰かの」やりたいを達成するために、自分の時間を捧げるということです。
会社員として働くときには、目の前の単純作業が、何につながっているかを(ビジョンを)意識できればやりがいにつながるんだろうな、と感じています。
複業は、100%が「わたしの」
一方、複業は100%が「わたしの」です。
そもそも何をやりたいのか、どうやるのか、どうしたらつづけられるのか。もっと人に届けられるか。
人の力を借りる・相談するという選択肢も含めて、自分で一つずつ意思決定していきます。
だれも代わりに動いてくれません。めっちゃ進みは遅いです。特別な人を除いては、大それたことは成し遂げられないかもしれません。
でも、進みが遅いからこそ、その進みを自分が見逃してしまうことはなくて。
こんな手作り感が、効率化された、日頃は組織として働く人間にはとても新鮮で、楽しいんだと思います。
スーパーで野菜を買った方が早い。けど、1から土いじりして、日々水をやって、栄養を考えてをくりかえして野菜を育てるのと似ています。
「わざわざ育てるなんて大変そう!」「手間とかすごそう」といわれようが、本人はそのプロセスがめっちゃ楽しいのです。できた野菜が不恰好でも。やめない限り、少しずつ目に見える形で、確実に成長していきます。
うちの息子がなんでもない段ボールにテープと折り紙を貼って、自分だけの物語を創るあの感じ。
もちろんマネタイズするためには、自分本位だけでは無理です。でも、まずは「わたしの」を大切に創って、それをどう伝えようかと試行錯誤するのが、複業の醍醐味だと思います。
じゃ会社員辞める?に対するわたしの考え
ここまで続けると、会社員はやめて、自分の好き・得意を武器に起業するのが素晴らしい!みたいな考えにたどり着きそうですが。
今のところ、わたしの場合は、会社員を辞める気はありません。会社員もしながら、複業もする。このスタイルが自分には合っているなと感じます。
お金、安定ももちろん理由のひとつですが、それだけではありません。
複業で得られる手作り感は楽しいけれど、やはり大きなことはそうそう1人のチカラではできないな、とあらためて感じたからです。
多くの人が分担して協力しないとできないようなことが、チーム(組織)なら目指せるんだ、とチームで働く強みにも気づいたからです。
このいいとこ取りができる暮らしというのが、金銭面での安定など以前に、今のわたしにはとても楽しいんだと気づきました。全然ちがうからこそ、それぞれの面白さがあります。
なんか最近、自分の周りでは、会社員<好きや得意を活かして起業!みたいな風潮がある気がしています。
でも、本当にそうなんだろうか?と疑問に思う自分もいて。それをなんとか今回言語化してみました。
結局は自分がどう思うか、どう生きるかの話なんですよね。今のわたしは、会社員と複業を両方をたのしんでいきたいなと思っています。ちょうどこのnoteを書いている間に、どれか一つを選ぶのではなく、働き方をポートフォリオ化するという記事に出会い、共感しました。
同じく複業にトライしている方の感想が聞けるととってもうれしいです!あなたはどう思いますか?
▼このnoteを書いた人
「手書きのチカラで、伝わる実感を育てる」をモットーに活動するグラフィックレコーダーです。中身は2児のワーママ会社員。
ビジュアルシンキング・グラレコのコツや活用法を発信中。いそがしい毎日でも一歩をふみだせる、ビジュアルシンキング教室も開催しています。
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