20代女性2人でMLBを観に行く話⑦試合後編
専用の乗り場があることを学んだので、試合後にはUberで帰ることにした。
いわゆる日本のようなヒーローインタビューはなく、テレビカメラが大谷翔平選手と記者をうつしている感じはあった。特に球場ビジョンに映ることはなく、文化の違いを学ぶ。
名残惜しいが明日も来るし(2試合観戦予定)と、Uber乗り場に向かうことに。
広すぎるし、混むし、迷うし、まっすぐいけば10分もかからないところを20分くらいかけて見つけた気がする。
わからないことは聞くのがいい。
たとえ言語が通じなくても、わからなければまた次の人に聞くか!くらいの意思でいいと思う。調べることももちろん大切だが、最新情報じゃなかったり、欲しい情報に辿り着けなかったりすることもある。
そして Uber乗り場に着いたのだが、そこそこ人が多い。ただエスコンの帰りのバスよりは混んでいない。海浜幕張駅のZOZOマリン行きバスよりは並んでいるかも。
それぞれが自力でUberを呼び、きたらドライバーとやりとりをして乗るような感じだった。
(4レーンあって、ドライバーが到着レーンを教えてくれた。こっちから○番にいます!と言っても変わることがあったから、選べるのではなくてスタッフさんに誘導されてるのかも。)
ここで最大のハプニング。
電波が通じない。
旅史上、1番慌てたかもしれない。LINEなどの通知も来ないし、ネットに繋がらない。Uberだけが繋がらないなら他のやり方があったかもしれないが、電波がないのだから、なにもできない。
おそらくたくさんの人が集まって使用しているからだと思うのだが、とにかく困惑。
そしてさらに不安をあおるのが、治安の悪さ。
どうしよう…とオロオロしていると、「乗っていかない?」的なことを話しかけてくる「待ちドライバー」がいるのだ。正直怖い。見た目のことを言うのはよろしくないが、ほとんどが大きな男性なのである。
もう23:00近いし、Uberというシステムを通さずに乗ることは絶対にできない。
途中、現地の人(遠方から来たのかも。英語同士で話していた)に話しかけているところも見たが、料金などを聞いた上で断っていた。やっぱり乗らないよね、と安心?した。
待ち時間は、5〜6人で固まっている日本人の近くや、子連れの家族の近くにいた。2人だけで待つ、っていうのはちょっと厳しかった。
しかし、ずっと電波のないところで待つわけにもいかない。
そこで、スタッフのいる通路を歩きながら、人混みから離れてみることにした。スタッフさんが近ければ、危ない感じの人あまりいないし、なにより街灯のようなあかりがあるので、道が明るい。
でもその辺にも待ちドライバーはうろうろしていた。
しばらくすると、一台捕まった。すぐに予約して乗車。ここで初めてUberを使った私は「早く予約しなきゃ!」という焦りで、後から明細を確認したら謎に近くのスーパーマーケットにチップを払っていた。
108円。利用日は昨年のの冬。(コロナになったとき、使ったんだった。今更すぎるだろ)
YouTubeとかで予習することをおすすめする。知らない画面に焦るからね。
こうしてなんとか呼べた。ちょっといかつい見た目のおじちゃんだったが、めちゃくちゃ高評価だったので安心した。
Uberのいいところである。(これで心配なら配車キャンセルもできる)
ただ、この高評価おじちゃんは途中でこれまた謎にキャンセルされ、別の方がきてくれたのだが、こちらも良いドライバーだった。
謎キャンセルが生じたときは、「また配車からやり直しか!?」と思ったが、そこは次の人がすぐ手配された。(一概に言えるわけじゃないかもしれないので、参考程度に思ってもらえたらと思う。)
こうして、試合終了から1時間ほどかけて、やっとUberに乗ることができた。もし余裕があるのなら、予約しておくと楽だと思うが、その分金額は上がる。
ユニオンステーションまで無料バスでいくことも考えたが、駅周辺の方が治安が悪かったように思う。夜の駅は見てないが…
駅まで行ったけど、Uberが捕まらない。スタッフもいない。近くのお店もやっていない。という状況より、スタジアムの方がいいと判断して、無料バスは使わなかった。
試合後、どうやって帰ってるんだろう…Uberに苦戦したという話は見たことなかったけど、同じような日本人観光客はちらほら見た。
試合はめちゃくちゃ楽しかったが、思わぬ困難で帰路に着くこととなった。これも旅の醍醐味かもしれない。