まるぶん
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人々の灯り達
まるぶんの中でも『体言止め』を中心に歌詞を構成した珍しいナンバーです。いつもストーリー仕立てではなく、しきつめた言葉の組み合わせで風景や空気を表現できないかなーと、ちょっとマニアック?な取組みに挑戦したナンバーです。お楽しみください、笑 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 通り雨は過ぎ 透き通る世界 静寂な森が憂う 小さな木漏れ日 懐かしい歌 静かな想いが届く 透き通る小川 浮かんだ木の葉 同じところ、くるくると あかね色の山 ざわめく風 寂寞の想いが積もる 信じて選んだ道は遠く険しく見えた だけど愛しき人の想いが届きますように ひとびとの暮らしの灯りをともし 暗がりに揺れるキャンドルの炎を ひとつひとつ大切に守ることが 幾千の星をつなぐ 壊れた街並 瓦礫の山 乗り越えてきた記憶 行き過ぎた社会 早すぎる速度 どう歩けばいいの? 生まれたての子供が小さく握り締めてる 手のひらには数えきれない希望があふれてる 幼い頃のように星空を仰ぎ 手のひらを高く 掲げて歌おうよ ひとりひとりの声をあわせる事が 幾千の時をつなぐ 悪しき歴史にとらわれぬように 手と手つないで歩こう 目を合わせてそして前を向けば 争いはおこらないのに。。。
てのひらをずっと
変わるきっかけを待っている。そんな現代人は多い。けれど断言できるのは、誰もわざわざそんな機会を持ってきてくれやしません。だからこそやりたいことに懸命に手をのばして、肩や腕がつりそうになったり、物乞いかとバカにされてみっともなく見えたっていいじゃない?って想いを歌にしてみました。 体ごと望む世界=海に飛び込んでしまえば濡れてても気にならなくなるし、そんな人生のがきっと楽しいはず。コケて膝がすりむいて痛くても、バツが悪そうに舌を出して立ち上がったり、もっとバカやろうよ♪ってね。盛りだくさんなネタ探しの旅。そんなカラフルな人生がいいな。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 預けていた天使の羽根を 季節の風が運んでくれた 山々もこの海もやさしく微笑んでた 間違いなんかじゃないこの道はずっと 自分で選んできた道だから 共に歩き続けてるあの人達に誓って 届かない想いを胸に抱いて 探してるゴールに白い華を飾り付けて 薄紅色したこの空にはやがてたくさんの 星達がまた歌いはじめる ねぇ この窓の向こうから飛んでくる青い鳥を待つより このてのひらをずっとあの空にのばしていたい そう思いはじめてる 疲れ果ててた生きてくことに まわりがみんな壁にみえてた このままじゃ うごけない そんな風に勘違いしてた 夢みていた世界をいつも 追い掛けてきてはみたけれど あの人達に語りかける勇気が足りなくて 届かない想いを胸に抱いて 探してるゴールに白い華を飾り付けて 薄紅色したこの空にはやがてたくさんの 星達がまた歌いはじめる ねぇ この窓の向こうから飛んでくる青い鳥を待つより このてのひらをずっとあの空にのばしていたい そう思いはじめてる
愛すべき人達
実は20年前、神戸ハーバーランドで路上ライブを演ってた時、ギャラリーを集めるために最初にこの曲を歌って歩くヒトの足をとめてました、笑。 ヒトにはそれぞれ想いや望みがあります。だけどそんな自己都合を優先する一方で、日常の中には大切にすべき人、愛すべき人たちがたくさんあふれてる。そんな身近な人たちの存在に折り合いをつけない、なんて結論は悲しすぎますよね。だから忘れないでいて、そしてそれぞれ必死に一生懸命生きて、そしていつかはみんなでそれぞれの人生を語り合いたいな、なんて思って書いた曲です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー みんな ボクの歌を聴いてよ 早める足を少し止めて みんなが持ってる気持ちを 少しずつだけど話してみるから つまずきながら毎日を歩いて 変わらない道をひたすら進んで この先に何が起きてゆくのかさえ おおまかには想像がつくさ そんな日常なんてやってられない そうやって友達は街を出てった 残されたボクたちはなんとなく おいてけぼりになったみたい 遠い夜空を眺めてはみたけれど 今朝も変わりのない朝がきた 静かなココロに宿るもの 愛すべき人達よ みんな ボクの夢を聞いてよ 流れる雲の上に乗って 想い想いの夢の切れ端 ひとりひとりに届けてあげたい 『必ず夢を叶える』なんて そんな事みんな期待してる訳じゃない がんばる君の努力と苦悩の果てに 生まれるこれ以上ない笑顔が見たいだけ ぶつかる気持ちと気持ちがつくる 磨きこまれた世界は本当に素晴らしい だから自分の意見はまがりなりとも 伝えなきゃいけないと思うんだ 遠い夜空は今日も輝き 明日も変わりのない朝がくる 静かなココロに宿るもの 愛すべき人達よ みんな ボクの歌を聴いてよ 早まる足を少し止めて みんなが持ってる気持ちを 少しずつだけど話して行くから 遠い夜空は今日も輝き 薄れる闇も少しずつ晴れて そして今日もこの空の下 みんながんばっていくから いつかは一緒に話そうよ 遠い夜空の星の下で -----------------
月光(つきあかり)
月が好きなんです。いつまでもぼーっと見てられます。だから明るい月を『まるぶん』のコンセプトにしたくて、その代表曲としてつくりました。この時ってまだ会社員で楽しく仕事してたんだけど、ふと気がついちゃったんですよね。 いろんなことに取り組んではいるけど『自分は自由じゃない』。だからもう誰かに期待するんじゃなくて、自分がこの足で立ち上がろうと。今振り返ると、そんな覚悟を決めるための音楽活動だったかと思っています。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 前を向いていつも歩き続けてきたけど 少し疲れたたのかな? 小さく点滅してるシグナルを見逃していたかな 朝もやが晴れるまでいつも待ち続けていた ズルいボクはそうだったんだ 無理をしないことがスタイルだなんて 面白くないよね そして月日だけが知らず知らずに 過ぎ去っていくのが とてもコワい とてもツラいでしょ? 月の光はやさしく ボクらの頬を照らしてる 悲しみが少しでも晴れるように 輝きだした明日に 小さな夢を飾ろう 涙がこぼれないように 通り過ぎる風が運んでくれるハズのシアワセ 早く来ないかなって? 待っているだけじゃダメなんだってこと ちゃんとわかっているんだ 大切なヒトを見失うことなんて いつものことだけれど 思いやりとやさしさが足りなくて 途方にくれている そして月日だけが知らず知らずに 過ぎ去っていくのが とてもコワい とてもツラいでしょ? 月の光はやさしく ボクらの頬を照らしてる 悲しみが少しでも晴れるように 輝きだした明日に 小さな夢を飾ろう 明日が晴れますように そして月日だけが知らず知らずに 過ぎ去っていくのが とてもコワい とてもツラいでしょ? 月の光はやさしく ボクらの頬を照らしてる 悲しみが少しでも晴れるように 輝きだした明日に 小さな夢を飾ろう 涙がこぼれないように 月の光はやさしく ボクらの頬を照らしてる 悲しみが少しでも晴れるように 輝きだした明日に 小さな夢を飾ろう 明日が晴れますように ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
叶わない夢
もう20年ほど前、はじめて弾き語らーとしてアコギをにぎり『まるぶん』として活動スタートした時、地元の楽器店のコンテストでなんと優勝をいただけた悲しいラブソングです。この時まで歌うのが恥ずかしくてVoを避けてきたけど、ここではじめて覚悟を決めた遅咲き35歳デビュー、笑。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 割れていた携帯のホルダー 君とお揃いで買ったヤツだね もうかけられない番号と アドレスが消せない 出会いは土砂降りの雨の日だった 雨宿りの偶然でついつい会話が弾んで いつのまにか雨足は止まっていたけれど 僕たちの足音が走り始めていた 君と2人で駆け抜けた時間を巻き戻せたら 君をもっともっと笑わせてあげられると思うんだ それも叶わない夢だけど 初めてのデートは遊園地で しかし僕は乗り物がまるでダメだった だけど無理してでも2人で乗った 一緒にいるだけで笑顔があふれた とても2人は幸せだった ある日突然、携帯に悪い知らせが入る 駆けつけた病院のベッドの上に君は 深く静かに瞳を閉じていた 冷たくなる手をいつまでも暖め続けていたよ 何度も何度も叫び続けていた 君の名前を とても悲しい話です ずるいよ君はぼくはまだ気持ちを 伝えきれていないのに目の前から 消えてしまうなんて 君と2人で駆け抜けた時間を巻き戻せたら 君をもっともっと笑わせてあげられると思うんだ それも叶わない夢だけど
あかいそら
夕焼けがやたらキレいな日ってありますよね。そんな時ってついついみとれてしまったりするんですけど、ふと 普段の想いがにじみでてしまう。そんな瞬間を歌詞に載せたうたをつくってみました。「あかいそら」です。聴いてください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー あかいそらみてた 編みかけのセーターを放り出して まつげが濡れていた 別に悲しいわけじゃないのに 探していたのは 確かにそこじゃないのかもしれないけど 君のその足でずっと歩いて辿りついた場所だから あかいそらみてた 造りかけの家を放り出して ふと足がとまった 別に悩み事があるわけじゃないのに 探していたのは 確かにそこじゃないのかもしれないけど ボク自身がずっと歩いて辿りついた場所だから 探していたのは 確かにそこじゃないのかもしれないけど 君自身がやっと歩いて辿りついた場所だから あかいそらみてた 畳みかけのセーターを放り出して
見えない地図
2003年~2004年のたった2年足らずで解散したPICOってバンドがありました。その時の女子ボーカル用に合わせて作ったナンバーなんですが、他には類を見ないほど透明感が高い珍しい曲なので、改めて”まるぶん”用にキーを調整して歌っていた代表曲のひとつです。当時のPICOのメンバーや音楽仲間が気に入ってくれていたので、みんな頑張って生きてるかなー、って懐かしくなります。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー その掌からこぼれ落ちて行く砂と時間 胸元に咲いたトキメキは暗闇を明るく照らしてくれている 傷つくことに未だに慣れることは出来ないけど 永遠を知ればどんな痛みも戸惑いも苦しみも見えなくなる 遥か遠くこの空の果てまでも 届くほどの声で想い伝えれば 今より少し鮮やかな世界に変わる きっと 透きとおる雲が雨が降らせても 鳥の囁きが君を責めても 深く瞳を閉じて 戻れない時間を抱きしめよう 緑の風が吹き抜けていく特別な季節 どのくらい求めていいものなのか わからなくて道に迷っている 遠く海をくだる 果てしないこの旅路の果てはどこに? 月夜が映す長い人影に 寂しくて悲しくて泣きたくなる 暮れ行く空に星を並べたら 見えるはずのない地図がもらえるから グズってないでホラ手をつないでいこうよ 透きとおる雲が雨が降らせても 鳥の囁きが君を責めても 深く瞳を閉じて 戻れない時間を抱きしめよう 遥か遠くこの空の果てまでも 届くほどの声で想い伝えれば 今より少し鮮やかな世界に変わる きっと 透きとおる雲が雨が降らせても 鳥の囁きが君を責めても 深く瞳を閉じて 戻れない時間を抱きしめよう