-英語note- 英語力が伸びる人と伸びない人の違い
我ながら大袈裟なタイトルをつけたもんだ。
でも、これは10年ほど大手英会話学校でグループレッスンをやってきた私の中での経験から統計が出ている。なんとなく直感的にも話すと分かったりすることもあった。
英会話学校での講師のお仕事は実はティーチングだけではなかった。定期的にカウンセリングというのをやらなければいけなかった。学校側の意図は契約更新などのタイミングでやる気になって続けて欲しいというのも勿論だが、純粋にテストが終わった後や1年クラスを担当するとひとりひとりと個人でお話しする機会が持てたのだ。
クラスはレベルに分かれてはいたが、それぞれの担当クラスには本当に色んな人がいた。定年を迎えた方、ビジネスマン、高校生、主婦、留学を控えた人、転職したい人、など。今思えば生徒同士も普段出会えない人と交流できる貴重な空間だったのかもしれない。
もしかしたら目標が明確にある人が1番英語が伸びると予想するかもしれないが、もちろんそれも間違いではないが、実はそれが私の答えではない。
答えは実はとても単純。
素直な人だ。
英語学習の仕方を提案する私に対して、
『もう前からやってるから他の方法ない?』とか『クラスが簡単すぎるからレベルが高いクラスに入り直したい』こんな事をカウンセリングで言ってくる方がいます。
今の英語力の自己分析が全く出来ていない。
もしくは厳しく言うと、完全に間違っている。
英語って頭の中で『分かっている』のと実際に『スラスラ出てくる』のとは全くの別モン
それを知らない頭でっかちな人は英会話学校に通ってても通ってなくても実力はなかなか飛躍的には伸びないのだ。
英語ができるようになるかどうかは年齢や学校での勉強が出来る意味での賢さというのは、正直あまり関係ないと思う。私の結論は
素直に人の言うことに耳を傾け、やれば伸びると言われたことを信じて行動に移すことができる。
それは素晴らしい才能だ。
私は英語を教えることに関しては専門知識やノウハウがあると自負しているし、それを素直に聞いてくれる生徒さんにはいくらでも情熱を注ぎたい。
もちろん言ったことを実行したのに力がつかなかったと言われたくないし、生徒さんの時間や労力を無駄には出来ない。私自身も真剣に向き合う責任があるし、そういう素直な生徒さんたちと出会えると、講師冥利に尽きる。